寂寞

休日の寮はとても静かで、家庭では一家団欒の時間で最も楽しいだろう夕方も、時々廊下を通る足音や、通り過ぎる車の音以外は聞こえてこないぐらいの静寂さで、そして秋の風がいっそう感傷的にさせ、内も外も寂しい時間が流れています。

延長して同期の人たちの姿も見なくなり、そして仲良くなった人たちも次々と居なくなってしまうと、「延長なんてするもんじゃないな」なんて思ったりしています。「長生きはしたくないもんじゃの~」なんて言う老人の気持ちがなんとなく分かるような気がしたり、娘を嫁に出す父親の寂しさみたいなものを考えたり…そんな寂寞たる寮の一室なのです。

今日は午後から自転車に乗って白谷海浜公園までサイクリングに行きました。いつものことなのですが、やはり時間が気になってなにもせずに引き返しました。二直明けの土曜日の終わるのは早く、いつも何もしないで(できないでかな)終わってしまいます。明日は田原市まつりですね。豊橋では今日明日と豊橋祭りが行なわれているとか。それでも、祭りなんかの人込みも寂しいもんで、やはりどうしようかなあなんて考えています。


待ってもらったことを忘れないでほしいし、待つということができた頃を思い出してほしい…

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