森、道、市場で夕暮れの街切り取ってピンクの呪文かける・・・

ふ~ん、って感じでゴールデンウィークも終わって、それはいつものことで、もう10年ほど同じ感じの春。

もうたぶんあの頃の感じで生きられないのは、それはきっとボクがオジさんになったからなのだろうと、思う。

「・・・そんなこともあったんだね」なんて久しぶりにあった人の話をうわの空で聞いている間にサクラも散った。風景は相変わらず想い出にしがみついていて、魔女たちの季節は少しだけ湿っぽく過ぎていった。

どうだっていいことなんだけれど、ボクのことがそれほど重要事ではないぐらい他人のことにも無関心で、テレビの中の物語なんてのは、なんだか陳腐な呪文のようで、汚れっちまっていることさえ気にならないでいる、魂。

昨日からラグーナテンボスで「森、道、市場」をやっている。あのラグーナ島は公共交通空白地で、島を抜け出すにはシャトルバスと自らの足しか「足」がない。

タクシーを呼んでも、スマホ配車で呼んでも、「1時間待ち」ならいいけれど、「タクシー乗場で並んでお乗りください」なんて言われ、並んだところで結局1時間待ちなんだから、なんのイベントだか分からなくなる始末で、ああ、そういえば「森」を抜けて「道」を歩いて「市場」に行こうってハイキングとイーティングとドリンキングとショッピングとミュージックということか。

その一瞬一瞬を楽しもうってことなのか、刹那。

というボクもきっと明日には島に渡って、サニーデイ・サービスを会場の外で聴いているに違いない。くるり、もまたまた外で聴いているに違いな。そのほうが、潮騒に混じり合い、潮風をたっぷり含んだ歌声のほうが、ボクには感動するに決まっているし、似合っているに決まっている。

海が見えるしね。急がなくてもね。

森、道、市場 2018 |

パシフィックヴィーナスと竹島
蒲郡ふ頭から竹島

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