期間従業員とトヨタ社員

今日のお昼のテレビ朝日「ワイドスクランブル」で、山本監督が「公務員ごとき」という発言をしたそうで、少し話題になっていますが、ま、最近の飲酒運転事故や岐阜の事件なんてのを思うと、やはりそう言いたくなるというものでしょうね。「公僕」とは「広く公衆に奉仕する者。公務員のこと。」(大辞泉)であり、「public servant」国民の使用人と辞書には書いていますね。


蔵王山頂上の風車のライトアップは明け方までやっているみたいです。

さて、トヨタの社員、と言っても現場の社員ですけれど、ボクは前にも書いたのですが、CL、GLと言った人たちは人格的にも優れていると思っています。「お前の職場の上司はそうかもしれないが、変なやつもいるぞ」という声も聞かれそうですがし、そういうこともあるかもしれませんが、あなたにとっての「変」でも他の人にとっては「素晴らしい」CLやGLかもしれませんね。

職場環境というのはそういった上司によって決まるのだろうと思っています。ですから少なからずCL、GLの色みたいなものが出るのは仕方ないことですし、それが合わないという人もいるでしょう。人間だからしかたないと言えばそれまでなのですが、きっとお互い行動の中にそう思わせる原因となったものがあるのでしょうね。それは…朝挨拶しなかったとか、仕事中見ていないと思って少しサボったとか、という理由なのかもしれません。「え、そんなちっぽけな理由で?それじゃ人格者でもなんでもないじゃん」と思うかもしれませんが、やはり人間ですから…。

社員の方からも不愉快な思いをさせられたという経験がありません。不愉快な思いをするのは、決まって期間従業員ですね。寮を出てバス停、バスの中、ロッカールーム、休憩場、食堂…。バスでは新入社員ぐらいしか乗っていませんが。きっと、そういった教育がなされているのだろうと思います。「トヨタの社員であること」なんてテキストがあって、「食堂や売店などではわたし達を助けにきてくれている期間従業員の方々を優先させましょう」とか「期間従業員や派遣社員の方々に対しては、常に感謝の念を持ちましょう」とかいったものが記載されているのかもしれません。一般社員にはないとしても、EX級以上にはそういった教育があるかもしれないですね。そして一般社員に「トヨタの利益ってさ~、期間の人たちに負うところがあるんだよね~、だから少しぐらいのことは我慢しろよ。それに半年だけなんだからよ~」と言っているのかもしれませんね。

「職場の当たり外れがある」ということを聞きます。それは以上のような、職場の雰囲気と、GLとの相性といったものがあるでしょうね。職場ごとに期間従業員の延長率なんてのを表示してくれれば、傾向が分かりやすいと思うのですが。延長する人が少なくて、延長している人はみんな2年とか3年と言った職場ですと、GLとの相性による延長という関連性も考えられるかもしれないですね。GLだけではなくて、職場の人たちと言ったほうが良いかもしれませんが。ま、人間関係をうまく構築できる人はトラブルもなく、延長も本人次第ということもあるのでしょうし、そういった人は「当たり外れ」なんて考えることもないのだと思います。

ですから、トヨタの社員というのは何も仕事だ出来る出来ないということだけではなくて、人間性も求められるのでしょう。当たり前もことですけれど、なかなか常に冷静にとなると、あのタクトでは難しくなるときがありますよね。ボクも常に「おりゃ~」とか「このやろ~」とか「車造りすぎ~」なんて叫びたくなりますからね。それを抑えて、そして期間従業員に言いたいことも我慢して、黙々と作業を進めるという精神力は素晴らしいと思います。期間従業員が新人さんに文句言っているってことはよくありますけどね。

それに「仕事が出来ない社員」ということも聞きますが、実は仕事が出来ないふりをして、ボクたち期間従業員のやる気を高めているということもあると思います。ボクが社員だったら、少し期間従業員よりも遅く仕事をしますよ。そして「さすが、やるね~、社員でも十分通用するよ」なんて言うと、やる気100倍ですからね。そういった人心操縦術として「仕事が出来ないふり」をしているということも考えられますから、「仕事が出来ない社員」と思われている社員は、ほんとうは「かなり仕事ができる社員」と言えますね。

トヨタという大企業ですから、人事部ではかなりそういった戦術を考えていると思います。ま、そんなことを考えると、社員登用試験というのは、その社員以上の条件を求められますので、かなり難しいというのは言うまでもないとは思って、最近の記事を書いてはいるのですが…。だから仕事が早いとか、出来るだけじゃダメだと思ってはいます。

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