てっ！
もちろん豊橋市民である。きちんと税金も払っているし、買物も豊橋市内でするように心がけている。ゴミの仕分けもちゃんとしているし、道路にゴミが落ちていれば拾うようにもしている。すべては明るい豊橋市の明日のためだ。
そんな善良なる豊橋市民に対して、豊橋市は冷たい。納めた税金であんなPLATなんて中途半端な箱物を作って、それにあんなに駅に近いもんだからタクシー業界にはなんの経済効果もない立地条件にして、いったい誰が喜ぶのだろうかと、とっても疑問に思っていた。おまけに松竹歌舞伎なんて豊川文化会館で開催された時よりも料金が高いというのも迷惑な話で、どうせなら毎年豊川で開催してもらいたいと、思っているのだ。PLATがあるために、多くの人が歌舞伎や落語、演劇なんてものから縁遠くなっているのだから、罪深い存在なのだ。
そんなPLATとは絶縁していた。それに豊橋市民をやめて豊川に移住しようかとも考えていた。どうせ払うのならふるさと納税制度を利用して豊橋以外に納税したいとも思っていた。
誰がためのPLATなのか？志の輔師匠「ガッテン」しますか？

結局、すべては彼らの狂った思考による結果なのだ。チケットぴあに丸投げしてチケットを販売してしまった結果、東三河市民が優遇されることもなく、老人や障がい者、情報弱者が優先されることもなく、東三河市民不在の「東三河市民のための」公演が行われる。
ネットで会員登録できない人や、メールで申し込みできない人、そんな人たちも置き去りにされてしまっては、なにが「演劇・舞踊・音楽等の芸術文化の振興と芸術文化を活用した市民の交流と創造活動の活性化を図る」だ。芸術なんてのは想像力なのだ。想像力もない人たちが、芸術とか文化なんてのを口にする資格があるのだろうか？

高座開き「立川志の輔独演会」本日開演

ボクはその列を見てすぐにあきらめた。というよりも落語なんて立ち見で聞くもんでもないだろう。それに高座から遥か遠い2階後部なのだから、師匠の表情なんてのが見えるかも微妙だし、なんて思った。その立ち見チケットに3500円も出すぐらいなら、CD1枚買った方がもしかして意義があるかもしれない、なんてことも思った。

ボクは怒っていたし、ボクは悲しくもなっていた。こんな性格だから友だちが出来ないんだ、なんてことも考えたりもした。
志の輔師匠によるPLATの高座開きから一年。光陰矢のごとし。ボクはといえば絶縁していたのだけれど、トイレを利用するためにPLATにはよく行った。というか、トイレだけを利用することがボクの絶縁の証のようにも思っていた。「ふん、トイレだけしか利用しないもんね」なんていうのがボクの矜持みたいなもんで、そしてそこはボクのPrivate　LAvaTory＝PLATになっていた;-)
志の輔師匠の独演会が本日開演される。そのPLATの一周年記念にだ。「ふ～ん、また志の輔師匠か、芸がないね」なんてボクは相変わらずひねくれていたし、ボクたちは相変わらず絶縁状態にあったんだけれど、なぜだかボクの目の前にはチケットがある。それも前から３列目のプラチナチケットだ。
なぜボクの目の前にあるかは今は語らないけれど、ボクはこれから準備をして行くつもりだ。別に仲直りしようとか、ボクのほうからすり寄ろうとか、そんなつもりは毛頭ない。ただそこにチケットがあるから、だ。
ボクは寝不足だし、もしかしたらうっかり居眠りしてしまって、もしかしたらいびきなんてかいてしまうかもしれない。ついでに言わせてもらえば、先週の「ためしてガッテン」がチョコレートの効果についてだったもんだから、Amazonでいつも買っている「チョコレート効果86％」が品切れになっていてボクは買えないでいる。困った。
あ、そろそろ準備しなければ。とにかくボクはこれからPLATに初めてトイレ以外の目的で行く。ちょっと緊張もしているし、ちょっと興奮もしているし、それに血圧も上がっているに決まっている。チョコレートは血圧降下に効果があるらしいので、毎日朝食後に食べている。今日も…あ、そっか、品切れでチョコがない。志の輔師匠、かんべんしてくれ…。
とにかくボクは慌てていて、とりあえずこれを書いている。そして慌てて準備して…。行ってきます。