派遣病という労働災害
公設派遣村：交通費２万円受け取り後、２０１人戻らず
居た人もその2万円で煙草を買ったり酒を飲んだり、中には風俗に行った人もいるでしょうね。派遣村だからじゃなくて、例えば生活保護、失業保険の不正受給なんてこともあるしね。子供手当てが支給されたとしても、そのお金で同じように酒や煙草、ギャンブルなんてことに使われたり…。
なにがどうあろうと、派遣村は続けられる。それは先日から書いている通り。
＃何も極論とか是非なんてことではなくて、その原因は国や企業の失策なんだからしかたない。それを「国が悪い、企業が悪い」ということにうんざりしてもらっても、困るんだ。だって、書いているほうだってうんざりしているんだから。みんなもそうで、「もうこんな無策の国はうんざり」だろうし、「政治家にうんざり」だろうし･･･、ね。
「うんざり」が満ち満ちている;)
派遣村の件にしても、その存在とか派遣問題について「うんざり」なのかもしれない。だってほんの一部の人だからね。ボクのように清く正しい非正規社員の道を歩んでいたなら今のようなバラ色の日々を送れたんだからね。清く正しくなくてもいいけれど、少しだけリスクマネージメントが出来ていれば「500円しかありましぇん」なんてことにはならなかったはずだからね。
少しダラしない人たちなのだろうと思う。だから、今さら規則だ規律だ約束だなんて言ってもしかたないのだよ。「2万円もらったから、そのお金で就職活動をするんだ」なんて計画性のある人だったら、派遣村なんてところにはいないはずだろうしね。
それはね、「派遣病」という病なんだからしかたない。そしてそういう人たちを企業も必要としてきたし、利用してきたということなんだ。というか、国や企業がその派遣病という病を生んでいたのだから。職業病として労災が認められても良いのではないかと思う。だから、その療養所として「派遣（病）村」は必要なんだよ。じゃないと死ぬ人も出るからね。
ボクは間違ったことを言ってないのだよ。
だって、人の命は尊いものだろ？遠く離れたアフリカの人たちの命だって救おうとするじゃないか？
命は尊いものだから、シートベルトやチャイルドシート、エアバック、飲酒運転の厳罰化、道路整備、なんてことの研究開発を行ってきたんだろ？
非正規社員の人たちが生命の危機に直面しているのに、まさか見殺しにはできないだろ。
そもそも「派遣村」なんてものを開設しなければならなかったということが問題なのだから。その存続なんてのは問題じゃないのだよ。子供を産んどいてジャマになったら殺すようなもんで、それならセックスしなければ良かったんだよ。ま、避妊すればよかったということで、国家という色男と企業という尻軽女の間に出来たのが「非正規」という子供なんだから、ちゃんと面倒みなければダメだよ、と言っているだけなんだけれどね。
それが「極論」なんて言われると、書いているボクのほうが困ってしまうわけで…。
あなたたちが産んだ子供の夜露を凌げる場所の存続を議論してどうなるんだよ、ということ。ODA予算を減らしてでも子供の面倒はみないとね、ということ。
間違っているかい？
車を売るための予算はたっぷり組むくせに（エコカー減税、高速道路1000円など）、その車を作った人のための予算も出せよ、と言っているは間違いなのだろうか？企業に優しく労働者に厳しかったこの国のありかたが問題なのだ、と言うのは違っているのだろうか？
そうそう、村上春樹さんのエルサレムスピーチで玉子と壁のことを言っていたけれど、「国や企業」という壁と「非正規社員」という玉子のどちらにつくかということで、「国が悪い、企業が悪い」というのではなくて、強いものが強いものの都合の良いように法律を作ってきた、そのことへの異議であって、ボクは非正規の側に立つ、ということなんだけれど？それは、ま、ある意味「うんざり」なことかもしれないね。
乞食ははよ死ね
いろいろな救済が行われることがこの国のためだと思いますけれど。派遣村の住民ということではなくて、なぜそこに辿り着いたか、ということ、それがすべて自己責任だなんて言うのは暴言ですからね。
いろいろな支援は考えられますが、ま、これまで書いたことは、労働者のためのガードレールひとつ作らなかったことへの企業や国への異議ですから。
誰が悪いということ、それを言ってもしかたないですから。
今後は雇用保険に加入していたかどうかを関係なく職業訓練を受けられる仕組みづくりが必要だと思います。
現在の制度だと原則として雇用保険を受給している方を対象にしているのでそうでない方、新卒者、雇用保険のない職場で働いていた方、自営業だった方などにとっては不公平といえます。
おそらく派遣村の住民はそういったものを享受できなかったから今に至るのではないかと。
