チベットの問題なのだ

ダライ・ラマはボクたちに問いかけているんだよ。「人権か経済か」ということを。なにも中国が正しいからオリンピックが開催されるのではないということをみんな知っているのだけれど、強気になれないのは、中国との関係悪化による損失を計算しているからということも、分かっているのだけれど。
トヨタにとって期間従業員を失うことの損失は計り知れないものがあって、トヨタの存続の危機にも繋がりかねない。トヨタがいくら社会・国際貢献をしたところで、こういった差別、弾圧がある限り、トヨタは開かれた世界というイメージは払拭できるはずがなくて、常にトヨタだけの特殊なナショナリズムを基にした閉塞的な世界ということを言われ続けるのだろう。
トヨタが期間従業員に求めているものは「利益」だけで、けっして期間従業員の発展や独立なんてことは考えていないのは、リーダーがそのことについて言及したことがないということからも理解易く、改革というテーマは常に内外に指し示されるのだけれど、それはもうほとんどの場合プロパガンダなのだ。ボクたちに対して改革なんてものは、永久的に行なわれないのではないかという絶望感が期間従業員にある。
トヨタは、期間従業員の問題を認識していても、それをトヨタの「利益のため」とは決して口に出すことはない。期間従業員のことをアナウンスする場合においては、常に期間従業員のため、とか国家のため、という言葉で全ての事実を覆い隠してしまう。世界一となった現状では、まさかトヨタが「利益のため人権は無視される」なんてことは言えないだろう。そして期間従業員があくまでもトヨタの一員であるということを、党員化ということで押さえ込もうとする。
「対話」ということが問題になっている。
がしかし、世界一のプライドは、他からサジェストされてテーブルにつく、ということが出来ないほどになってしまっているのだろう。「私たちは期間従業員と話し合う用意がある」と自らの声で言えなくなってしまっているように思う。世界一のプライドは傷付いてしまっているのだ。
期間従業員のほうから「私たちは独立をしたいわけではない、高度な自治をしたい」と言われている。トヨタにとって最後の妥協点であった、高度な自治としての期間従業員のあり方を、これもトヨタ側から最初に口に出す機会も失ってしまっては、世界一のプライドは「じゃあそうしましょうか」なんて、提案を呑むようなテーブルにはつけない状況になってしまっているのだろう。(さらに傷付いたプライドは、もう開き直り気味の全否定になってしまっているしね)
そうなると、どこで期間従業員の権利が保障されるか、となると、やはり取り込みではなくて、期間従業員とトヨタとの対話でしかないように思うし、そこからもう一度はじめなければならないのだけれど、いじけたプライドは、全てを否定して、もう何が何でも「期間従業員はオレたちのものなんだよ、国内干渉だろ、なんなら不買運動するぞ」なんてことになってしまっている。
トヨタが世界一になったとはいえ、トヨタが正しいなんて思っている人は実は少なくて、誰もが口に出せない状況が、さらに世界のトヨタ化を促進しているのだろうと思う。(世界の中心という思想もあるしね)善光寺が聖火リレーの出発点を拒否したことは……以下省略。

栗たっぷりこれでもか羊羹
ABCクッキングスタジオに行かなくても、これぐらいはおぢさんでも出来るもんね:)

6件のコメント

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    >レオさんへ
    そうですね。それに、もちろん企業利益よりも重い。
    >Kemamiさんへ
    ま、そういうことなんだけれど。
    これ、けっこう材料費がすごいことになるから、買ったほうが良い。作ったほうが美味しいけれどね。
    >北斗星さんへ
    読売新聞と同じかあ、うまいこと言いますね。そのうち景品つけて1台サービスしてくれるかもなあ。
    えっと、春巻きやギョウザ、オムライスの方が、難しいに決まってるって。これは、簡単だから…。ま、アイデアとかは必要だけれど…。って、自画自賛。
    >なめこそばさんへ
    芋ようかん、ってのは、芋を練ったやつですよね。そっか、そういうものもあるなあ。ひとつ作ると、いろいろ想像できるから、それがお菓子作りの醍醐味かも。
    そういえば、そうでしたね、長野。
    もう帰省しましたか?夜勤明けだから、明日かもなあ。夜行バスとか?そこからだと飛行機かもなあ。
    >しおまるさんへ
    単身赴任中の出張ってのも、疲れそうですね。かなりの規模の企業なんでしょうね。羨ましい、と思っています。
    軽部門というか、ま、そんな感じなんでしょうね。
    日本食は砂糖をよく使いますよね。これは特殊な食文化なのだと思います。ボクもあまり使わないほうですが、やっぱり煮物にはミリンや酒と砂糖は必ず使うかなあ。
    糖分も塩分も控えているというのが現状です。
    中国かあ。出張でいけるなんて良いですよ。金払ってでも行きたいのに…。

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    来月中国に出張することになりそうです。まあ南のほうだから直にチベット問題に関係することは無いと思いますが。
    トヨタ車は昔家にカローラがありました。まだ私が高校生のころでしたので運転したことはありません。ほかは日産とホンダですね。通勤用にダイハツに乗っていましたが。(ダイハツはトヨタの軽部門?)
    羊羹を作るとはすごいですね。私が作るのは野菜炒めくらいです。ちなみにうちには砂糖がありません。砂糖を使うような料理をしないから。

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    もしかして、僕の好きな食べ物を知っているのでは?
    これをおかずに、ご飯は食べられませんが、コーラは飲めますね。
    ちなみに「芋ようかん」も好きです。
    善光寺は、せっかく愛着が湧いてきていたお寺なのに残念でした…。
    落書きもですが…。

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    トヨタ世界一と言っても、讀賣新聞と同じで、「数」だけなんですけど…(笑)
    世界に誇る「トヨタ生産方式」というのは、「バカでもチョンでも、それなりのものをいっぱい作れるシステム」という意味ですよね。
    瞬時に判断しながら店を回すのに比べたら、非常にラクでいいですけどね。
    21世紀は中国の時代だと言います。その結果、人類に22世紀はやって来ないように思えてならないんですが…。
    しっかし、いっそ後継者不足に悩む和菓子屋さんに弟子入りした方がよいのでわ…(笑)
    自分は春巻や餃子、あるいはオムライスなどは作れますが、こういうのは全く無理です。

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    チベットとか中国とか聖火とかより、
    私にとってはこの栗羊羹の方がよほど衝撃的で
    破壊力あるわ。こんなおぢさんがいるなんて
    日本ってすごい国よ。
    、、、、てか、これ食べたいよ(><)

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    フリー・チベット
    人の命は汚れた金よりも重いのだ!!

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