ボクらはおしまいだ・・・ 2016年7月10日 タクシー物語 投票日。良い天気になったね。 熊本のじゅんから「熊本地震 発生から2週間の記録」が届く。あの日の写真集だ。昨日も震度4の揺れがあり、いまだに安心できない毎日と、心に恐怖をひきずっている夜を送っているのだろう。 政治という[…] 続きを読む
57号線と、とうもろこし・・・ 2016年7月8日 タクシー物語 国道57号線、阿蘇山を望む道路沿いにはとうもろこしの露店が何軒もあって、香ばしい醤油の香りと草いきれに、そして慣れないドライブに、ボクは少しだけ酔っていた。ボクと兄、そしていとこ達、おじおばとのドライブだった。 家族旅行[…] 続きを読む
命日 2016年2月8日 タクシー物語 父の命日に母親から荷物が届く。 米とか乾麺とか餅とか・・・。 「ちゃんと食べているのか」、父親の口癖だった。ボクたちが子供の頃には、結婚式やお祝いの席の料理を持ち帰ってくれていたりもした。 「届いたら電話をください」とい[…] 続きを読む
寝台列車 2015年8月27日 タクシー物語 昔の駅弁の、あの杉の木かヒノキの木を模造した箱は、今と違って米粒がずいぶんとくっ付いて、というか、こびりついていて、食べにくかった。お米の炊き方が変わったのかもしれないけれど(コンビニのおにぎりのように食用油を足して炊く[…] 続きを読む
母の不在 2015年4月2日 タクシー物語 新生活の季節。はじめての独り暮らし。携帯電話でいつでも家族とつながっているようで、実は繋がっているのはネットの世界なのかもしれないと、切り干し大根を戻しながら考えた。 切り干し大根の戻し方を知ってますか? 今までお湯で煮[…] 続きを読む
潮騒 2015年3月3日 タクシー物語 春一番なのかなあ…、風がせっかくの春のぬくもりを一気に吹き飛ばしてゆく。これぐらいの日にボクは、初めて渥美半島にやってきた。いや、実際には初めてではなくて、20年ほど前に一度訪れたことがあったのだけれど、ボクの記憶の中に[…] 続きを読む
愛が全てなのか 2006年11月2日 期間従業員について 先日のエントリー「慷月調」で「いったい幸せってのはなんなんでしょうね。働くということも。きっとボクたちは幸せのために働いているのでしょうが、それが実感できる瞬間ってのはどれほどあるのでしょうか。」と書いたのですが、要する[…] 続きを読む