ふたつの終わり

パークスさんのブログ「それでも人生は続く……」が終わった。
二度の田原工場での期間工生活、とその後の彼の人生を綴ったものだった。「期間工初心者日記」は1回目の田原工場配属の時の日記で、その思いを切々と語る彼の心のありようが好きだった。田原の風の冷たさとか、そこにいることの閉塞感みたいなものが、ちょうど蔵王山から見た市街地のように、「あれだね」と感じられた。
ボクは彼の自虐的な感じの言葉に、一種サディスティックな快感みたいなものを感じていたのかもしれない。それはそのままボク/たちのMの部分だったのだから…。
もうキャッシュしか残ってないのだけれど
それでも人生は続く…..

もうひとつはトーマスさんの「今日もがんばるトヨタ期間工生活」。「襖仕切りもなんのその、ここは地獄の一丁目加木屋寮」というのがサブタイトルなのだけれど、地獄を淡々と綴るというようなものではなくて、日々のことを少し感情を押し止めて表現する日記というように感じていたのだけれど、期間従業員として来る人にはこうした文体、というかトーマスさんの誠実さみたいなものはずいぶんと安心感を与えたのだろうと、思っている。
今日もがんばるトヨタ期間工生活
いつか、このブログも終わるのだろうけれど、それはきっとボクが路頭に迷う時なのかなあ、なんて思っているんだけれど。
期間工、期間従業員、非正規、ま、なんだって良いのだけれど、「明日があるか」ということと、それを考えられて、その明日をイメージできるかが問題だと、思う。一度足を踏み入れると脱け出せないような底無し沼としての、永遠。そこから脱け出せる時点としての期間は、ちょうどボクたちの臨終でもあって、そこからどこへ向うか、あるいは向えるかと思うのだけれど。
それでも、何かが終わって、何かが始まるとしても、臨終という時には永遠ほどの感覚があって、やっぱり「それでも人生は続く」ということに、ボクは絶望感みたいなものを感じている月曜日の朝だったり…。
さてと、また寝るか。

それでも朝は訪れて、やっぱりボクを目覚めさせる。そして呼吸を始める。ただただ生きるために。それから水を飲み、空腹を満たそうとパンを食べる。その行為もただ身体が要求しているだけで、ボクの意思とは無関係に、どこなあるかわからない生命維持装置としての無意識が、手を口をそして喉や食道、胃や腸や肝臓なんてものを動かしてくれる。ただただ生きるために。
生きるということのほぼ95パーセントは、その生命維持装置によって動かされる自分で、3パーセントほどがそれによって導かれる口腔運動だ。そして残りの2パーセントが、ほんの2パーセントが自我だと思うと、結局は生かされているだけだと感じる。
2パーセントの朝、この雑草ぐらいの装置で生かされているボク。

