レジェンド
エチオピア・スタジアムのテナントにはレコード屋(テープ屋ですね)が何軒かあって、地元の歌手のテープも売っていたのだけれど、ボブ・マーリーも人気があって、安っぽいスピーカーからは、擦り切れそうなテープの雑音とともにボブ・マーリーが流れていた。
That until there no longer
First class and second class citizens of any nation
Until the colour of a man’s skin
Is of no more significance than the colour of his eyes –
Me say war.
「WAR」ボブ・マーリィ
首都アジスアベバからおよそ300キロほど南、シャシャマネという地方都市の近くにはジャマイカ人の入植地があって、ラスター教の教祖・ラス・タファリマコーネン(ハイレ・セラシエ1世の幼名はタファリマコーネン)の生まれたエチオピアの地、彼らにとっての聖地に住んでは、細々と自給自足の生活をしていた。
ボクが居た頃は、まだクーデター前で、ハイレ・セラシエ皇帝の名前なんかを口にも出せない状況で、庶民はどこに潜んでいるか分からないガベレというスパイに恐々として暮らしているような時代だったし、社会主義国家独特のかび臭いというか、訳の分からない鬱屈感が街中を覆っていた。
そしてその訳の分からない理由で、逮捕されたり、街の写真を写しただけで職務質問を受けたりする頃だったし、いきなり赤紙が来て、これまた訳の分からない戦死をするようなメンギスツ政権下のエチオピアだった。
エチオピア人は日本人とよく似ていると言われていて、その理由としてプライドが高いとか、礼儀正しいとか、お茶の文化を持っているとかだったのだけれど、ボクも知り合ったエチオピア人にそういった日本人らしさをとても感じていた。
その頃が一生の内で一番コーヒーを飲んだ時期だっただろうね。三食後には必ずコーヒーだったし、10時や15時のコーヒータイムに飲んでいたし、知人の家に遊びに行けばコーヒーだったし、喉が渇いたらとりあえずブンナベット(ブンナ=コーヒー、ベット=家、喫茶店より広義で、お酒もあったり食事もできたり、そこで働いているのは娼婦だったり、裏にはホテルがあったり)だったし。
エチオピアのコーヒーの淹れ方は、生豆を炭火で焙煎して、それを小さな臼でパウダー状にして、壺のようなコーヒーポットで煮立てるのだけれど、クリーミーな感じで、ペーパーやサイフォンで淹れたものとはかなり違った味になっていた。
エチオピア流コーヒー
上澄みを飲んで、水を足して2杯目、そして3杯目と飲むのが流儀みたいなもんで、結局家庭でコーヒーを飲むということは3杯飲むということなので、カップは小さめとはいえ、かなりの量のコーヒーを飲んだ頃だった。
ボクには、そんなコーヒーセレモニーもなんだか面倒な手続きのようにも思っていたのだけれど、きっと、彼らにとっては、なんていうか文化と言ってしまえば獏としているのだけれど、そんな基本的なもので、そのことにまつわる格言とかコトワザみたいなものも多くあったのかもしれないと思っている。「コーヒー3杯飲めないヤツは、ロバ」とかのね。
コーヒー一杯飲む幸せというものを、その長すぎる(と思った)時間の内に感じていたのだろうと、思っている。というか、それだけが「幸せなんだよ~」というような。
比較してみると、やはりどちらが幸せかなんてのはかなり複雑な問題になるのだろうけれど、缶コーヒーを自販機で買って「あ~、うめえよ~」と思うことも、案外幸せであるのだろうしね。んでも、きっとね、この国は何もかもがあって、そんで、なにもかもを欲しがる卑しさみたいなものが、ボクたちのこころにあって、かなり欲深い国民になっているところが、不幸せなのだと思っているんだけれど。
で、何もかも欲しくて、そして何もかも手放せなくなって、6畳一間で生活できないほどの荷物を背負って生きているんだろうと思っているんだ。ああ、そんなことはソローの「森の生活」にとうのとっくに書かれていることなんだけれどね。
でも、何もかも欲しがるということは、あんがい必要なことであるのかもしれない、と思ったりもシテイル。安全と健康と、長寿と幸福となんてことだってそうだろうし、香りと旨味と深さや重さやなんかの味覚に関することとか…。
で、今日発売らしい。
共同開発で、現地の人が少しは欲しいものが手に入ると良いのにと思ったりして、そんでも、働いている人たちの生活ってのは、日給120円にも満たないのだから(今はもっと高くなってるのかもしれないけれど)それはそれで、なんか悲しい香りもする「レジェンド」なんだろうと、思っている。
