ゴールデンウィーク メーデー2014
メーデー2014。
May Dayだった。International Labour Day なんて言うらしい。そう言えば「起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し」1なんて酔えば歌っていた人がいたことを思いだした。ボクより10歳は年上のKさんだった。
Labor
「labor」には労働という意味のほかに、陣痛とか分娩という意味がある。アダムとイブが禁断の実を食べたことによって神から課せられた「罰」としての労働と陣痛、それがキリスト教世界での「labor」の考え方だ。罰から逃れるために日曜日がある。
日本はと言うとドラマ「銀二貫」の松吉のように、丁稚として10年もの長期にわたって奉公先に住み込み無給で働くというような、24時間365日働くことを美徳とするような社会であったし、そういった名残がいまだに労働者の中には息吹いている。
いや、教育が就職のためにあるのなら、その教育のために税金が使われているのならば、現在でも労働こそが、すべてなのだろう。子どもたちは丁稚のように24時間365日勉強をしている。それはそれで正しい姿なのかもしれない。
メーデー2014
タクシー会社にも組合はある。ユニオン・ショップとチェック・オフによって、ボクも組合員であり、組合費を給料から引かれいる。ゆえに組合はボクを経営者の不合理な圧力から救ってくれるはずである。もっといえば、ボクたち労働者の権利拡大のために日夜、寝食を忘れて闘ってくれているはずである。いや「いざ闘わん いざ奮い立て いざあぁ インターナショナル 我等がもの」なのだ。
と、書きながら、組合ってよくわからない存在だよなあ、なんてことを考えている。「よくわからない」というか、必要なのかなあ…。組合費、きちんとボクたちのために使われているのかなあ…。いや、きっと、保険みたいなもんで、なにもなければ掛け捨てみたいなもんだろうね。じゃあ無事故割引みたいなものがあればいいのに。
明後日から4連休、タクシーは相変わらず暇なんだけれど…。かと言って労働者の権利である有給を取ってどこかへ行こうかなんてことも少しだけ遠慮してしまうし、他の業種と違って有給分の賃金が安い、いや、働けばその倍なんて収入になったりするから有給使うと収入が減るし…。
悩ましい…。
とにかく今日はメーデー2014、さてと風呂入って寝るか。
H?agen-Dazs Sakura、桜からひと月。もう5月なんだね。