正しいカレーのつくり方(ただしカレールーから)

カレーは国民食だと言える。ところが、あのルーを使い、その国民食はインスタント化している。それに、多くの人は、正しいカレーのつくり方なんてものを知らない。とにかく、ルーを溶く。味噌汁みたいなものなのだ。

忙中閑なし、貧乏暇なし。
師走は忙し。

休日は掃除洗濯買い物・・・家事をすませて熱燗で一杯、もう一杯・・・寒さに目ざめると闇の中で、湯呑のお茶を探りよせて、乾ききった喉に一杯、もう一杯・・・。暗闇に自分の姿を探しだせないでいるんだが・・・。

正しいカレーのつくり方

Gさんとカレーの話になった。

「カレーって、いろいろな具とか入れたりしません?」
「タマネギとかジャガイモとかニンジンは定番で、あと肉は好みで」
「そうそう、それにリンゴをすりおろしたり、隠し味に醤油とかバターとか」
「タマネギをソテーしたり」
「そうそう、それをコトコト1時間なんて煮たり」
「焼いたり、は、しないか」
「特に男子は凝っていろいろやりたがる」
「でも、カレールーってのは、あれだけで完璧な味なんですよね」
「知ってますよ」
「ええ、知ってた?すごい発見だと思ったのに」
「普通かも」
「ええ、なにも入れないルーだけカレーですよ」
「そうそう、若い頃やってましたよ」
「ふ~ん、なんだかガッカリぽん」

ルーの再現

そうなんだ、正しいカレーのつくり方ってのは、カレールーだけの味をいかに再現するかってことで、例えばインスタントラーメンのスープはそのままのように、例えばインスタント味噌汁もそのままのように、いろいろと細工を加えないでも美味しいものなのだし、例えば缶コーヒーをさらに煮てコーヒーやミルクや砂糖を加えるなんてことはしないような、そんなもんなんだ。

だから、カレールーのみのカレーライスってのもありで、それはお湯にカレールーを溶かしただけのもので、それが正しいカレーのつくり方なのだろうと、思うんだが・・・。

「ルーだけカレーのほうが美味しいですよ」
「そうですよね」
「たまにリンゴジュースに溶かすけれど」
「おいしそう」
「そうそう、それにグローブを入れたりすると10分でニューデリーの香りカレーになるんだけれどねえ」
「ふ~ん」

我が家のカレー

というわけで、カレールーのみカレーが最近の我が家のカレーなんだ。

カレールーだけカレー 正しいカレーのつくり方

つくり方は超かんたん、カレールーを溶かすだけ。

天ぷらカレー

具材はルーと煮込まないで別にする。この日は天ぷらをトッピングしてみたんだが・・・。

アップルカレー

リンゴジュース+グローブでルート溶かして、アップルカレールーカレーアップルで、ちょびっと酸味の効いた簡単カレーにしてみたんだが・・・。

というわけで、レトルトカレーを買うよりは、ルーを一個お湯で溶かしてご飯にかけるだけで美味しいカレーが食べられる、ということを発見したと自慢していたら、けっこうみんなやってるようで、なんだかちょっとがっかりした、寒中緩ありな夜だったり休日だったり・・・。

カレー粉|日本の食文化とスパイス&ハーブ|エスビー食品株式会社

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ボクがカレーにクローブを入れるわけ

2件のコメント

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    テルさん、あけましておめでとうございます。
    こちらこそよろしく。

    このつくり方に早く気がつけばよかったと思っています。最近はカレーと言えば、ルーだけカレーに香辛料を少し入れて、です。

    もう4日で、なんだか年末年始の忙しさに、季節感なんてないなあ、なんて感じています。

    良い一年でありますように。

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    田原笠山さん、こんばんは。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

    丁度今日私はカレーを夕食に作りましたのでついこの記事に目が行ってしまいました。カレールーだけのカレー、それもいいですね。具は別途に作るというのもおいしそうだなと思ってしまいます。

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