9件のコメント

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    >稀さんへ
    ボクは逆で、例えば10年前なんてのは、ほとんど自分将来なんて楽観視してましたし…。今は、なんていうか、その、今のような感じの毎日というか。
    えっと、自分で決める、と言っても、その範囲が狭くなってくると…、なんて思っているんですよ。も少し決めるという選択するものが多ければ、それはそれで幸せなことなのでしょうが…。
    名駅のイルミ…交通費の2500円がもったいないと思ったりして…、はあ~。
    >kemamiさんへ
    そうだなあ~。
    んでもその2パーセントって、何の根拠もないボクの感じだから…。その2パーセントしかコントロールできないから、考えてもしかたないってことなんだろうし。
    ボクは眠れないでいて、休みの日なんか早く起きたりして。寝ると疲れるようになった、ま、そんなお年頃で、きっと更年期に入っているのかと思うと、もう1パーセントほどしか、残っていないと思うと「オレは、もう死んでいる」ってケンシロウが…。
    >フランクさんへ
    どこかで、なにかで、解放するということは大切なことなんでしょうね。それが出来ると良いのだけれど、なんかなにもかもにストレスの残るような、小出しの生き方みたいな僕の現状なのかなあ。
    >今井Kさんへ
    今井さんちは、どうする?
    てか、たまに更新すると、「あ、お元気なんだ」って、ま、そんな感じで。
    ここも、ま、そんな「あ、生きてるんだ」って感じになるかと思ったりしていますが…。
    >佐藤さんへ
    般若心経ですか?
    色即是空の部分が有名ですが、その解説みたいなもんかなあ。と少しだけ感想を。
    >トウチュウさんへ
    そうですね、喧嘩でもそんなヤツは相手にするな、って言われますもんね。死に物狂い、そんな生き方をするが良いのかもしれませんね。
    >北斗星さんへ
    そう言えば先日、エームサービスの富士見寮スタッフ募集の新聞折込求人広告があったそうですよ。この時期、きっと増員してさらなるサービスアップかも。
    でも、そういったプロ意識のあるコックがいると、少しは違ってきて「こんな米を客に出せるか~」なんて言ってたりして。
    ま、食べ物は、いろいろ言われやすいですけれど、その分反応があって、職業としてはやりがいがあると思ったりしていますが。ま、ボクなんかが言うことでもないんですが。
    結局1000円×2枚のクオカードでしたね。でも、プレミアがつくかも。

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    食堂ネタをひとつ。
    富士見の食堂では、毎週メニューをコピーして配付してますが、それを他寮の連中に見せたところ、全然メニューが違うし、他寮では出たことのないメニューも多いとのことです。
    この点をコックさんに聞いてみたら、田原工場の寮では、特に味やメニューの統一はしておらず、各寮のコックに任されているとのこと。
    米は同じみたいだけど、他寮より規模が小さいため、無用の長時間保温をしていないのだと思います。味噌汁もしょっぱくないし…。
    今日の富士見の夕食は、鶏肉の広東風煮込みセット、牛肉とキノコと野菜のピリ辛炒めセットでした(あと、カレーと麺類)。
    富士見のチーフコックは、中華出身とのことで、確かにそれ系のメニューですね。
    「オレの炒め物はウマいよ~!」と豪語してましたが、確かに富士見の炒め物系はウマい。今日は煮込みにしたけど、肉も柔らかくて、こちらもグッドでしたよ。
    帰りがけに、「やればできるじゃないか?」とほめてあげたら、「何だと、コノ!?」と怒ってました(笑)
    このコックさん、腕はいいんだけど、寒いギャグを連発するのが困りものですが…。
    まぁ、数少ない富士見の楽しみかもしれません。野依に移ったら、こうはいかないでしょうね。
    今日の帰りのバスも、ギュウギュウ詰めのサウナ状態で辛かったです…。

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    ・・・生まれた以上は生きるしか無い。
    だから死を恐れない奴は無敵。

