別府市に移住して運転手になる

別府市が、県外から移住してバスやタクシーの運転手として就職する人に支援金を支給することになったそうです。

その支援金支給の条件をまとめてみました。

  1. 年齢:昭和45年4月2日から昭和61年4月1日までに生まれた者(53歳〜37歳)
  2.  条件:5年以上定住
  3. 1世帯当たり100万円(単身の場合:60万円)
  4. 子ども1人につき上限で100万円加算
  5. 大型二種免許取得に対し上限で50万円支給
別府市移住支援金交付制度(ドライバー不足解消対策分)|別府市移住定住促進及び就職氷河期世代の正社員雇用を促進し、公共交通事業の運転手不足の解消を図るため、就職氷河期世代で、大分県外に在住する方が、以下に示す支給要件を満たす方に対し予算の範囲内で支援金を支給するものです。
別府市移住支援金交付制度(ドライバー不足解消対策分)|別府市 www.city.beppu.oita.jp
別府市移住支援金交付制度(ドライバー不足解消対策分)|別府市

年齢の壁

確かに、支援金を支給してまで「別府に移住して運転手になってもらいた」のだから、定年間近な人や、すでに定年になった人たちには遠慮してもらいたい、その気持ちも分かる。

でもね、若い人たちが、今住んでいる街を離れ、別府に移住してタクシー運転手になりたい、なんて思うのでしょうか?いくら、温泉県別府、別府湯の街 ヨサコリャ サイサイ1と歌われる街であったとしても…。

年齢制限をなくしてほしいもんだと、思っています。そうすれば定年後は別府で、なんて人も…。タクシー運転手の平均年齢が60歳なんです。それよりも7歳も若いヤングでナウな人たちが、なんですよ。

別府の魅力

別府に住んでいたんですよ、ボク。荘園町のアパートに。そこは風呂がありませんでした。でもね、別府は風呂なしで良いんです。アパートの近くには市営の七ツ石温泉があって、1回70円でした。月極だと1,000円、その値段で入り放題でした。

ただし、別府の温泉は街の人たちの宝なので、礼に始まり礼に終わる…なんて浴場の礼儀作法みたいなものがありました。例えば、いくら熱くても水を入れるような不躾なことは許されません。温泉成分が水道水によって薄まるからです。

お熱いのはお好きですか?

オレが行く

すでに別府定住経験のあるボクが行けば良いんです。そしてお世話になった別府の人たちにタクシー運転手として恩返しをすれば良いんです。でも、ああ、年齢の壁。世の中そんなもんなんです。やる気より年齢なんです。いくら若く見えても、こればっかりは。いくら10キロ走れても、こればっかりは。

移住と就労

まあ、それでも、このような制度は良いかもしれないですね。でもね、職場が合わなかったら…。結局、移住より転職の不安のほうが…。

温泉入って、毎日ぶらぶら、なら良いんですが。

結局、移住の魅力とバスやタクシーへの転職という不安が100万円では相殺されないのです?そのためには、コミュニティバスやデマンドタクシーの運転手として、なら少しは「大丈夫かもなあ」なんて思うかもしれません。

それに移住経費(引っ越し代、家賃敷金礼金など)はどうなります?その100万円からだとしたら、ちょっと、少なくないですか?まあ、雇用保険の移転費を利用できると良いのですが?

別府に移住して運転手になりたい

そう思ってはみたものの、そしてボクほどの適任者はいないと考えてみたものの、渡る世間は鬼ばかり。というよりも、なんだかんだと面倒くさくなって、もうこのままで良いや、なんて…。

タクシー会社によっては、入社祝い金で30万円、中には100万円支払うところもあるのがこの業界です。それぐらいのお金では釣られないんですよ。そしてそのお金を目当てに、わざわざ別府まで行くと言う人は少ないかもしれません。

別府のタクシー運転手の売り上げも分からないし…。東京では月収100万円なんて話も聞きます。とすると、さらにお金では解決しない、そう思っています。

温泉の魅力はあるけれど…。てか、ボクは迷っているけれど…。

「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」隠遁するほうが幸せかもなあ、なんて、なんて。別府湯の街 ヨサコリャ サイサイ♪

別府 七ツ石温泉 別府に移住して運転手になる
別府 七ツ石温泉の

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