45歳からの…

サンスターから「 ガム アクティバイタル デンタルクリーム」といいうハミガキが発売されていますね。そのパッケージには「45才からの歯周病予防ハミガキ」。45歳はきっと身体の曲がり角、女性ですと(男性もですが)更年期障害の症状も出たり、閉経の時期(ですよね、早い?)だったりするのでしょうね。
体力的にも「若い」と本人そして回りも思っているのでしょうが、回復力が減少していたり、持久力、瞬発力、筋力なんてのが衰える時期なのでしょう。歯の健康もその頃から衰退する、だからこのような年齢を絞った商品が開発されるのでしょう。
蔵王山から三河湾大橋、朝
蔵王山からの日の出を見ようと思って、早朝登山。でも結局、日の出には間にあわず…。誰かオレを朝早く蔵王山に連れてけ。え?タクシーで行けって。

トヨタ期間従業員に行こう | 中高年フリーター増加と期間従業員
中高年のフリーターが15年後の2021年には148万人に増えるそうです。15年後のことを言わなくても、現在でも94万人もいて、先日のテレビでは35歳以上の9人に1人が2つ以上の仕事に就いているそうです。
中高年の定義は35歳以上のようですが、35歳と言えばまだまだ働き盛りという年齢で、中高年というよりもまだまだお兄さんという感じですよね。でも、やはり就職情報誌やハローワークの求人を見ても「35歳」という年齢がひとつの区切りのように感じます。
トヨタ自動車の期間従業員こそ未経験で49歳まで応募可能ですが、同じトヨタでも豊田織機は40歳、関連のデンソーも40歳までだったと思います。要するに中高年も40歳を超えると期間工という道さへ閉ざされると言っても良いでしょう。絶望自動車工場なのです。
そのトヨタ自動車の期間従業員も、経験があると一応59歳まで応募していますが、40歳以上の期間従業員の割合というのは前回トヨタ期間従業員に行こう | 中高年の期間従業員で書いたように、1割未満といったところだと思います。一応募集はしているものの、やはり40歳という年齢がトヨタの高速タクトタイムのライン作業には限界年齢ということかもしれません。
期間工という道も閉ざされる中高年フリーターは、それこそ2つ以上の仕事をかけもちしないと家族も養えないという状態になるのでしょうが、それでもサラリーマンの平均年収460万円、トヨタ期間従業員の予想年収400万円という額には程遠いものになるのではないかと思っています。
そうして、中高年フリーターが再就職もできないで増加すると財務省が試算するように、所得税の損失は15年後に年間4200億円、社会保険料の損失も同じく7900億円(労使合計)となり、それに少子化から労働者人口も減少するので、いよいよ「美しい日本」どころか、日本の存亡にかかわる問題なのかもしれません。
それでもトヨタは期間従業員として雇用の道を開いているので、それはそれで評価されるべきだと思います。今後は、何度も書くようですが、期間延長3年満了の期間従業員の処遇をどうするかという問題があります。3年間もの長期に渡って雇用して、もう一度期間従業員というのでは、企業の都合と言われても仕方ないですからね。ボクとしては無条件正社員登用が当然だろうと、これも何度も書いていますが。
そのことを含めて現在の雇用法を改正することも必要だと思います。3年間同じ会社でパートなどの非正規社員で雇用された後連続して雇用する場合は、正社員としての雇用を義務付ける、などの改正をしないと、このフリーター増加の問題は解決しないのではないかと思っています。
何年働いても時給800円也。ま、せいぜい1000円ぐらいになりますか?こんなことが許されること自体問題だと思います。これこそ搾取ではないのかと思います。せめて、何年も働いているのなら正社員なみの扱いをして欲しいものです。

長いですけれど、全文引用しました。
この間、トヨタ自動車も期間従業員最長延長者には関連企業への正社員としての就職の斡旋をするとアナウンスしたり、パート労働法も改正されたり、労働者をめぐる環境は良い方向に向っているように思われているようですが、まだまだほとんど変化はないというのが実情のようです。
特に中高年のかたにとっては、厳しさが増していると感じられているのではないかと思っています。団塊の世代の退職とその再雇用などは、中高年の就職先とダブってしまうでしょうし、カテゴリーの中に思わぬ強敵の出現したという状況ではないかと思っています。団塊退職者の技術力というものを必要としているのでしょうし、まだ働ける年代なので、リタイヤしろなんて言っているのではなくて、それにワークシェアリングなんてことを言っているのではなくて、単純に労働力需給バランスが思ったほど中高年に有利に働かなくなるのかなあ、と考えているのです。

私のトヨタ期間従業員として働く日々は目先だけに捕われたものに過ぎません。大概の人はそうなんでしょう。ですが同じ職場で同じ作業をしていても、個々の時間の重みは年齢や立場によって大分違ってます。私たち40代50代の様に選択の余地なく期間従業員する人、以前の勤め先を仕方なく離職し、繋ぎで期間従業員する人なら兎も角、自分が何をしたいのか、適職が何なのか分からないまま目的もなく期間従業員する20代の人達には時間をもっと大事に使って欲しいと考えます。他人事、大きなお世話と謂われれば其までなんですが。最近、可能性のある若い人を観ると生唾が出るほど羨ましいんです。

とmuko47さんがおっしゃられるように、ボクも選択の余地のある35歳あるいは40歳までの人たちに対して「なぜトヨタなのか」という疑問を持つのですよ。何度も書いてきたのですが、どうもそこには、大企業という「安心感」があるのではないかと、いえ「安心感だけではないか」とさえ思ったり。
中高年がトヨタ期間従業員として働くのは非常に分かりやすいですよね。若い人の多くも「お金のため」なのかもしれませんが、「安心」や「安定」(社員登用を目指している人たちとて、結局は安定した収入が魅力という人が大多数でしょうから)をトヨタに求めているのではないかと思っているのです。
ですからmuko47さんの思われることは、とても分かりますし、

人生経験の少ない若い人達が、単純にトヨタの社員と比較して期間従業員の境遇を嘆くのも考え物ですよね!

