正しいカレーのつくり方(ただしカレールーから) 2016年12月10日 タクシー物語 カレーは国民食だと言える。ところが、あのルーを使い、その国民食はインスタント化している。それに、多くの人は、正しいカレーのつくり方なんてものを知らない。とにかく、ルーを溶く。味噌汁みたいなものなのだ。 忙中閑なし、貧乏暇[…] 続きを読む
希望 2016年11月3日 タクシー物語 いいえ、ボクたちに必要なのは希望なのです。 そうして、この国が失くしてしまったものも希望なのです。 豊かさとは、どれほど希望がポケットに入っているか、あるいは、入るか、ということなのです。その希望には、根拠なんてものは全[…] 続きを読む
相模原事件と非正規雇用 2016年7月29日 タクシー物語 小学校の同じクラスに和美ちゃんという女の子がいた。 ボクたちより一歳年上だった。彼女は自分が思うことをしゃべることも書くことも出来なかった。あの頃、故郷の小学校には特別学級なんてものはなくて、和美ちゃんはボクたちと同じ授[…] 続きを読む
参議院選挙公示日、雨の日に考えたこと 2016年6月22日 タクシー物語 雨音のリズムに合わせて、貼りついてしまっている頭痛が音を立てている夜。鎮痛剤と酒、きっとよくないのだろうけれど、それもまた癖になってしまっている。ボンヤリとした意識と、底なしの哀しみ。 飛び魚を買ってきて塩焼きにした。こ[…] 続きを読む
東京モーターショーで考えたこと 2015年11月5日 タクシー物語 確かに車は変化しているようだけれど、購入できない人たちも劇的に増加していて、産業と経済、というかマーケティングのミスマッチが続いて結局この国の製造業は途方に暮れるのだろうと思ったりしている。 動力源のハイブリッド化からE[…] 続きを読む
火垂るの墓 2015年8月15日 タクシー物語 2009年の8月15日に書いたものです。 「火垂るの墓」についてひとこと(画像だけ今年写したものに替えています) この時期、もう風物詩と言っていいだろう映画「火垂るの墓」が昨夜放送されました。そして今日のお昼のNHK「私[…] 続きを読む
ボーナスと非正規労働者 2015年7月10日 タクシー物語 「低欲望社会」は消費者の自発的行動なのか、あるいは社会全体の貧困化によって欲望が抑制されていることによって起きているのだろうか。 ソローの「森の生活」のような「小屋暮らし」をする若者が増えているらしい。とてもうらやましく[…] 続きを読む
父の日と戦争 2015年6月23日 タクシー物語 この国は、今のところ平和なんだろうと思う。格差や貧困が問題になったとしても、餓死することもなく強盗や乞食をしなければならない切羽詰った状況になることも少ない。こうして世の中に背を向けたボクでさえ、不幸ではない生活を送って[…] 続きを読む