そして風の街に夕暮れがせまるとき
ここには書かないでいたのだけれれど、12月になってボクの親しくしていた人たちが満了になって田原を後にした…。別れ。
事情を知るホッチキスなんかは「寂しくなったね」なんて。
でもさあ、それって、なんか違う場面で言う言葉だろう…。
そういえば、去年も同じような気持ち、取り残された寂しさを感じていて、例えばYちゃんが満了になった次の日からボクは、食堂はいつもひとりで行っていたし、通勤バスも一人で乗っていた。そして隣を見る癖や、話しかける癖なんかが抜けるまでは、少しばかり時間が必要だった。
寂寞
延長して同期の人たちの姿も見なくなり、そして仲良くなった人たちも次々と居なくなってしまうと、「延長なんてするもんじゃないな」なんて思ったりしています。「長生きはしたくないもんじゃの~」なんて言う老人の気持ちがなんとなく分かるような気がしたり、娘を嫁に出す父親の寂しさみたいなものを考えたり…そんな寂寞たる寮の一室なのです。
今回も、分かっていたんだけれど。こうなることが分かっているから、食堂もひとりで行こう、バス停もひとりで行こう、なんて心に決めていたのだけれど…。いつかはひとりになるのなら、最初からひとりのほうが、いいと考えていたから…。
それでも、その寂しさってのも、ボク自身が満了になって、新しい生活を始めると、もう遠い過去のものとなっていて、Yちゃんのこととか、Hさんのこととか、「そういえば」なんて感じでしか思い出さないでいるのだから、その寂しさも期間があって、そして満了がある。
ここに居る時間、期間なんてのは、忘れようと思えば忘れられるのだろうし、もう逢いたくなければ逢わないでいい人間関係なんてのは、捨てようと思えば捨てられるのだから、その思い出や、人との関係に因む寂しさなんてのも、ここを離れてしまえば、いつまでもつきまとうということもないのだろうし。
全てをリセット出来るということ、それが期間工としての何よりの魅力なのだろうし。スパイラルとして来たとしても、違った自分でいられるのだろうし、それは何かゲームのようでもあるのだろうし…。
本当にね、寂しいのは、寂しくていたたまれない、なんて感覚は、他人との関わり合いというよりも、自分の心の中で自分を見失っているときなんだろうと思う。ひとりでいいと思っても、お金のために来ているんだと思っても、リセットできたとしても、違う自分を演じたとしても、本当は違っていたり、本当は自分は自分でいたかったりするのだろうし。
でも、やっぱり本当に寂しいのは、ひとりっきりでいる時間なのだろうね。
さてと。
トウチュウさん、こんばんは。
バイトですか。それはそれですごいなあ。
期間の人の中にもバイトされている方がいるようですが、ま、10日間ももったいないのはもったいないですが、やすみたいのもやすみたいし…。
えっと、ま、お体には気をつけてください。
よいお年をお迎えください。
休みですが、バイトします。お金欲しい~。
グッドウィル(^人^)
トウチュウさん、こんばんは。
そうですね。
ここにいて、期間満了になったからと言っても、なにも満了にはなっていないしね。
現実と…。
勝ち負けは関係なしに、戦わないとダメなんでしょうね。
正月休みですか?
・・・本当に寂しいのは、リセットなんて出来ないからですよ。悪事と一緒です。自分だけは一生覚えているから。逃げられやしない。だったら俺は逃げません。
一生、現実とタイマン張ってますよ(^人^)