というのも「安定」というものを比較するだけで、仕事も持つ純粋な意味での比較とは少し違うと考えています。でも、それ(安定を)求めることは、間違ってもいないと思っているのです。
#つまんないけれど…。

4件のコメント

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    >名無しさんへ
    昨日実写版の映画をやってましたね。見なかったのですが…。
    えっと、その当時は携帯やネットがないというぐらいで、それほど不便だとは思わなかった時代、というか、みんながビンボーって時代でもなかったと思います。
    そういう時代は、もう少し前、まだ集団就職があって高校進学率も50とか60%の時代のようにも思います。63年はもうバブルの黎明期だったし、けっこう豊かだったような。
    ま、おっしゃりたいことは、全くそのとおりだと思いますよ。
    それ以前は、もらい風呂とかあったしね。ボクの家にも来ていましたよ。風呂のない人たちがね。貧しい地域でしたから。銭湯もなくて、ましてサラ金もなかったから、お金の貸し借りも近所だったし…。あんな時代は多重債務者なんてのは、いなかったですしね。
    >ウエちゃんさんへ
    記事にしました。
    また余裕ができたらコメントして下さい。
    年配の方は、ラインに乗ることはないとは思いますが…それも人事や現場が決めることですが。あまり頑張りすぎて身体を壊すってのもなんですから…。ボチボチ頑張ってください。
    >muko47さんへ
    どうも。
    muko47さんのように相談相手がいるというだけで、心強いかもしれませんね。
    えっと、経験者と話をする機会というのが、何よりも安心することだとも、思っています。
    ま、ボクは、人見知りするほうなんで…。

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    ウエちゃんさんへ
    ようこそトヨタへ。muko47です。
    今日は、半年前にトヨタの期間工を満了した知り合いが 3回目のトヨタ期間に来る日でも在ります。今日・明日は、その彼と会う約束もしているのですが、メールを頂ければ寮が近いので時間を作ります。管理人さんのブログが縁で何かウエちゃんさんの役に立てるアドバイスでも出来ればと考えています。
    メルアドを記入しときます連絡下さい。

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    45歳の新入りです。
    昨夜の夜行バスに乗って、今朝5時前に豊田市に着きました。
    まだ暗いうちにバスを降りて、全然知らない町を彷徨いながら、とりあえずネットカフェでも入ろうと探したのですが、しばらく歩き回ったあげく、また駅の方まで戻って、やっと『亜熱帯』という店を見つけてひと息つく事ができました。
    バスの中でもほとんど眠れなかったのですが、土橋へ行くまでのあと数時間、やっぱり眠れそうにないです。
    とうとうここまで来てしまいました。
    バスを降りたらもつと不安と絶望でどうしようもなくなるかと思っていたのですが、まだそこまでではないみたいですね。土橋に着いてからなのでしょうか、それとも噂の田中和風寮に入ってからなのでしょうか。
    今でも、これまで味わった事のない気持ちで喉のあたりが何か詰まった様な感じになっているのに、どうなっちゃうんだろう。こういう思いをみんな通り過ぎてきたのだろうか。
    40歳を過ぎたあたりから、僕自身若い奴らが騒いだりしてるのを見て不愉快に感じながら、「オレもオヤジになったんだな」と思っていたものですが、まして現在の境遇になってからは、若さという物に憎しみすら覚える様になってしまいました。
    これまでは管理職という立場で若い人達に仕事を教える立場しか知らなかった私です。トヨタへ行って、既に作業のスキルを持った若い人達の群れの中に、全くドシロウトの45歳のオヤジが放り込まれた時…。どんな気持ちに陥るのか想像しただけで涙が出そうになるのが正直なところです。
    でもこの数日、家族や友人に激励と応援をもらい、どれほどの涙を流してしまった事か…。それを考えると、前を向かねばと思います。
    まず、明日の健康診断を乗り切る事。そして、その後どれ程の数が待ち受けているかしれないハードルをひとつひとつ越えていく事。それしか今の私に出来る事はないんだなと、当たり前の事を思い直しています。
    管理人さん。
    これからは、同僚、そして仲間という立場で、このブログを拝見していきます。
    また、配属なんかが決まったら、というか、気持ちに余裕が生まれたら書き込ませていただきますので、宜しくお願いします。

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    めぞん一刻って、いきなりすいません。なんか懐かしくって、昭和58年~昭和63年、なんか、すべてが今より不便だった時代、大概の人々はビンボーしてた時代だけど、みんな助け合って楽しく生きてた時代、ネットや携帯なんか無くって、人に自分の思いを伝えるには、自らの言葉か手紙しかない時、卑怯者が恥だった時代、勝者に慈悲の心があった時代、日本は今一度、そこに戻るべきナノかも知れない。

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