路上に横たわっていた男性がタクシーにはねられ死亡

日曜日の23時・・・。

その運転手は69歳。

普通なら、年金をもらって余生をゆっくりと過ごす。それが、69歳なんて年齢の人たちではないのだろうか。

高齢者の雇用の受け皿、とか、女性ドライバー応援企業認定制度、なんて耳ざわりはいいのだけれど、事故のリスクをたっぷりとはらんでいる職業なのだ。

高齢者雇用、なんてのは、少し前までは、不必要なことだった。家族という安全地帯があって、その中で60歳になれば働かなくても良い世の中の仕組みがあった。仮に働いたとしても、69歳の人が日曜日の深夜に危険な職業に就かなけらば生きていけない、なんてことはないのが、この国の社会保障制度だったのだ。

いつのまにかボクたちは「活躍」なんて欺瞞に満ちたコトバの虜になってしまった。そうして国家の失策をもボクたちは押し付けられるようになった。

一億総活躍社会なんてまるで国民精神総動員、一億玉砕と同じではないのか?

日曜日の23時に69歳の老人が働かなければならない社会ってのは正しいのだろうか。国家も家族も、そうして長屋もすべて喪失してしまった社会で、まるで孤児のように、いつまでも孤児のように、漂流し続けなければならない人の、哀しみを、たとえば、その周辺の企業とか労働組合なんてのは、解かっているのだろうか。

豊橋でタクシーにはねられ男性死亡
26日夜、愛知県豊橋市で、路上に横たわっていた男性がタクシーにはねられ、死亡しました。
豊橋警察署によりますと、午後11時ごろ豊橋市東脇4丁目で、路上に横たわっていた男性を走ってきたタクシーがはねました。
はねられたのは豊橋市内に住む会社員の三浦敏秀さん(53)で、三浦さんは病院に運ばれましたが、全身を強く打っており間もなく死亡しました。
事故現場は片側2車線の見通しの良い道路で、警察はタクシーを運転していた69歳の男性から事故当時の状況を聴くなどして原因を詳しく調べています。(27日07:19)

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渥美線豊橋駅解体

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