折り紙 折れますか?

「帽子」よかったですね。

NHK広島開局80年ドラマ「帽子」
胎内被爆者として、差別や病気の不安と戦いながら生きてきた世津。
(…)
「誇り」を失いかけた春平に、世津は、その帽子を見せる。そして、春平の心に再び力がわきあがってくる・・・

春平と世津の再会の時「(自転車でクリーニングを配達していて)この仕事をもう30年もしとるんよ。2人の子供も育てたし。町内会の会長にもなったんよ。えらいやろ」という世津の言葉…。声が出るほど泣いてしまいました。
世津はその3ヶ月後には死ぬのですが…。
昨夜は「銭ゲバ」を見ることができませんでした。
NHKの雇用問題の番組を20時から見ていましたから。テレビを録画するデバイスがないので、こういう場合に困りますよね。2回とも番組終了直後に感想を書いていたので、続けたかったのですが…。
日曜日は、少し離れた生協の玉子の特売日なので、いつものように買い物に行きました。と言っても、キャベツ、ネギ、ブロッコリー、うどん、焼売、そして玉子で1000円もかからないのですが…。原油高の頃は120円になっていた玉子も、今は100円に戻りました。一人一パックなのですが。
昨夜のNHK特集「雇用破壊」、長年渡って製造業で働いていた北海道の男性が面接に行く場面がありました。その前にハローワーク(豊橋でしたね)の職員に履歴書の書き方について注意されていました。「志望動機を空白にしないほうが良い」ということだったのですが、それまで数社の派遣会社の面接経験があっても、派遣会社ではそういうことについて何も言うこともなく、動機など求めることもなく、必要がなかったのでしょうね。履歴書さえ見なかったのかもしれません。
派遣で働くということに「志望動機」など必要がなかったのでしょう。
そして面接が5分で終わってしまいます。その場で「不合格」を言い渡されるのですが、「ノギスを使えない」というのが不合格の理由だったそうです。数年、あるいは十数年、製造業という職業に携わったとしても、基本的な工具の使い方さえ習わないでいること(スキルアップなんて以前の問題として)、そういうことも正規・非正規間の格差を象徴する事実なのです。
最近、離職時のセーフティネットとしての職業訓練のことがよく語られますが、こういった格差もなくさないと、この国の技術力が低下して、国力が衰退するとおもうのです。
そういえばアフリカで折り紙の折り方を教えた時に驚いたことがあります。端と端をキッチリ合わせて折るということが日本人なら普通に出来る(出来ますよね)と思うのですが、出来ない人がかなりいました。そういう概念がないことなのかもしれないと、その時は思っていました。そうなるとボクたちに取っては簡単だと思われる作業も、難しい作業になります。
ものづくりということ、そして技術や技能ということ、その力(精度だったり発明だったり)は文化や風習なんてことと接触していることなのです。
手先の器用さがこの国の力だったのですが、それさえも失おうとしているのかもしれません。国力というのはいろいろな視点からの考察が必要なのでしょうね。あたりまえですけれど。

3件のコメント

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    >女子さんへ
    銭ゲバは、気持ちはあるのでしょうね。あすこまでの貧しさや哀しさは稀有でしょうけど…。
    尾崎豊ですか。そう言われのは光栄ですけれど…。尾崎豊に申し訳ないです。
    >奈々氏さんへ
    ありがとうございます。
    画質、結構良いですね。あとで(明日かもしれないけど)見ます。
    感想は、どうなるか分かりませんけど…。

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    気ままにYOUTUBE
    http://kimamaniyoutube.blog78.fc2.com/
    上記のサイトでドラマやアニメが見れますよ。
    銭ゲバの感想聞きたいです。
    僕も久々に見たいと思ったドラマですから。

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     人はいつも何処かで誰でも「銭ゲバ」の心を持ち合わせて生きているのかもしれませんね
     私は貴方を尾崎豊をみているような錯覚?!を観じています
    「愛の消えた街」「ボクがボクである為」になど貴方の文章から尾崎の世界に浸れます
    これからも楽しませて下さいね
     右手の左側(貴方)をみたかった

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