タクシードライバーの孤独死 2024年3月9日 タクシー運転手になろう 数日前、タクシードライバーの孤独死があった、と聞いた。なにもタクシードライバーだけが孤独死する、ということではない。しかし、高齢化し非婚化が進む社会では増える。その傾向が高いタクシードライバーの孤独死も増える。 ボクが入[…] 続きを読む
16歳のボクたち 2024年1月25日 隠遁記 16歳のボクたちのことを思い出している。昨日は亡くなった友人の葬儀だった。ボクは、その時間に酒を飲んだ。そして、泣いた。 ずいぶんと長い間、音信不通だった。よくあることなんだろうけれど、ボクが地元を離れたことが原因なのだ[…] 続きを読む
クリスマスイブ 2023年12月24日 隠遁記 クリスマスイブだ。サンタは今晩やって来る。そしてケーキやご馳走も今晩食べる。子供の頃、ケーキは生クリームではなかった。おそらく、今ほど発達していなかった流通機能がそうさせたのだろう。ボクの住んでいた九州の集落では、ケーキ[…] 続きを読む
熊本にいた頃 – 6年目の祈り 2022年4月20日 タクシー物語 熊本にいた頃。湯らっくすがまだ、今ほど有名ではなく、運行代行をしていたKちゃんがそこをねぐらにいていた頃、ボクはまだ、人生をそれほど難しくも考えていなかった。 通算で10年ほど住んでいた。愛知県へは熊本から来た。そして期[…] 続きを読む
豊橋カレーうどんで考えたこと。 2017年6月28日 タクシー物語 こんな雨の日にも後藤さんはやって来て、 「K、ちょっと頼むよ」 「いいですけど、またパチンコにでも負けたんですか」 「いいや、ちょっと」 「ちょっと?」 「まあ、飲みに行くか」 「良いですよ」 「この金でさあ、まあ、オレ[…] 続きを読む
血煙荒神山 2017年6月4日 タクシー物語 なにが面白いのだろうか、なんて思っていた。 父は浪曲や講談を聴くのが好きだった。ラジオから流れる「ヘンテコリンな声」を、ボクたちは不思議に感じていたし、なにが面白いのだろうか、なんて言っていた。 「吉良の仁吉」なんて名前[…] 続きを読む
雪だるま 2017年1月17日 タクシー物語 霜も降りない土地で育ったものだから、雪だるまを作ったという想い出は、・・・、しばらく想い出していたのだけれど、どうもないようだ。何度か雪が降ったことは記憶しているのだけれど、黒潮が流れる暖かい海からの風が、積もることを邪[…] 続きを読む
成人の日に 2017年1月9日 タクシー物語 成人になる前から酒を飲んでいた。20歳になったら、少し堂々と酒を飲むようになった。 玉ちゃんやGさんに出逢ってから、それにくたびれた恋愛をするようになってから、斜めに構えて酒を飲むようになった。いつも小銭を抱えて、カウン[…] 続きを読む