派遣労働を守るための署名活動
「派遣労働者」ではなくて「派遣労働」という「労働者派遣は、フレキシブルでかつワークライフバランスを保つ選択的な働き方」を守るための署名活動らしい。
署名|社団法人 日本人材派遣協会
フレキシブルでワークライフバランスを保つ選択的な働き方ではなくて、雇用が派遣しかないとう選択権のない働き方の人が多いし、労働者というよりも企業側にメリットがあって、格差や貧困の温床になっているとも思う。そして労働ダンピングなんてことを引き起こした原因でもあるし、今回の大量解雇にみられる社会不安は、それこそ派遣会社のフレキシブルな対応によって生じた罪でもあると思う。
労働力、要するに人が商品となって物として扱われ始め、そしてそのまま物として放置してきたのが、この国の不幸の始まりだったのだから。
ただ、派遣が全てなくなると、やはり困る人も多いのも確かで、ボク個人的には全廃は避けるべきだと思っている。
・登録型派遣で、一般事務や販売、介護、軽作業などの仕事で働くことができなくなります。
・一日や一週間といった都合にあわせて、派遣で働くことができなくなります。
・次の仕事に就くまでの繋ぎで、派遣で働くことができなくなります。
「短期」や「繋ぎ」という理由から、失業者の何割かは派遣での雇用を希望している。それ以外にもあるのだけれど。
ハローワークに行くとそれは感じる。例えば国がやっている雇用創出事業でのリサイクルセンターや、自転車整理、入力などの臨時の市職員募集には、社会保険が付かないでただ単に仕事を創り出しているという手配師的な側面が垣間見える。
そういう雇用創出と短期派遣とどう違うのだろうかと思ったりもする。雇用主が自治体と言う安心感と、搾取されているかいないかという違いだけのような。そしてその雇用創出事業は数ヶ月で雇い止めなのだから、その後のケアもしようという派遣会社のほうが親切にも感じたりする。寮もあるのだし。(もちろん派遣会社によるのだけれど)
雇用創出と言いながら予算はあるのに結局お情程度の労働を与えるだけしかできないでいる自治体のやる気のなさも問題なのだけれど、そこは何も論議しないで「派遣は悪」なんて全廃してしまうと、さらに雇用情勢は悪化するのだろうと思う。
実際、派遣労働が今の求人倍率を押し上げているとも感じているし。アンチハローワーク派の人たちは、フリーペーパーに頼っているのだし、短期やスポットの派遣労働への需要もあるのだから。
全廃して雇用情勢か好転するのならばやればいいのだけれどね。全てがうまく機能していないと感じる。セーフティネットである職業訓練にしても、終了後の雇用が確保されていれば良いのだけれどやはり「学校は出たけれど」という状態になって、ハローワークに戻ってくるツバメ失業者でこれからまたハロワが混雑するのだろうし。2年後に数千人の介護福祉士が誕生するのだけれど、どれほど定着するのか、それで雇用と介護問題が解決されるのかも疑問だし、なにかが改善されているとは全く感じられない。
要するに、企業依存ということなのだろう。自動車や家電という基幹産業の景気次第、という神頼み的な雇用対策しかないようにも思う。ま、廃止廃止としか言えない政治に問題ありということなのだろうけれど。もっと具体的効果的な策はないのだろうかと思ったりもする。
薬事法も結局はネット上でかなりの署名を集めたようだけれど、改正されて通信販売が認められなくなったのだけれど、今回も署名をどれだけ集めようと、どれほど需要があって死活問題としている人がいようと、決まるものは決まるのだろうけれどね。ま、ボクは全部賛成じゃないので署名はしませんけれど。きっと、多くの人もそうだと思うのだけれど?
とりあえず求人倍率を1にしないとね。そしたらあのハロワの混雑も解消されるだろうけれど。
さといもさん、こんにちは。
「派遣があるからこそ生きて行ける人も居るわけだし」というのは、ま、ちょっと暴力的な発言としても、ま、それによって助けられている人もいるのは事実ですね。
スポット派遣のような短期は残しても良いけれど、1か月以上になると直接雇用ということにしても別に問題はないように思いますけれど。トヨタの期間従業員のようにね。
以前にも何度か書きましたが派遣労働を完全に禁止するのは私も原則反対です。
派遣があるからこそ生きて行ける人も居るわけだし短期間の労働であれば派遣のほうが労使とも都合がよい事もありますし。
派遣労働に関しては今まで曖昧だった人とお金の流れの見える化を法律できちんと定義したほうがよいと思います。
派遣を完全に禁止してしまうとそのうち有償無償問わず民間による職業紹介、求人雑誌や広告の一切の禁止、即ち全ての求人はハロワを通せとも成り兼ねない。
ハロワに権限を必要以上に集中させるのは労働者にとって利益にならないでしょう。
痛風さん、こんばんは。
そうですねえ、落ちますね。
意味なく落ちるって感じのところも…。面接というよりもくじ引きみたいなもんかなあ。
面接に参加するのも大変な時ですもんね。
派遣や契約にも殺到ですからね。0.3倍とかになると、実質0.1倍、もっとかなあ、だからかなららず10倍はあるってことですもんね。
その0.3倍の中には医師とか看護師、要経験なんてものもが多かったりするから、やっぱり0.05倍って感じかなあ。となると選ばなくても20倍…。ちょっと選ぶと(年収200万とか、社会保険ありなんて基本的なこと)そうなると、40倍50倍ってことになりますね。
暖家ってレストランありました。
昨日面接を受けた正社員の倍率160倍
今日面接を受けたバイトの倍率120倍
落ちる奴はみんな自分に問題があるんだよダンケシェーン。
>叱魚二兎さんへ
はじめまして。
ボクは切れてもう随分すぎました。
そですね。今は派遣の数も少なく、その派遣に群がる状態ですからね。今のような雇用情勢の時にこそ繋ぎでの雇用が必要なのですけれどね。法で取り締まらなければならない部分は取り締まって、良い部分は残すということにしたほうが良いと思っています。
セルフパックは自分で申し込むとか、買い物をするとか、あるいはその記事を書くってやつですね。それ用にブログは分けていますけど。
>hiroさんへ
そうですね。自動車関連はもともと9月から年度末まで忙しい時期でしたしね。
ただ、雇用条件がどうなるかってのがあるでしょうね。通勤できる人にしないと、契約満了になった後で「どこに行けばいいんだよ」なんて人も出てきますからね。
昨年末から今年にかけて住所も保証人もあるはずなのに、満了になったらなくなった人が多く出ましたから。
パンソニックのように、経験者はダメ、通勤できる人、ついでに35歳以下、保証人2名なんて厳しくなるのだろうと思っています。
下請けも増えると良いのですけれどね。
最近短期雇用の求人も増えてきた感じです。
朝日新聞に、三菱自動車が期間従業員募集を再開すると記事がありました。
http://www.asahi.com/job/news/TKY200907090447.html
初めまして!
こちらは、失業保険切れ間近の失業者です。
”次の仕事に就くまでの繋ぎで派遣”の考え方の人、
以前派遣されていた職場には多かったと思います。
『30歳までに定職に就きたい』
と言っていた後輩が居ましたが、同様の考え方なのでしょうね。