レクサスGX（ランドクルーザー）
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さて、連休明けの一週間が終わりました。４月に引き続き残業は少ないです。噂ではLS発売前の８月頃からは忙しくなるということで、それまでは嵐の前の静かさといったところなのかもしれません。

でも実際のところは、例の北米トヨタ社長のセクハラ問題が販売に悪影響を与えることは必至ですし、もともと北米市場での風当たりも強まっていた時期ですから、トヨタとしてもかなりの危機感を持っていて、それが残業ゼロという人件費の削減に繋がっているのかもしれませんね。

一日あたりの生産台数はタクト（一台作る時間）×労働時間ですから、タクトを上げるか労働時間を増やすかで生産台数は増えます。タクトと労働者数は正比例しますから、タクトを上げるということは労働者数を増やすということです。労働者数を増やしたほうが、同じ生産台数を残業して作るよりも人件費は安くなります。ですから、生産台数を増やすという目的以外にタクトを上げ、労働者数を増やすこともあると思います。仮に定時割れになっても、残業分の賃金のほうが割高になるのでしょうね。このあたりは厳密に計算されているように思います。

と、いろいろ仕事中に考えていたのです。そしたら、不良品を流してしまって…。自分でも反省しているのです。少し集中力を欠いていたなって。それでもGLや社員の人のフォローがあって。ありがたかったです。怒られてもしかたないのですが、「分かり難いよね」と言ってもらって、すこし、ま、なんというか泣けてきました。

確かにライン作業は同じことの繰り返しで画一的なものなのですが、人情の機微があり、そういったものが最終的にトヨタらしい車になっているのだろうと思います。それは計ることのできないものだと思います。しかし人はそれを敏感に感じているのだろうと思います。レクサスやプラドといった田原ブランドはそういった人の物語でもあると思います。