距離 5年目の3月12日の朝に考えたこと 2016年3月12日 タクシー物語 ボクの生活は、5年前とほとんど変わることなく、朝にはこのアパートの階段を下り、仕事が終わると朝と同じままのこの部屋にたどり着く。休日にはボンヤリと外をながめて、たまには近くの公園へ散歩に行く。お腹が空いたらスーパーへ行き[…] 続きを読む
3月11日の朝に考えたこと 2016年3月11日 タクシー物語 信号を待っている梅の下、その交差点にも春は来ていて、うっすらと梅の香りが降りそそぐ午前5時あたり。庭木に梅、輪切りにした蜜柑が置いてあるのは、きっと鳥たちのためなのだろうと、ボンヤリと考えている間に信号がかわってしまった[…] 続きを読む
「ロボットタクシー」の実証実験について考えたこと 2016年3月8日 タクシー業界 おそらく、みんなの懸念は「安全性」「料金」「事故補償」なんてものなのだろうね? ということでタクシー運転手5人に聞いた微妙なアンケート「自動運転タクシーどうよ?」 ほんと微妙だね :) 「困る」 確かに困る。セイフティネ[…] 続きを読む
田原にて 2016年3月2日 タクシー物語 真夜中、ボクはぼんやりとあの頃のことを想い出していた。 駅周辺は切ないほど深刻にその頃とボクたちの距離を遠ざけていた。 あの日の夕方、ボクが座っていたベンチも、キミが哀しみの涙を流していた駐車場も、いまは遺跡のため息の中[…] 続きを読む
さぼる日と一億総活躍社会 2016年2月28日 タクシー物語 明日2月29日は、そうそう4年に一回のうるう日なのだ。ウルウル・・・。 え、うるう年って? 地球の公転は365日ではなくて、365日と約5時間50分なので、4年間で生じる24時間(1日)の誤差を修正するため、なのだ。 で[…] 続きを読む
タクシードライバー 2016年2月27日 タクシー物語 美雪は2学年下でボクの通っていた高校から少し離れた同じ市内の商業高校で、そんなに楽しくもない毎日を送っていた。 思春期の女性の自意識からのものではなくて、育った環境からなのだろう、いつも下を向いて恥ずかしそうに、聞き取り[…] 続きを読む
タクシーの終焉 2016年2月25日 タクシー業界 いえ、正確にはタクシーは残るのだけれど、タクシードライバーという職業はなくなるのだろう。 グーグル「無料送迎タクシー特許」に透ける野望 :日本経済新聞 将来的には、ドライバーが不要な自動運転車を同社の配車サービスに活用[…] 続きを読む
風に吹かれて 2016年2月25日 タクシー物語 The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind きっと冬も終わったんだろうね、なんて思っていたら、また少し寒[…] 続きを読む