吉胡寮 冬(2)
そういえば「三河弁には敬語がないね」なんてKくんと話したのだけれど、まさか目上の人に「明日行くだら?」なんて言わないだろうしね。
そういう意味では三河弁ネイティブは標準語を使うということなんだろうね。ネイティブと話していても、その三河弁の部分を除いては標準語だし。
使われなくなっている三河弁なんてのもあるのだろうし、まして相手がボクだから標準語で話そうとするので三河弁を消して喋っているのかもしれないのだけれど。
それに「じゃんだらりん」という語尾変化を除けば、イントネーションはほぼ標準語に近いものだしね。例えば九州や東北やその他の語彙、語尾、イントネーションが違うとそれをマスターするのは1年や2年では無理だろうから(イントネーションなんてのは10年とか)、少し会話しただけで地元じゃないと分かってしまうこともないだろうと思っているんだけれど。
そんなことを考えると、三河地方というのは他の地方の人にとっても住みやすい場所なのかもしれないね。オーラルによるコミュニケーションが取りやすいというのは、重要なことだろうからね。
方言の強い地域だと、他所から来た人ってのはすぐに分かるし、標準語なんて話しているといつまでもよそ者みたいに思ったり/思われたりするのだろうし。
ボクも今すんでいる九州の一地方の方言なんてのが、ほとんど喋れないので、いつまでたっても「どこの出身ですか」なんて聴かれて、その度に面倒な説明をしなければならなかったり…。
「これこれこういう事情でここに住んでいます」なんて具合にね。
それが、たぶん、三河地方だと言われないのではないかと思っている。ま、言葉という理由よりも、地方出身者が多い土地柄ということも考えられるのだけれど。
標準語プラス「じゃんだらりん」で三河弁ネイティブになれる、って、そんな簡単なものでもないのだろうけれど、なんちゃって三河人には、ちょっと練習すればなれるのではないかと、えっと、ま、なんちゃって三河人のボクが考えてるじゃんね。(てか、へんな三河弁使い、だと思われているらしいのだけれど…)
さてと…。
やっぱり吉胡寮前にて。
この木は、何の木?
>ゆうちゃんさんへ
えっと、標準語の成立…。やはり上方語なのかなあ。ま、三河弁も混淆したのでしょうが…。
>名無しさんへ
ということですよね。
ま、三河弁が、というようりも、三河が京都や大阪に近かったってことなのかな?
>しおまる@豊橋さんへ
「まい」って、こっちだとあまり聞かないですよ、ね?どうなんだろう。やっぱりボクの認識不足というか、寡聞にして…なんだろうなあ。名古屋弁かと思ってたし。
成章高校、よかったですね。でも、学校紹介では、やっぱりトヨタが出るのかなあ。企業名はでないだろうけれど…。
>kemamiさんへ
五条って場所が名古屋にもあるんですね。
てっきり京都だと思っていて…。
そうですか。
えっと、ま、場所が離れているし、全く同じということもないだろうし。ボクの故郷もそうかなあ。微妙に違っていて、それは同じ市内でも言えるし。
ま、話している人が若い人が多いし、それに、ボクを相手にということなので、無意識に標準語で話しているのかもしれませんね。
ありがとう。
って、昨日今日と胃痛。
頭痛がないと胃痛…。そんな週末かなあ。
三河弁ってひとくちに言うけど、実は
東三と西三で言葉が違うのよ。
田原あたりは豊橋と似た言葉を話して
いるのだろうけれど、岡崎・安城あたりは
又違うの。
例えば、「行くでしょ?」と言う時、
東三では「行くら?」て言うけど、西三は
「行くだら?」って言うとか、微妙に違うの。
思い出したら、又書きます。
寒いけれど、大丈夫?よく休んで。
三河弁は標準語に近いイントネーションだとは思いますが、本人が気づかないところ(三河人にとっては標準語と思っている)で違いが出ますね。ただ語尾の「まい」に関しては三河人の皆さん認識されているのではないでしょうか。
八王子にて、三河から出張で来た方いわく「5Sやらまい。...やらまいって言うのは三河弁で”やろうよ”ということだからね。さっ早くやらまい」
話は変わりますが、成章高校が甲子園に出ることになったようですね。おめでとうございます。
友人が成章高校で教師をしています。応援団とかの準備も大変でしょうね。
標準語の成り立ちを調べてみましょう
それと、標準語圏内では「しとる」「おる」「やろ」等は使いません。完全に西日本語圏の言葉ですよ
東京は三河の武士が移住した土地だから逆に標準語が三河弁に近い。徳川家康がとばされた江戸は未開の沼地の多い場所で人がもともと住めない。そこに三河の人が移り住むのだから標準語が三河弁に近いのも頷けるのでは。