期間従業員2割削減、期間従業員の募集は当分ありません

リーマンブラザーズが破綻した日に少し書いたのだけれど、こうなることはそれ以前、例えば原油高騰、そして世界販売台数の下方修正を行った時点で分かっていたのだけれど、それに追い打ち、というよりも、リーマンショック自体が要因になるのだろうけれど、その時よりは少し重暗な雇用状況に向かっているように感じています。
トヨタ期間従業員に行こう | リーマン破たん、期間従業員の募集はありません

トヨタ、半年で期間従業員2割削減 新規採用を凍結:NIKKEI NET
トヨタ自動車は国内工場で働く期間従業員を9月末までの半年間で約2割削減した。新規採用を凍結するなどして、今年3月時点で月平均約8800人だった雇用数を9月には約6800人に減らした。国内販売低迷に加え、米国販売の落ち込みが深刻化し、輸出を含めた国内生産が減少しているため。米国の金融危機が実体経済を揺さぶり、その影響が日本の雇用にも及び始めた。

田原工場のように北米向けの多い工場においては、更に期間従業員が減少しているようで、富士見寮から田原市内の各寮への移転ということも行われていて、来週までには、その移転も完了するように聞いています。ということを考えると、

田原に限っては2割どころか3~4割くらい減っているように感じます。噂では来年の夏頃までは田原の募集はないとか。
アメリカの不況がレクサスなどの売り上げにモロに影響してるでしょうから、田原は特に厳しいんでしょうねぇ。

というkeiさんのコメントのような状況なのだろうと思っています。
世界販売数の下方修正があったとはいえ、その数字は昨年並みだったので、それかの状況悪化が「2割削減」ということになったのだろうと考えています。新規採用凍結となると、更に全体数が減るのでしょうから、やはり3割4割ということになるのかもしれませんね。5000人とかそれ以下に。
それでも、まだそんなにいるのか、と思うほどの数字で、個人的には「どんだけ」と思っているのですが・・・。

期間従業員を正社員に登用していることも人数減につながったようだ。

と日経には書かれているのですが、それは毎年のことで毎年正社員に登用しながら、10000人規模の非正規雇用を続けていたわけで、「直近3カ月で約1500人を削減した」という数と正社員登用による削減ってのは、あまり関係ないように思います。3ヶ月で1500人という数字もスゴイのだけれど。
確かに雇用問題が悪化するのだろうけれど、何度も言うのだけれど、この日のために非正規雇用を増やし続けていたのだから、国を初めとして諸機関は次の一手はすでに考えているはずだろうし、なにをいまさら騒いでいるのか、と思っているのですが・・・。正社員は無傷なわけだしね。
これを機に完全失業率が急上昇するようだったら、この10年間、政府は雇用問題に対して無策だったということで、トヨタだけで10000人もいた非正規雇用について何も考えてなくて当初より見殺しにするつもりだった、ということだったということなんだろうし・・・。

8件のコメント

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    無ければないで、俺様には一切関係ねーことだす!だいたい雇用のことを考えれば大企業に問題があるだす、期間工が終わったら、ぷーた浪だすか?

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    ハタチの期間工さん、こんにちは。
    「廃棄」って感じもしますが、えっと、でもねえ、結局は「期間従業員」なのだから、6ヶ月だけということは理解しておかないと、とも思っています。
    雇用保険法や雇用法が変わって、その6ヶ月の意味というのが無くなってしまったところが問題だったりします。2004年以前のように、1年未満の雇用、6ヶ月勤務での失業給付だと、良かったのですが・・・。
    ただ、最初から「延長できる」と思って頑張ってきて、そういう思いで安全衛生にも行けないでも文句一つ言わないでやってきた、そういう人も多いのでしょうからね。
    延長を餌にする人もいますしね。
    「延長できない」と思っていないと、というか、それが契約だから、なんて割り切らないと・・・。
    それをあなたのような若い人に、言うのもツライ話なのですが、頑張ってもしかたない、と思うか、それでも頑張るか、というところで、人の差ってのが出てくると思います。
    その北海道の人は、まだ18歳なのだから、まだチャンスがあるし、たまにコメントいただくkeiさんのように、延長できなくても、もう三重での仕事が決まっている人もいますから、そこは、諦めも肝心、停滞より前進、だと、思っています。
    またコメントしてください。

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    田原笠山さんはじめまして。もう何年も前から拝見させて頂いており、僕自身も今年3月から期間従業員として赴任しています。
    期間延長のことですが、組によって様々で、全員延長できない組もあれば一部延長できる組もあります。
    ただし、僕のように1年未満の方がほとんどで。それにシニアなどの長期延長はほぼ皆無です。
    しかも他の部署への応援(主に機械部へ)という形での延長になりました。
    そして最大延長期間も全員2月17日までということなので、おそらくそこで期間従業員が必要か否かを決めて廃棄が始まるのでしょう。
    田原笠山さんのおっしゃる通り、期間工はすでに死んでおり、最後の最後まで使い捨てでその役目を終え、乾電池の様に消費されてしまうのですね。
    8月の初旬に、家族へ仕送りするため北海道から一人で出てきた18歳の青年が、延長できず短い期間で帰ることになりました。
    赴任当初、手首がパンパンに腫れあがっても安全衛生すら行かせてもらえず、それでも帰る訳にはいかず必死に耐えていました。
    ほんとに非正規雇用なんてのは報われないと改めて思いました。

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    >まことさんへ
    そうですね、物というか弁扱いですからね。
    まったく、その空前の2兆円ってのは、どうやったら得られるのか、と不思議に思いますよね。ま、10000人も調整弁もその利益の元だったのだろうし・・・。
    そのシナリオ、本当にぶっ壊す、ぶっ壊れることが出来るシナリオなのかもしれないと、考えています。
    >コロンさんへ
    そうですかあ、じゃあ、ボクと同じ時期に満了になったのですねえ。7ヶ月・・・。ボクは失業保険、ポリテクだったけれど、コロンさんは、一時金だけだったのかなあ。
    赤紙も来ないんでしょ?
    ホンダ熊本も募集してないだろうし、中津のダイハツはあるかなあ?大分キャノンは?
    自動車関連は少なめだろうけれど・・・。
    九州もないもんねえ。ボクもそろそろ、そのエンジンをかける前のドアを開けないと、と思っています。
    また様子なんかを教えてください。

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    はじめまして。
    毎回楽しく拝見させて頂いてます(^-^)
    実は私、昨年6月から今年3月まで田原工場の第1ボデー課で働いておりました。同じく九州は福岡出身だもんで田原笠山さんには何だか親近感が湧きます。こちらに戻って間もなく7ヶ月が経ちますが、未だに定職が見つかっておらず、日々不安と焦りすら感じてます。まあ、その背景には「最悪の場合はまたトヨタがあるや!」という安易な考えがあったからでしょうが…。しかし来年の夏までは募集がないというのは非常にショックなことです。そろそろエンジンかけて見つけないと。あ~、また田原に行きたいな~♪
     

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    雇用の調整弁とはよく言った言葉だと思います。
    いつでもクビにできるわけですから。
    金融不安どころか社会不安ですよね。
    史上空前の最高益とか言ってた時代に生まれた言葉が
    ワーキングプアですから
    不景気になると、考えただけで恐ろしいです。
    最悪のシナリオは始まったばかりかもしれないです。

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    赤ペン先生さん、こんばんは。
    ありがとうございます。今、訂正しました。

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    10000万人(1億人)、間違えてますよ。

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