異常気象時の運行中止を

異常気象時に運行中止を指示することは、人命に関わることなので早めの判断が必要です。なにも起きなかった、としても、それも正解です。

2022年4月に起きた知床沖観光船事故は無理な運航が原因です。なぜ運航を中止しなかったのか。それは運航管理者と経営者が同じだったからです。安全より利益が優先されたからではないのでしょうか。船だけではなく、タクシー、バス、飛行機、列車、すべて同じです。利用者だけではなく、乗務員の命が優先されます。

台風の接近にそなえて

台風14号はこれから上陸し、日本列島に沿って北上します。18日から20日にかけて被害が心配です。一方、異常気象時は忙しくなるのがタクシー業界ですが、タクシー事業者、そして運行管理者は、早めの運行中止指示を出してください。

日本気象協会 台風14号進路図
日本気象協会 tenki.jp【公式】 / 天気・地震・台風

 

運行中止の判断が遅くると事故リスクが高くなります。

運行管理者の独立性と運行中止基準の明確化を知床沖観光船事故の痛ましく悲しいニュースが流れる。 社長だけの問題ではない。運航管理者や船長も、運航の安全を第一に考えるのであれば、中止という決断をすることが出来たはずだ。…
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運行管理者の独立性と運行中止基準の明確化を

異常気象時における処置の目安

風速20~30m/s では、通常の速度で運転するのが困難になると言われています。[^1]

雨量が 20~30mm/hでは、ワイパーを速くしても見づらいとも言われています。[^1]

18日14時現在、25m/s以上の暴風域は北東に260km南西に185kmの広域です。赤い部分が全て暴風域になります。

別表】異常気象時における措置の目安

早い判断で、利用者と運転手の安全を確保してください。

お客様も無理を言わなでください。異常気象時には外出を控えてください。

[^1] 輸送の安全を確保し、持続的な物流機能を維持するため、 台風等による異常気象時下における輸送の目安を定めます。

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