三河大石駅:大石の由来と人々の喜びを伝える停留所の跡 2026年7月17日 新城の旅 玖老勢(くろぜ)駅を出発した田口鉄道の電車は、海老川のせせらぎに沿うように北上し、1.6kmほどで「三河大石(みかわおおいし)駅」へと到着しました。 この駅は、計画当初は集落名である「副川(そえかわ)[…] 続きを読む
玖老勢駅:くろぜ石が旅立った伊那街道と鉄路の記憶 2026年7月15日 新城の旅 鳳来寺駅を出発した田口鉄道の電車は、2.7kmの道のりをおよそ6分で走り抜け、そして次の「玖老勢(くろぜ)駅」へと滑り込んでいました。 この地域は、かつて多くの人や物資が行き交った歴史ある交通の要衝で[…] 続きを読む
鳳来寺駅:参拝客と女学生で賑わったドル箱区間 2026年7月14日 新城の旅 起点の鳳来寺口駅(現・本長篠駅)を出発した田口鉄道の電車は、わずか7〜8分ほどで「鳳来寺駅」へと滑り込んでいました。漂泊の俳人・種田山頭火は、その旅日記に「さらに電車で鳳来山へ。―― 駅からお山まで一[…] 続きを読む
田口鉄道と豪雨の闘い:峰トンネル、暗闇が繋ぐ鉄路 2026年7月13日 新城の旅 三河大草駅を出発した列車は、大草トンネル、富保トンネルを相次いで潜り抜け、築堤の上を渡りながら次なる「峰トンネル」へと滑り込みます。鉄路はさらに峰第2、第3、第4トンネルと連続して続き、次の鳳来寺駅を[…] 続きを読む
富保トンネル:光と闇が紡いだ戦時下の記憶。田口鉄道の急膨張 2026年7月13日 新城の旅 三河大草駅から大草トンネルを潜り抜けると、列車は数十メートルの築堤(ちくてい)を走り、息をつく間もなく次の「富保(とみやす)トンネル」へと滑り込みます。明かり区間と暗闇が交互に訪れるこの車窓の変化は、[…] 続きを読む
大草トンネル:密林の遺跡のごとく佇む田口鉄道のトンネル群 2026年7月12日 新城の旅 苔むしたホーム跡が現存する三河大草駅を出発すると、列車はすぐに深い闇へと吸い込まれていきました。それが「大草トンネル」です。旧田口鉄道は、全長22.6kmという路線の実に20%近く(総延長4,107m[…] 続きを読む
三河大草駅:ホーム跡と数字で紐解く昭和初期の田口鉄道 2026年7月12日 新城の旅 鳳来寺口駅(現・本長篠駅)を出発した田口鉄道(後の豊橋鉄道田口線)は、山肌を進み、わずか2.6kmで最初の停車駅「三河大草駅」へと到着します。昭和4年(1929年)5月22日の第1期線開業時にはまだこ[…] 続きを読む
大井川橋梁:田口線の遺構とルート選定の裏舞台 2026年7月8日 新城の旅 本長篠駅を出発し、「内金トンネル」を抜けて230mほど進むと県道32号線(長篠東栄線)に交差します。そこからさらに200mほど北上すると、県道をまたぎ、大井川を渡るようにしてそびえ立つ見事な石積みの建[…] 続きを読む
内金トンネル:御料林と宮内省が支えた「田口鉄道」誕生の軌跡 2026年7月7日 新城の旅 愛知県東部の奥三河にかつて存在し、昭和43年(1968年)に廃止された地方鉄道「田口鉄道(のちの豊橋鉄道田口線)」。長野県境に近く、険しい山々に囲まれた設楽地方は、古くから交通の便に恵まれませんでした[…] 続きを読む
本長篠駅:駅名が紡ぐ奥三河の鉄道史、旧田口鉄道の分岐駅の歩み 2026年7月4日 新城の旅 JR飯田線の「本長篠駅」は、かつて奥三河の山間地域を走り抜けた「田口鉄道」の起点であり、また歴史的な分岐駅でした。田口鉄道は、ここから終点の三河田口駅までを結んだ全長22.6kmの路線でした。昭和4年[…] 続きを読む