「NHKスペシャル 女性たちの貧困~“新たな連鎖”の衝撃~」見たよ

ネットカフェで暮らす母娘(母親と娘2人の三人)には衝撃を受けた。
健康ランドで寝泊まりして代行運転の仕事をしているKちゃんにも驚いたりしたのだけれど、世の中が便利になればなるほど、貧困が普通に存在するようになった。格差の境界線がなくなった、ということなのかもしれない。街には漫画喫茶やネットカフェが普通にあって、その中では何かを奪われた人たちが蠢いている。
健康ランド難民
あの頃ボクが住んでいた街の最低賃金は660円ほどだった。一日8時間、時給700円もらったとしても5600円、一カ月13万円程度、そういう人たちがボクの周りにもいたし、その健康ランドで働いていたJちゃんなんてのもそれぐらいの収入で生きていた。貧乏神が憑りついたとしか思えないような人たちが健康ランド界隈に集まっていた。
今、ボクが生きているタクシーという業界も貧困という境界線上に存在する。やっぱり貧乏神が憑りついているような人たちが蠢いている。境界線とは少し離れた位置にいるのだけれど、目覚めればその線を越えてしまっているかもしれない状況なのだ。それでも、会社という集団の一員であり、その集団にいる限り餓死することはないと思う。
「タクシー運転手になりませんか」とボクは、最低賃金に少し色がついたぐらいの時給で働いている人たちに声をかけたくなった。確かに事故というリスクはあるにしても、正規雇用で社会保険も完備されているし、中には寮のあるタクシー会社だってある。二種免許だって会社の経費で取得できる。
ボクは、それほど不幸でもないし、それほど貧しくもない。ボクが基準だと考えると、タクシー運転手はそれほど悪い職業ではないと思うのだけれど、どうだろう?
老若男女、普通免許取得から3年以上たっていれば誰だって応募できるし、かなりの確率で雇ってもらえる。年中募集しているし、全国どこでも募集している。中には保証人さえ要らないという会社だってある(はずだ)。なんならボクの会社に来ればいい。相談にはのる。
そろそろ職業訓練に「タクシー運転手科」なんてのが出来ても良いと思う。それほど業界人材不足なのだから。訓練中に二種免許を取得して、接客や地理の勉強をすればいいんじゃないのか?ボイラー二種や危険物、MOSなんて資格よりは就職に直結していると思うんだが…。
豊ではないのだけれど、それに貧乏神が憑りついている人もいるにはいるのだけれど、ボクの回りのタクシー運転手は、けっこうみんな楽しく生きている。贅沢をしなければ何不自由なく生きられると思う。このボクが知らない街でこうして何年もタクシー運転手としてやっているのだから、間違いない。
ちなみに2012年の愛知県のタクシー運転手の平均年収は324万円だった。全国平均でも295万円、期間工としてラインダンス踊ったところでそんなもんだろうし?健康でいれば70歳を超えても働けて、その年収を稼げるのだから、「タクシー運転手は気楽な稼業ときたもんだ~♪」(ドント節)…なのだ。ついでに「金のないやつぁ俺んとこへこい俺もないけど 心配すんな見ろよ青い空 白い雲そのうちなんとかなるだろう」(だまって俺についてこい)なのだ。
タクシー運転手の年収
タクシー運転手の年収(給料)調査-年収ラボ

2件のコメント

  • blank

    ゆるにゃんさん、こんにちは。
    確かにボクの家賃、光熱費よりはネットカフェでの宿泊の方が高いですよね。おまけに親子別々なんだから倍かかるわけだし。
    それに最近は保証人がいなくてもアパートを借りられるシステムもあるんだし。
    まあ、それでも、そんなことを知らない、情報弱者なのかなあ、なんて思ったりもしますし、思考自体、普通ではないのだろうし。

  • blank

    平均年収1680万円のNHKがでっち上げたスペシャルですね!
    「ネカフェ=貧困」と決めつけありきで番組を作っておる。
    ネカフェ暮らしは7割が、女性だそうだ。しかしネカフェ暮らしの女は携帯電話を持ち、食事はほぼ外食!貧困なワケはない!
    ネカフェ暮らしはそれなり金がかかる。ただネカフェは、ネット常時接続・ドリンク飲み放題・雑誌読み放題・シャワー付き・住民票も取れる。
    ネカフェは、安く便利に暮らせる手段だ!
    番組に出ていた親娘、親のパート代15万円と姉の10万円のバイト代の25万円で普通に安い家借りて暮らせるとは突っ込まないNHK<笑 
    ハッキリ入ってバカ番組!こうゆう偏向歪曲報道に騙されな!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です