57号線と、とうもろこし・・・ 2016年7月8日 タクシー物語 国道57号線、阿蘇山を望む道路沿いにはとうもろこしの露店が何軒もあって、香ばしい醤油の香りと草いきれに、そして慣れないドライブに、ボクは少しだけ酔っていた。ボクと兄、そしていとこ達、おじおばとのドライブだった。 家族旅行[…] 続きを読む
依存症 2016年7月1日 タクシー物語 終日独居 朝から包丁を研いだり、布団を洗濯したり(これには参った)、電灯の傘を掃除したり、もちろん部屋の掃除も普通の洗濯もしたりして、気がつけばお昼を過ぎてしまっていた。冷蔵庫にある食材でアテをつくり、そうして昨夜買って[…] 続きを読む
路上に横たわっていた男性がタクシーにはねられ死亡 2016年6月27日 タクシー物語 日曜日の23時・・・。 その運転手は69歳。 普通なら、年金をもらって余生をゆっくりと過ごす。それが、69歳なんて年齢の人たちではないのだろうか。 高齢者の雇用の受け皿、とか、女性ドライバー応援企業認定制度、なんて耳ざわ[…] 続きを読む
女性ドライバー応援企業 2016年6月23日 タクシー業界 タクシー事業における「女性ドライバー応援企業」の第一次の認定があったそうだ。 その認定基準は (1)雇用目標:女性ドライバーの雇用目標を設定していること (2)労働環境:女性ドライバーを含め、従業員が働きやすい施設・勤務[…] 続きを読む
参議院選挙公示日、雨の日に考えたこと 2016年6月22日 タクシー物語 雨音のリズムに合わせて、貼りついてしまっている頭痛が音を立てている夜。鎮痛剤と酒、きっとよくないのだろうけれど、それもまた癖になってしまっている。ボンヤリとした意識と、底なしの哀しみ。 飛び魚を買ってきて塩焼きにした。こ[…] 続きを読む
飲酒検問をしないたったひとつの理由 2016年6月19日 タクシー物語 ひと昔、いや、ふた昔前は、けっこう飲酒検問が行われていた。タクシー運転手も止められていた。 最近は、ほとんど見かけることがなく、それはきっと飲酒運転の厳罰化が抑止力になっていて、飲酒検問をしたとしてもその成果が皆無なのだ[…] 続きを読む
父の日、そして18歳選挙権施行の日に 2016年6月19日 タクシー物語 「お父さん」 なんて声が背中から聞こえる。ボクはふと振り返ってみる。まだ6歳とか7歳ぐらいの女の子。隣にいるボクよりもひとまわり若い男性を呼んでいる。「お父さん」。 きっとうるさい父親になっていただろうなあ、なんて若い子[…] 続きを読む
夏日 2016年6月18日 タクシー物語 夏日。暑くて目がさめる。 睡眠不足の身体が水を求める。鎮痛剤を飲む。窓の向こうには雲ひとつない夏空。 少し前の夢をみた。少し前と言っても6年とか7年も前。ボクがタクシー運転手になったころの夢。そういえばもうそんなに時間が[…] 続きを読む