5.9%アップ 公共事業の労務単価
5.9%アップで2万3600円…。この金額で、公共事業の原価計算が行われているのだろう。これを、公共交通であるタクシー事業も…。なんて考えている。そうすることにより、運転士の月給も47万円にできる。
報道発表資料:令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価について – 国土交通省
【改訂後の単価のポイント】
1 今回の決定により、全国全職種単純平均で前年度比5.9%引き上げられることにな ります。(資料1)
2 また、必要な法定福利費相当額を加算するなどの措置を行った平成25年度の改訂か ら12年連続の引き上げにより、全国全職種加重平均値が23,600円となりまし た 。( 資 料 2 )
3 労務単価には、事業主が負担すべき人件費(必要経費分)は含まれていません。よっ て、下請代金に必要経費分を計上しない、又は下請代金から値引くことは不当行為で す 。( 資 料 3 )
つまり、この額を総括原価方式の基にしてタクシー運賃を決める。採算性に問題がある、例えば地方事業者の赤字、そこには補助金を支給する。そうすることにより、タクシー運転士の生活と、事業者の経営を守ことができるのではないだろうか。
と言うよりも、タクシー不足の原因とされる「低賃金」。そもそもその基準が曖昧。そして、出来高歩合給制が個人の問題に矮小化させる。加えて、公共交通従事者の賃金を需要と供給という資本主義の原理で決める。「低賃金」と言われながら、高賃金…。
タクシー不足は賃金が安いからだ。そう言われながら「月収100万円」「タクシーバブル」なんてSNSからは聞こえる。出来高制という個人差を容認しながら、地域差もあるのだから、結局、誰を見たかによって判断される賃金なのだ。
固定給化への批判
固定給化の話をすると、必ず「サボる人」が出てきて、「会社が潰れる」と言う人が一定数いる。そしてボクは「え、タクシー運転手って指示命令されないとサボるんですか」なんて考える。そして「えっ、会社が潰れる心配をする人がサボるんですか?」「潰れないように、生産性を考えるのが会社じゃないんですか」と苦悩する。
サボったり、会社の倒産を心配する人たちが、「こっちの会社の方がいいよ」と移動する。いや、それは良いんですよ。労働力の流動性が高い業界ですから。でも、その矛盾をどう考えれば良いのか。さらに苦悩する。
昔日の幻影
昔とは違って、例えばGPS、高い配車率…。サボれない、遊べない状況になっている。そして生産を高める方策もある。だけれど…。
総括原価方式への回帰
となる。しかし、今度は利用者負担が、と反論される。でもね、原点は公共交通だということ。その仕組みが「賃金が安い」ことで崩壊、または崩壊寸前であるとしたら、そこに予算を組めば、と考えるのだ。次は国家の心配するのでしょうか?国家、会社、その前に公共交通と労働者の生活を考えることのほうが…。そうして、賃金が5.9%アップすれば、と思うんだが。
2月14日
昼食:野菜ラーメン、鰹のたたき(前日の買い置き)缶チューハイ350
夕食:豚肉の煮込、ポテトサラダ、じゃがいも(冷凍)ワイン2杯
『キートス!!カウリスマキ Blu-ray BOX Part 2』を見続けました。
出費:1755円(食費、A)
買い物には出かけた。
2月15日
昼食:そば、鰯塩焼き、日本酒1合
夕食:豚丼、ワイン2杯
『キートス!!カウリスマキ Blu-ray BOX Part 2』
引きこもり。
2月16日
昼食:野菜ラーメン、ナッツ類、ワイン3杯
夕食:餃子、にんにくチキン、缶チューハイ350
『SWALLOW/スワロウ』カーロ・ミラベラ=デイヴィス監督
『ガール・オン・ザ・トレイン』テイト・テイラー監督
買い物には行った。
以上。