壁ドンとなでしこ

女子ワールドカップで日本が負けた。

アメリカと比べたら、やっぱり「なでしこ」だったように思う。スポーツの世界にそんなことはないのだろうと思うのだけれど、日本人女子のほうが優しいのかなあ、なんて感じたのだ。なでしこ対セイタカアワダチソウみたいな…。

女性が強くなったとはいえ、まだまだこの国では平等なんてところには程遠く、女性活用なんて言ったって労働者不足解消の方便でしかないように思う。それに女性だって平等というよりも女性として弱者の立場にいるほうが心地良いと感じる人も多いようだ。キャリアウーマンでいるよりも専業主婦になりたいという女性の方が多いようにも感じる。

ようは収入の問題で、女性が働かなければ家計が立ち行かない、あるいは育児や子供の教育にお金がかかりすぎる、というのが、女性が働かなければならない本当の理由なのだろうし、国としても労働者不足の解消と、国家収入の問題で女性の進出を煽っている、そんなふうに感じる。

やっぱり女性として扱われた方が気持ち良いし、心地いいもんね?

というか使い分けしていて、場合によっては弱者の位置にいる、なんて人も多いはず?

壁ドンだってそのことを象徴するひとつの流行だったように思う。(いまだに流行?)

あんなことを好きな女性がいるのか、これまたボクには理解不能なのだけれど、それじゃあちゃぶ台返しとかも好きなのかね?

どうもDV臭がする。壁をたたいて脅迫しているようにしか見えないのだけれど。

ちょうど、DV男の「こんなにお前のことが好きなんだよ」なんて暴力を肯定する理由みたいなもんで、女性もその「ドン」に興奮し「それほど愛してもらっている」と勘違いするような感覚に似ているような…。

「ドン」を肯定して、うっとりとして、それがいかに素晴らしいかなんてことを話すこと自体、この国の女性の立場とか女性の平等度の低さを、女性たち自身が認めているようで、ボクにはどうも違和感をおぼえる。

まあ、でも、確かに専業主婦になることに憬れて、「嫁入り前」で「箱入り娘」なんだから、しかたないのか。なんて考えると、女性の社会進出を考えるよりも、女性が専業主婦になっても安心して暮らせる社会をつくるかという社会不進出を考えたほうが、この国にマッチしているように思うのだけれど。

ボクだって、実は専業主夫になりたいのだし。(壁ドンはいやだが、いのどんは好き・・・)。なにも、セイタカアワダチソウやカハンシンタチソウ(下品かなあ)に囲まれて仕事なんてしたくはないだろうし、ゆっくりと自分のペースで一日を過ごした方が幸せだと思うし。そう考えることってのが「間違っているのかなあ」なんて考えることが間違っている、そう思う社会が間違っているように、オジサンは思うのだよ。

ということで、やっぱりアメリカ女子は強かったね。
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