新型インフルエンザ等対策特別措置法改正とタクシー業界

新型インフルエンザ等対策特別措置法が改正されたそうだ。

「緊急事態宣言」や「私権制限」が問題視されているようだが、例の「ウイルスをばらまいてやる」という蒲郡市の変態男の外出を制限できるのならば、いたしかたないと思う。というか、変態男のことを考えると、「感染者には外出禁止を命令できる。違反者は逮捕拘束できる。」ぐらいはしてもらいたいと、ボクの私見。

私権制限よりは、それに係る差別のほうが怖いの。逆算的に私権制限が怖いとは思うとしてもだ・・・。

緊急事態宣言とタクシー業界

さて、ボクたちタクシー業界として気になるのは「鉄道や運送会社などへの医療品の運送要請、指示」が、「緊急宣言」によってなされる、ということ。

ということは、緊急事態にボクたちタクシー運転手は、医療品(場合によっては医師や看護婦、患者の可能性もなきにしもあらずだろう)の運送しなければならなくなる。

これは、タクシー業界が取り組んでいる(もとはUber排除対策だったのだけれど)、「タクシー業界において今後新たに取り組む事項」の追加項目のひとつ「大規模災害時における緊急輸送に関する地方自治体との協定等の締結の推進」と一致するものなので、業界は反対できそうにない。ボクたちも「嫌だ」と言えるはずもない。(業界=組合、業界≒運転手、∴組合≒運転手)

「指示」が出された場合は救急車のような役割や、パトカーのような役割もしなければならない。

チャンスかもしれない。と考えるのは経営者だろう。(経営者=業界)

とんでもない。と考えるのは(考えるだけで選択の余地はないのだけれど)運転手だろう。(経営者=組合)

ワーキングプア=エッシェンシャルワーカー

そういった指示が下されるような、緊迫した、重責の、国家的な職業ならば、それなりの地位の保全がなされるべきなのだ。緊急事態宣言の発令、大規模災害の発生、そういった時に労働を指示される職業が年収で200万円程度で、多くは貧困に喘いでいるなんてことであっていいのだろうか?

業界も経営者も、そうして労働組合も(業界=経営者=組合)、そのことの意味、そうして「緊急事態宣言」の持つ意味を、業界なりに深刻に考えて、いい加減な考えで(何度も言うがUber対策で)、タクシー運転手をダシに使わないでもらいたい、と訴えるのだ。

 

緊急事態が宣言されると何ができるのか 朝日デジタルの画像 新型インフルエンザ等対策特別措置法改正とタクシー業界
「緊急事態宣言」出たら暮らしは 自粛超えるインパクト [新型肺炎・コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

昭和19年に、国家命令で東京のタクシー会社約60社は、大和、日交、帝都、国際の4社に統合・合併された。いわゆる大日本帝国合併だ。今回も、また業界を利己的に操作し、また利益を得ようとしている。そう考えるのは下衆の勘繰りなのだろうか?(業界=経営者)

というか、国家非常時にそんなことを言うのは非国民なのだろうか?

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