アマテラスに逢いに

「ええじゃないか・豊橋祭り」というのが昨日今日とやってましたね。豊橋市一帯は秋祭り一色で、渥美線のホームや車窓からも、その賑わいが窺えました。
「ええじゃないか」というのは

ええじゃないかは、日本の江戸時代の末期の慶応3年(1867年)7月から翌4年(1868年)4月にかけて、東海道、畿内を中心に、江戸から四国に広がった民衆運動である。仮装などをして囃子言葉の「ええじゃないか」などと連呼しながら、集団で町々を巡って踊った。『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用

と、豊橋発祥説が有力なようです。豊橋市のサイトにも以下のように説明されています。

豊橋市/豊橋まつり
ええじゃないかとは?
 慶応3年(1867年)7月14日、三河国渥美郡牟呂村(現豊橋市)において伊勢神社の外宮のお札が降っているのが見つかり、お札降りによるお祭りが行われました。民衆は、紅白の手ぬぐいや赤頭巾を身につけ、古歌をうたって、「おかげ」踊りで行進しました。
 その後、吉田城下各町でお札降りによる臨時のお祭りが行われ、大勢の民衆が集まり「おかげ」踊りを乱舞し、東海道を媒体として東西へ急速に伝播することとなりました。
 豊橋で発祥した「ええじゃないか」は、明日に夢を求める民衆のエネルギーが熱気となって全国に伝わったものです。

「お陰参り」というのは伊勢神宮への参詣のことで、その道中などに踊ったのが「お陰おどり」(詳しくは調べていませんが?)ということです。伊勢神宮へは「お伊勢講」などとの講もあって、一生に一度は参詣したい日本人の聖地、チベット仏教のカイラス山、キリスト教のエルサレム、仏教のルンビニとかブッダガヤなどと同じ意味を持つ場所なのだと思ったりしているのですが、ま、それは違うよ、なんて言うの人も多くて、ええ、ま、日本人の宗教観なんてのは、例えば、仏教徒と言いながら自分の宗派なんて言えないくせに…以下自粛。

と、伊勢神宮に行きました。6日土曜日、朝4時半に起きて、トボトボ歩いて田原駅5時47分の電車に乗って。
外宮、内宮と参詣して、やっぱりなんていうか、空間なんでしょうか、やはり泣けてくるのは、日本人だからかなあ、なんて考えてしまいました。
天皇陛下とお会いしたことがあるのですよ。「なんで」なんて思われるでしょうね。ええ、ま、今となっては、ボクも信じられないようなことで、天皇皇后両陛下と東宮御所で直接話した期間工なんてのは、世の中広いとは言え、ボクと数人ぐらいでしょうね。もしかしたらボクだけかもしれないか。ま、自慢話ですが。
その時も、痛く感動しました。ま、泣きはしませんでしたが、ボクの口から言葉が出てかろうじて会話になったのは、きっとその時に賜ったシェリー酒のせいだったのだろうと思ったり、それに、菊の御紋の煙草に少し酔っていたりしたのだろうと、思っています。
ボクは、なんというか思想的なことは言いませんが、やっぱりね、日本人と天皇陛下のかかわり合いって言うのは、理屈とかではなくて、もっと奥深い感情の部分というか、細胞の部分というか、そんな微妙なところにあると思うのです。
例えば震災地に両陛下が行かれたとしても、誰も反対する人もいないし、やはり拝むように話をして、そして涙を流している人たちを見ていると、その姿が日本人なのではないかと考えるのです。
ボクの実家には「天照大神」の掛け軸が床の間にあって、居間には昭和天皇の御影があって、神棚もあってそこにも「天照大神」の御符があったのです。それは、とても自然なことで、例えば休日には日の丸を揚げたりすることもなのですが、習慣とか風習、文化なんてのは、そんなものだとろう、毎日ご飯を食べるような感じのものだろうと思っています。
アマテラスという女神は、その空間にいて、ボクの陳腐なコトバで表現することは、ま、憚れるような、そう感じる場所で、ボクは、ただただ、その中にいることに感動していたのです。

8件のコメント

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    稀さん、おはようございます。
    最近、NHKの番組で見たのですが、横に飛ぶ、というか、ステップする猿があすこの固有種だそうで。あの近くのコモド島には、コモドドラゴンなんてのもいて、きっとテントとか野宿とかは怖くて出来ないかも。
    大友克洋(この字だったかな)でしたっけ。あの大き目のアニメ本、ボクも持っていました。なぜか。アニメはあまり見なかったので、てか、田舎で、近くに本屋がなかったのですよ。一番近くが6キロ離れてたので、ジャンプやマガジンなんて…。
    マガジンは大人になってから「はじめの一歩」とかを立ち読みしてたぐらいかなあ。ほとんど無知です、アニメは…。
    ガンダムも、知らなかったりで、そのあたりになると、話についていけなくなるから、なんていうか、アレです。

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    おおおお・・・。
    マダガスカルでしたか失礼いたしました。
    無知って恥ずかしいですな。
    フリーダム・・
    アニメです日清カップヌードルのCMの・・・
    「AKIRA」すきなんです。
    今日鑑賞しての意見は
    ガンダムのほうがよかったですね・・現実感はないが道徳観はあるような気がします。
    個人的な意見ですが・・・。

