朝、ドアをたたく音がしたのはかすかに覚えていたのですが、睡魔には勝てずそのままにして寝る、が、少し目覚めた頭は起きるということを優先するように身体に信号を送り出したようで、上半身を起こしてテレビのスイッチを入れ、トイレへ。廊下にて名古屋の作曲愛好家さんと会う。少しビックリ。

有朋自遠方来

そして少し部屋で話して、そのまま田原祭りを見に市内へ。今日はセントファーレの前の萱町バス停で三町の山車が集まるとのことで、セントファーレのベンチにてジャスコで買ったビールを飲みながら待つ。小一時間。山車3台の演奏を聴いて、新町の山車について神明社まで一緒に歩く。神明社でこれまた小一時間餅投げを待つ。久しぶりの酒だったので、どうにも眠くなり、座ったまま少し寝ていたようだ。

餅投げが始まりそうだったので神社前まで行って待つも、なかなか始まらない。やっと始まったと思ったら、あっという間に終わって、ふたり合わせて9個の餅を拾った。

その後、ジャスコに戻って少し買い物して寮へ。愛好家氏がビールを飲んでいる間に、寝てしまう。起きるともう18時。そろそろ外も暗くなる時間に。いつの間にか愛好家氏も寝てしまっている。ボクが起きて少しして彼も起き出す。そろそろ帰るというので、駐車場へと見送りに。

ま、こうやって書くと、なんともあっけなく終わったような一日なのだが、やっぱり今思い出しても、あっけなかったなあ～なんて考えている。あっけなかった分、後になってきっと今日のことは、ジワジワと思い出されると…思うけれど。ま、あっけなく忘れ去られるということもあるだろうけれど。

車切り

でも、新町の「車切り」はやっぱり良かったなあ。ゆっくりしたテンポの「道行」から「車切り」に移るときの“間”が、何度聞いても良いなあと思いましたよ。田原まつり会館も「田原まつりお囃子集」とかのCDキボンヌ。てか、ある？

愛好家氏が帰った後の田原は、花火大会も小雨の中行なわれた。なんだか「もう誰にも止められない」という感じで、あの風と雨の中危なくないのかね、と言うボクの思いとは裏腹に、21時過ぎまでやったましたよ。寮からも見えて、それに音が寮を揺らすぐらいの感じで、ボクはベランダに出たり「功名が辻」を見たり、ご飯も食べたり、出たり見たり食べたりで、とても忙しい時間を送ったのだけれど、あ、そうそう、その間にやはり、写真も写したりで…もう勘弁してくれよと、向けようのないことを呟いたりしていたのだ。

田原祭り、もう見ることないだろうなあ、なんて考えると、祭りのあとのひとりの部屋ってのが、いつもより更にさみしく感じるのだ。それに日付が替わるともう仕事という感じで、ため息も出てしまう。

さ、もう寝ようかな。

有朋自遠方来とは「朋あり遠方より来たる」で「友だちが遠くからやって来たよ」ということです。そしてその後に「不亦樂乎」「また楽しからずや」と続きます。

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