アラ炊いて焼酎二杯、泣く腹の虫黙らせるためにもう一杯。

眠ってしまって寒さに目がさめる。

 

マッチ擦るつかのまの海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや (寺山修司)

ただ泣く腹の虫を黙らせるためだけに生きている毎日、実はこの身こそが社会という宿主に寄生している虫なのかもしれないと秋の空を睨む。

アラ炊き

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