緊急事態宣言は延長しますか？

ボクたちは、このコロナ禍で得るものがあったのだろうか？このまま非常事態宣言延長になるのだろうか？

長い冬を過ごしている。そしてまた、冬が訪れようとしている。その季節の中で、ボクが見つけたものと言えば、心の澱のようなもの……。見なければよかった、そう思ったところで、それは長年ボクの中に静かに積もっていた、そのことも解かっていたはずなのだけれど……。

長いコロナ禍で、長い冬の、長い夜に、不安という悪魔がやってきて、例えば、優しさ、とか、寛容、なんてものを、緊急事態宣言が出るたびに、ボクから剝ぎ取っていった。それがボクの、唯一の宝物だったのだけれど、いとも簡単に……。

学級閉鎖

新規感染者数は減少傾向にあるとしても9月7日の新規陽性者数は31件、小学校の学級閉鎖も起きている。陽性率は高いままで9月の第一週が終わり、緊急事態宣言の期限をむかえようとしている。金曜日あたりに「9月26日までの2週間、緊急事態宣言の延長」とアナウンスがあるんだろうと思っている。確かに、街から人を消し去るほどに、宣言は効果がある。その副反応として、傷つくものがあったとしてもだ。

ボクたちは、収入が減ったとしても、その代わりに休業というものが手に入る。それを吉とする人もいることも確かだ。そして、中には、その喜びを手放したくない人もいる。世界が終ろうとも、このまま楽に座っていたい、そう願う人もいる。

ボクたちは、傷ついている。

緊急事態宣言延長を

速報豊橋市新型コロナウイルス検査数、陽性者数、陽性率推移グラフを作ってみました。こうして見ると、指先に感じるぐらいに「多い」と思っています。

ボクは、実は、後ろめたさを感じつつも「まあ、しゃあないなあ」と思っています。そうしてわずか1年で新型コロナウイルスのワクチンも開発するぐらい人類はスゴイし、続く災禍の中でまだまだ平和に暮らせるこの国もスゴイなあ、そう思っていて「だいじょううぶだ～」なんて考えたりするのですが、それでも、無傷ではなくて、コロナウイルスに心の平穏を壊されていて、その副反応から現状維持バイアスというよりも、劣化バイアスに進んでいるのかもしれないと、そして時には「どうでもいいや」なんて思ってしまうんだろうと、これまた後ろめたさを感じつつ、こうして書き記していたりします。