水曜日は田原工場へ配属が決まったひとがやって来る日。そして今日、木曜日が初めての田原工場への出勤日で、第２食堂で朝食を食べて、それから事務館へ。午後からは各組へ配属されて受入れ教育ですよね。今週の赴任者は１００人ほどで、やはり他の工場と比べると多いですよね。
このブログにコメントしてくれた方や、メールをくださった方も、きっとどこかの工場へ、もしかしたら田原で同じ寮だったり、同じ組だったりしたら……。でも、きっと、ボクのことは分からないと思います。きっと。

初めての給料は、きっと母の日のプレゼントを買うのでしょうね？って、まだ出ないか。５月２５日が初給料かな。プレゼントはその時にってことなのかな？
それと、月曜日から大学卒業新入社員の工場実習が始まっていますね。現場には火曜日からだったようですが、ちょうど暑い日が続いていて、少し疲れているのかもしれませんね。食堂ではそんな会話も聞えてきます。
全員が富士見寮なのでしょうね。「A室は最悪だ～」とか「あんなとこ住みたくない」とか…。
確かに田中和風寮や富士見寮、田原仮設なんてのは部屋を仕切って使っていますから、完全にプライベートな空間はないかもしれません。でも、そこには半年間あるいはもっと長く住んでいる期間従業員の人たちがいて、そして実習生が言う「きつい仕事」をやっているのですよ。
二ヶ月過ぎれば、もう工場で汗を流して働くということもないと思います。そして、富士見寮のような生活をすることもないと思います。ボクは思うのですが、現場の人や、期間従業員の人たちと触れ合える最後の機会だろうと。だから現場の人、期間従業員の人がどんなことを思って、そしてどんな思いで、そこに暮らしそして働いているのか、少しは分かることが出来るのではないかと。
そういう意味では、今回の富士見寮での生活は良い経験だろうし、トヨタもそれを考えてのことだろうと思うのです。
現場あっての、ということです。
そしてその現場を変えられるのも、あなたたちだろうと思っています。
富士見は「最悪」ですか？１２０人もいれば、きっとそのうちの誰かが期間従業員の寮生活改善を考えてくれるだろうと……。現場は「キツイ」ですか？やはり誰かがもっと身体に優しい現場に変えようとするかもしれませんね。逆に、「もっとこき使えや～」と思ったり……。
昨日今日、思ったのですよ。ボクたちは皆さんが言う「最悪」なところに住んで、「キツイ」仕事をしているのですよ。だから、せめて聞えるような声でそんなことは言わないでくれ。そのネタで話すのは止めてくれ。