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    知恵の完成についての最も肝要なものを説ける経典
    観音菩薩が、深遠な知恵を完成するための実践をされている時、人間の心身を構成している五つ」の要素がいずれも本質的なものではないと見極めて、すべての苦しみを取り除かれたのである。
    そして舎利子に向かい、次のように述べた。
    舎利子よ、
    「形あるものは実体がないことと同じであり、実体がないからこそ一時的な形あるものとして存在するものである。
     したがって、形あるものは実体なきものであり、実体がないことがそのまま形あるものとなっているのだ。
     残りの、心の四つの働きの場合も、まったく同じことなのである。
     舎利子よ、
     この世のあらゆる存在や現象には、実体がない、という性質があるから、
     もともと、生じたということもなく、滅したということもなく、汚れたものでもなく、浄らかなものでもなく、増えることもなく、減ることもないのである。
     したがって、実体がないということの中には、形あるものはなく、感覚も念想も意志も知識もないし、眼・耳・鼻・舌・身体・心といった感覚器官も無いし、形・音・香・味・
    触覚・心の対象、といったそれぞれの器官に対する対象もないし、それらを受け止める、眼識から意識までのあらゆる分野もないのである。
     さらに、悟りに対する無知もないし、無知がなくなることもない、ということからはじまって、ついには老と死もなく
    老と死がなくなることもないことになる。
     苦しみも、その原因も、それをなくすことも、そしてその方法もない。
     知ることもなければ、得ることもない。
     かくて、得ることもないのだから、悟りを求めている者は、知恵の完成に住する。
     かくて心には何のさまたげもなく、さまたげがないから恐れがなく、あらゆる誤った考え方から遠く離れているので、
    永遠にしずかな境地に安住しているのである。
     過去・現在・未来にわたる”正しく目覚めたものたち”は
    、知恵を完成することによっているので、この上なき悟りを得るのである。
     知恵の完成こそが、偉大な真言であり、悟りのための真言であり、この上なき真言であり、比較するものがない真言なのである。
     これこそが、あらゆる苦しみを除き、真実そのものであって虚妄ではないのである、と。
     そこで最後に、知恵の完成の真言を述べよう。
     すなわち、次のような真言である。
     往き往きて、彼岸に往き、完全に彼岸に到達した者こそ、
    悟りそのものである。
     めでたし。
     知恵の完成についての最も肝要なものを説ける経典
    故花山勝友氏による般若心経の訳

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    う、うちのブログはどぉしたらいいのでしょう・・・

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    何かの機会に「悩みはないか」と聞かれましたが、すぐに答えられるような深刻なものはなく「エンゲル係数が高くて」と答えてましたが・・・
    悩んでも解決しない問題は体当たり勝負しかなく、食べて寝て思考放棄。結果エンゲル係数が上昇。給料明細の食費がエライことに。まいった、悩みになった。

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    2パーセントかぁ。
    なんかいいな。
    2パーセントしか自我がないなら、
    苦しんだって哀しんだって
    悩んだってどうしたって全部全部
    ほんの2パーセントの世界で起きている事に
    すぎないんだったら、そんな事、私の体や
    生命からしたらどうでもいい事なんじゃん?
    そしたら、何か少し、楽になるような気がする。
    私は寝てるとお腹がすかないから、そのまま
    ずーっと30時間も60時間も眠り続けて、いつか
    ひっそりいなくなっちゃえればいいのにな、と
    思ったりするんだけど、それも2パーセントの
    思考にすぎなくて、体も生命もそんな暗くて
    ウザイ感傷にかまっちゃくれないんだね。

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    井上和香【本物】援交ハメ撮り動画流出

    電気シェーバーブランドのブラウン「プロソニック」が展開するキャンペーンクイズ「この上目遣いは誰でしょう?」の解答発表イベント。”上目遣いの持ち主”である井上和香が登場した。 井上和香は家の中などで上目を使えるように練習したといい、その姿を親に見られて恥

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    結局。
    今日年休。
    天気でよかった。
    寒くなってきましていかがお過ごしでしょうか?
    生きるということは本当に難しいもので、学生のころは毎日悶々と管理人さんと同じようなことを考えていました。
    年を取るにしたがって考える時間は少なくなってきました・・なぜ?
    少し昔より幸せになったからだと思います・・前にも述べましたが自分で決める自由が人間にとって一番の自由なのではないでしょうか?
    何かによってその自由を剥奪された時すべてが終わる。
    自分で決めたいのです・・仕事するのも・・辞めるのも・・
    でも・・世間はそう甘くはなくてどうしても生きる最低限のお金は必要で・・幸せになりたくて我慢してるというところはどうしてもアル。
    トヨタという閉鎖的な場で仕事するのは本当に大変で・・出来ない自分を呪ったり・・・諦めたり・・違うほかのことで発散させたり。
    難しい。
    今年は名駅のイルミネーション見に行きたいな。

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