遍路旅の準備(2)

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豊川堤防沿いの彼岸花

雨の中を歩きながら考えた。

準備は確かに必要なのだろうけれど。そのこと、あるいは、そのことばかりに集中してしまっているように思う。遍路の前にいろいろ考えてもしかたない。歩き始めて要不要を決めればいいのではないかと、思う。

遍路ということよりも、その荷物の重要性を説いたところで、一体何になるのだろうかと思ったり。記録として書き残すのは良いことだろうけれど、それは旅をした後に決めることではないかと、歩きながら考えていた。

あと数日で出発します。

荷物のことや、準備のことも、旅が終わってから、きっと綴れると思っています。結願するかどうかも分からないし、途中で嫌になって戻ってくるかもしれないし、バスや電車、もしかしたらレンタカーで回るということになるかもしれません。それは、行ってみないと分からないことなのでしょうね。

荷物はほぼ決まったのだけれど、旅の計画はまったく決まっていません。ただ、一番札所・霊山寺に行くということだけは、決めて/決まっていたのですけれど・・・。1200キロメートルがどれほどの距離なのかという感覚も、1日8時間歩くということが、どれほど長いのかという感覚も、まったく分かっていないのですが、とにかく四国に行って、徳島に、そして霊山寺に行き、そこからゆっくりと歩き始めたいと思っています。

そして、ゆっくりと歩きながら、少しずつ何かが決まればいいかと考えています。例えば不要な荷物を捨てることも、歩きながら考えれば良いかなあ、と思っています。

時間だけはあるのだから・・・。

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