SUNTORY BOSS|ALL STAR
“伝説の香り”を追求した缶コーヒー
コーヒー発祥伝説の地・エチオピア。アラビカ種の原種に近く、昔ながらの栽培方法で育てられたコーヒーだけがもつ“伝説の香り”を求めて、エチオピア最大の生産団体と新オリジナルコーヒー豆「レジェンド」を共同開発。
kemamiさん、こんにちは。
缶コーヒーは、煙草吸ってるときには、煙草が美味しく感じるので飲んでたり。ええ、もう毎日数本。で、ホームセンターなんかで1本39円のを買ったりして…。
今はほとんど飲まないですね。缶コーヒー独特の臭いが嫌かなあ。ブラックではたまに飲むけど。
タンポポ珈琲、ちょっと読み違えてしまう自分がいやになったり。
健康にいいのですかね。
ラクダやいやだけれど、新穂高ロープウェイは、一度は乗ってみたいものだと思っています。いいなあ。
缶コーヒーっておいしいと
思ったことないなぁ。
ついでに言うとインスタントコーヒーも。
「じゃ何がうまいんだよ」と聞かれて
「スタバフレンチブレンド」とか言うと
バリスタさんたちに
「冗談だろう?」と突っ込まれそうだし。
最近はタンポポ珈琲にはまってます。
明日は二直なので、まだまだゆっくりしてます。
>竜次☆内閣総理大臣・レクサス☆大統領さんへ
その手の冷房も珍しいのですが、田原寮や吉胡寮、滝頭なんて寮も、その集団冷房システムです。温度調整が弱中強しかないので、冷房入れたまま、窓の開け閉めで温度調整をしてます。窓全開で弱とかね。
田中和風寮も外に面した部屋ならまだ良いけれど、通路側だとうるさいし、暗いしで、それだけでうつになりそうでした。で、部屋を替えてもらった理由も「気持ちが落ち込む」でしたよ。
明日は健康診断、そして、ま、のんびり研修を受けて、本番は来週からかな。またコメントしてください。
>maskalさんへ
太平寺には行って来ました。ええ、ま、あの頃と同じで、あの頃作った小屋もありました。って、ボクは違う班だったから、草むしりだったかなあ。
で、ま、詳細はまたメールします。
あのアビシャはきっと渡った人たちだと思ったり…。アメリカとかカナダとか。Nさんちの奥さんの妹さんもカナダだったかな。
というか、今は、すごく変化したいたりして、あんな人たちばかりだったり。で、自販機もあって、缶コーヒーもあったり…するかも?
飲んだら、きっと缶臭さに驚くかも。って、28日が発売だそうなんだけれど…。
>かりんさんへ
熊本も大きい街だからねえ。三越とかパルコとか阪神とかあったかな。なんとか通りとかも。
ギャルオって、最近はキレイめが流行なんだって。細めのスリムフィットなシャツとかね。だから、男物のシャツでも女性物のように見えたり、ま、中には女性物を着ている場合もあるのだろうけれど?
じゃないの?
あの地鶏の炭火焼ってのは美味いらしいね。
てか、「どこから来たの」って聞く店員も店員だと思うんだけれど?普通聞かないよね?それとも聞く?
オレは聞かれたことないけれど。「どこから来たの」なんて聞いてきたら「何かサービスしてくれんのかよ~、え」って言うに決まってるし…。
お疲れです。もぅマジ疲れたよ~~~。
昨日、夜のお仕事(嬢)終えてそのまま寝ずに熊本まで買い物に行って来ました。クタクタです。。。楽しかったけどね^^
熊本はイケメンが多いって聞いてたけど全然でした。
栄にいるようなギャルオばっかっでギョエって感じでした。
まぁ男は顔じゃないしね☆
どこのお店行くにでも「どこから来たの?」「宮崎です」
「あぁ~東国原知事の!!」とばっか・・それしかないもんね~~カナシw
でも宮崎県民でさえも知事見るのレアなんやけそね☆
あっ!!今、ファミマで宮崎フェアしてるんだけどそこにある「ささみの燻製」がマジうまい!!からブログを見ているみなさん!!!一度お試しあれ(^_^)
BOSSのCMをさっき見ました。
出演者は確かにエチオピア人らしいけどアカ抜けてる。
僕らの知ってるエチオピアじゃない。
エチオピア人が喜ぶコーヒーたって、缶コーヒーを見たこともないのにそりゃビックリするさ。
日本でイメージするエチオピアってどんな香りなんだろう?
一度飲んでみたくなる。
冷房も無いよりマシっていう程度ですね。
お昼に豊田市入りしました。今、田中和風寮の部屋で、『たかじんのそこまで言って委員会』見てます。
社宅を細工した寮ですね。
天国か地獄のどちらですか?、トヨタ自動車工場は。