第二食堂の憂鬱

ボクたちが第二食堂を利用するのは、メグリアの社員さきちゃんに会うためだと本人に言ったとしたら、きっと顔を真っ赤にして怒るかもしれない…。

野望はあるか 義はあるか 情はあるか 恥はあるか
あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者
あいにく本日、未熟者 わたくし本日、未熟者
(「本日、未熟者」 中島みゆき)
恥がないのも、本日だけなら、いいのだけれど…。

あの人数(たぶん500人とか600人とか)をオジサンとK林さん(第二食堂のおばちゃんですね)と、さきちゃんの三人で営業していたのだ。メグリアのコスト意識ってのはトヨタも顔負けで、いくら自動精算機での会計、ご飯のセルフサービスとはいえ、あの人数をたった三人でこなすのだから、もう奇跡としか言いようがないといった感じなのだ。
味噌汁のオジサンやお兄さんも、500~600杯の味噌汁を1時間という短時間で装うとなると、重労働であるだろうし、約6秒という超高速味噌汁タクトはラインでボルトを締め付けるよりも、手や腕に負担になるのではないかと、いつも思っている。おじさん、いつも汗かいてるしね。
そしてその量の食器やお盆を片付ける、K林さんやさきちゃんの後姿を見ていると、「おばちゃん、何か手伝おうか」なんてついつい言ってしまいそうになるのだけれど、きっと言ったとしても逆に怒られると思うし、怪我でもしたら、と思うと、ついつい「おばちゃん、さきちゃん、またお昼にね」なんて心の中でつぶやいたり。
今日、金曜日も、いつものようにバス停から食堂へと長蛇の列で、みんな黙々と進み、そして食べていた。最終日ということもあって、少し顔つきが穏やかだと感じた。
ボクも、ご飯と味噌汁、納豆という定番メニューでの朝食を食べていたし「今日の一品は、缶詰の、あの魚は鰆?胸焼けするよ」なんて考えていた。食べ終わって、自動精算機に向うとK林さんとさきちゃんがもめている、ようにボクのほうからは見えた。おばちゃんは、顔にでるタイプだし、さきちゃんはポーカーフェイスだから、ま、多分性格も正反対なのだろうし、きっともめることもあるよねえ、なんて思いながら近寄ると…。
K林さん「他のを清算しなさい」
さきちゃん「…」(無言で清算)
K林さん「いつもしてるの?}
某期間従業員「初めて…」
K林さん「もうだめよ」
某期間従業員「…」
さきちゃん「…」(その期間従業員を睨む)
食い逃げ犯を捕まえた(というか、注意してた)ところだったのだ。一緒に居た知り合いの話だと、多分常習犯。それに「知らなかった」というような期間でもなくて、もう長い期間いるということで。
おばちゃんの「もうだめよ」で、そいつが改心して二度と不正をしなくなるといいのだけれど、きっと、またするのかもしれないと、思ったり。だって、ご飯、味噌汁、一品、納豆、シーチキンを一皿に重ねてたんだし、その度胸とそして分かった後のふてぶてしさと言ったら、「払えばいいんだろう」と開き直るテレビで見た万引き常習犯のようで。
朝食の時間帯ではかなりの不正清算があると聞くのだけれど、利用者はほとんどが期間従業員だから、きっとメグリアでは「期間工ってのは」なんて笑っていて、そんで、ボクたちのさきちゃんも「ふん、期間なんかと話なんかしないもんね」なんて思っていたら、どうするんだよ~。
なんていうか、犯人が若い期間従業員だったこともショックだったけれど、ボクがその時にちょうどいて、そんでさきちゃんと目が合って「ふん」なんて睨み返されたのが、ギガショック。
藻前ら、そんなセコイまねすんなよ。社員証清算なんだから、金がないわけじゃないんだからさあ。それに朝から気分悪いじゃんね、睨まれるのってさあ。
てか、受入れのときに「食い逃げはしないように」なんて、言われるようになってみ。

食堂の憂鬱

人としてどうなの? – 佐世保裏街道 – Yahoo!ブログ
ところで最近これはどうなの?って思ってるのがあるんですが、
1直(早朝勤務)の時に工場食堂で朝御飯食べるのだが、
ある人物(いつもエンジ色の帽子かぶってる)が清算のときに、
味噌汁の椀の上にご飯の椀を重ねてるんだよね。。。
(食器を重ねると上に重ねた分は清算除外になる)

その他にも、持ち込みは、ま、百歩譲って許せたとしても、食べ放題のご飯をタッパに詰めていたとかいう話も聞きます。トレーにガムを付けたり、ゴミをそのまま洗い場に出したり…。

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