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    今井Kさん、こんばんは。
    あ、あっちでしたか。松下とか、あのあたりの出身の人を知っていますけれど。
    葬式も神式(っていうのかなあ?)なのですね。というか、あのあたりは寺が…あ、あったか、そう言えば臨済宗妙心寺派だったかの寺を見たような、それに、なんか派手な宗教法人の寺もあったような…。
    結局、鳥羽まで行ったのですが、考えたら伊良湖からフェリーで鳥羽まで行ったほうが早かったかなあって。海から渥美半島も知多半島も見ることが出来ただろうし…。とても残念。
    ボクは「青空フリーきっぷ」で行ったのですが、今度は伊良湖経由で行って、そんまま九州へ、なんて考えています。
    海からだと近いですよ。きっと。伊良湖までは豊橋からバスが出てるし。

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    おぉー
    お伊勢さん行かれたんですか?
    てかうちの実家、あの辺なんですがね、実は。
    うちの家は戒名ないんですよ、○○之神霊って墓石にも生前の名前書いてあったり
    葬式にも禰宜さん(神主さん)が来て祝詞あげて舞を舞って・・・
    おばあちゃんの葬式は田舎特有の低い天井からぶら下がってる電灯の笠に
    禰宜さんの烏帽子が舞を舞う節々でぶつかって
    「がぃん、ごぃん」みたいな音とかしてですね、、、
    すんません、下らない思い出話でしたが。
    しかし帰らなくなって幾歳月です。
    ふるさとは遠くにありて思うものな感じで。

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    稀さん、こんばんは。
    アフリカの横にあるのは、マダガスカルですよ。あすこはシーラカンスとか、なんとか猿とかバウワウの木が良く放映されて居たりしますよね。
    パタゴニアは、アルゼンチンとチリかな。アルゼンチンと言えば星誕期という元力士が最近テレビに出てますね。
    なんていうか、貯め癖みたいなものが、あるのかもしれませんね。てか、それも微々たるものなんだけれど、やはり将来のためとか。
    20代ではそんなことと思わなかったのに、30代になると、少しずつ考えるようになって。
    20代の浪費、浪費だったんだろうなあ。
    ああ、例の「宴会コンパニオン派遣のフリーダムカンパニー」ですね;)

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    パタゴニアですか?
    アフリカの横にある島ですね。
    日本にいるとやはりアジア圏から目が行って・・アフリカとかインド洋や大西洋の島などいいところを知らないように思います。
    たしか日本と同じように米作をしているとテレビで見た気がします。大陸から日本と同じように伝わったらしいです。
    まあたしかに貧乏使うお金も暇もなし。お金使わないようにしたいのは将来のため?
    一生何かのために働くのか?
    うーん。理解する前に現実は進んでいるからその流れに乗っています。
    いやではないですよ。けして。
    自由とは何か?
    明日はフリーダムのDVDをみようと思います。

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    稀さん、こんばんは。
    ああ、そうそう、帰りに愛好家さんちによって話したのだけれど、「神宮って建物というよりも空間だよね」ってことになりました。遷宮するから建造物というよりも、その場所とか空間とか、おっしゃられる通り木々とか。
    ああ、そうそう、触ってました。で、ま、そんな写真が多くて、今見ると、ちょっとどこだか分からないものばかりで。
    う~ん、ま、その通りで…。
    ヨセミテですかあ。ヨセミテも行ってみたいですね。加藤なんとかさんのトレッキング紀行みたいなもので、読んだことがあります。
    あとパタゴニアとかも。
    今だと、歩けるかなあ、なんて思ったり。
    世間体は、ま、どうでも良いですけれど、一番は金とか、その後の仕事とかかなあ。ボクなんかは、ま、自由と言えば自由なのですが、なかなかお金を使うことも出来ないで。貧乏、金を使う暇なしです。
    えっと、ま、その「なぜ」を明かすのは、なぜだかちょっと今は、ってことで。もちろんトヨタの履歴書には書いてないのですが。書いとけば、なんか優遇があったかなあ、てか、面接落ちるかもしれないと思ったりして…。

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    お伊勢参り。
    いいですね。
    伊勢神宮はとても不思議な空間ですよね。
    生えている樹も幹がとても大きくていつからここにあるんだ?なんて思ったり・・・・・。
    なん百年も前からここにある樹は歴史の教科書に出てきた人も見てたりさわったりしたのかな?・・・空想癖。
    十年ぐらい前アメリカのヨセミテ国定公園でみたでかい樹も感動でしたが、自然の力や新しい世界というのは人に感動と希望を与えるものです。
    もし、見た目とか世間体とかお金とかの心配もせずすきなことしてすごせるなら世界中を旅してみたい。
    マダ知らないことや感じてないことがたくさんあるだろうに・・・。知らないのは悲しいことです。
    でも・・・
    管理人さんはなぜ皇居に招待されたのか?
    とても不思議だ。

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