また運転免許が失効してる方が居るかもしれません。
もしそういう方が居るのであれば何らかの形での救済も必要になってくるでしょう。
技術や資格があるからすぐ就職に結び付くとは限らないけどないよりは増しです。
＞御巣鷹さんへ
回復して良かったです。ま、身体を壊しても結局誰も面倒見てくれないというのも非正規の辛さですからね。辞めた後に病気を発症した場合にはどうなるんでしょうね。きっと「因果関係が」なんてすったもんだになるのでしょうね。
そんなことも非正規の問題ですよね。組合が助けてくれるとも思わないし。
人には優しくない国なのかなあ、なんて思っています。結局「安全」だとか「環境」だとか言うのは売るためのCMなのだろうし。
＞松井さんへ
数日前からの連続ものとして読んでいただければ、と思っています。
要するに国の予算のかけようが偏っていたということで、交通事故死が減少したのだけれどその減少した分の数倍の自殺予備軍、ホームレスが発生したのが自動車産業だと思います。
国が悪い、企業が悪い、とだけ言っているのではなくて、その偏った予算の使い方に問題があったということ、そして人の命の重さは同じなのだから、開発に莫大の費用をかけるのなら（例えばCMとかも）わずか1億円ぐらい毎年出せよ、ということなんですけれど。
＞痛風さんへ
そうですね。トヨタと石川遼くんの契約料が5000万円ですか。それを考えるとやっぱりしれた問題だと思うのですけれど。
そういうカネの使い方に異議アリですよね。co2の問題もそうですよね。「安全」なんていいながら、労働者の安全なんて考えこなかったのですから。
たぶん、そういうことについてほとんどの人は知らないで、2万円もらって戻らない、なんてことには過剰に反応する。その14万円がどう使われているかなんてことは、誰一人何も言わないのに…。
＞さといもさんへ
何の教育ですか？まさか「正しいお金の使い方」とか？
それならトヨタ社員の中にも教育されないといけない人がたっぷりといますよね？
経済格差が教育格差を生んで、それが親子と連鎖して、そこから脱出できないというのならば話は別ですが、派遣切りされた人にたいして「教育」はどうなんでしょうね。
「職業訓練」なら分かりますが。
「社会人として必要な常識などを失」ったのではなくて、必要ないんじゃないのですか？
それも非正規だからというのではないように思います。一部の人たちは、どんな社会でもいるのだろうし、たまたま社員だったか非社員だったか、というだけの話かもしれませんね。
療養所、社会人として復帰させるための施設と考えれば一時的なものではいけません。長い時間をかけてでも復帰させていかないと。
内部で色々な問題が起きる理由として不安定な生活を過ごしているうちに社会人として必要な常識などを失う結果になった方が居るのは否めないでしょう。
貧困の再生産を防ぐためにはそのための教育が必要だと考えています。
生活保護の受給の決定だけだとそこで止まってしまうから。
生活保護に関しては以前から管理人様も書いていましたが結果的に既得権益、ある種の特権階級となってしまい労働意欲を失わせるマイナス面があるのは事実です。
生活保護の制度自体の在り方についても全面的に見直すいい機会かもしれません。
派遣村の予算は１億にも満たないです。微々たるもんだと思います。ガミガミ言うような話ではないです。
だって、中国人留学生には月額１４万が支給されているんですよ？彼らが日本に国益をもたらすか分からないのに、年間２３０億円が使われているのですよ？支給ですよ、返済義務がないんです。
で、彼らは聖火リレーに集結してチベット国旗を持つ人を殴る蹴るという…
もうね、ええ？？？って感じですよ。
同じ日本人を見殺しにしても、何をしでかすか分からない外国人を優遇するこの国の実態にうんざりですな。
はじめまして。
まったくおっしゃるとおりだと思います。
私も現在失業中でこの話題には少なからず関心がありました。しかし、どこを見ても書かれている事はあそこに居る人たちへの批難ばかり。ほとんど犯罪者扱いです。
それは違うんじゃないのか？もっと違う観点から見ないといけないんじゃないのか？
そう思っていました。彼らを批難してるだけでは何も問題は解決しません。
ここ数日、ずっとモヤモヤしてましたが、やっとスッキリしました。
管理人様、ありがとう！
ホントにそうですよね。
病み上がりの体でラインのプリウスを回していると、何が減税や補助金だとバカバカしくなってきます。
結局プリウス効果で半年間の招集をされた人々は、毎日３００台以上をさばく１台すら買う事もできないですし、第一に購買意欲すら考えさせないです。
先日は申し訳ありませんでした。
お陰様で体調は戻り年始の始業に間に合いました。
近い内に必ず会える日を楽しみにしています。