made in Japan

というよりも、made by Japanese hand ってことに意義があるという感じもするのだけれど。

少しずつ何かが変わっているのは確かなんだけれど。
日本人って、例えば非正規雇用、非正社員、派遣社員だからって、手を抜くとか、失敗しても平気だなんて神経は持ち合わせていなくて、逆にそういったことが恥だと思うような精神構造をしていると思う。
非正規雇用を促すというのではなくて、例えばボクたち期間従業員という非正社員でも少なからず自分の作業にプライドを持っていて、ミスすると、そしてそれを指摘されると「もうミスはしないようにしよう」とか「ちくしょ~」なんて悔しがったりするし。
「1日過せば給料貰うし、品質、そんなの関係ないよ」という人もいるかもしれませんが、トヨタに限らずホンダやマツダ、自動車産業だけではなくて電子関係なんかのメーカーの非正社員や派遣社員の多くは、「仕事はちゃんとしなければ」という意識下で作業していると思っています。
それにタクトなんて時間制限がある作業では(ほとんどがそうでしょうが)、いい加減さが時間のロスになったりして、結局はきちんとすればするほど、作業も楽に早く出来るようなアレになっていますよね。

asahi.com:非正社員の割合30%未満に 全トヨタ労連が目標策定
同労連などによると、生産台数の急伸を反映して、07年5月時点の製造業系の傘下労組(約100組合)の非正社員比率は31.3%で、ほぼ半数が30%以上という。50%を超えるところも1割弱あるという。

トヨタ自動車でどれぐらいなんだろうか。田原工場では「応援者率」なんてのを掲示していますが、それには期間従業員などの非正社員のほかに社内応援や社外応援も含まれているので、それが40%だとしても、非正社員の比率はやはり30%を超えるのかな。

非正社員の増加による格差拡大が社会問題化する中、労働界に大きな影響力を持つトヨタグループの労組が正社員化を促す数値目標を打ち出した意味は重い。同労連は数値目標を設定した理由について、「このままでは品質管理や技能の伝承など事業の継続的な発展を阻害しかねない」(幹部)と経営への負の影響も強調している。

「技能の伝承など」については、影響があるでしょうが、それに伴っての「品質管理」という問題も懸念されるのでしょうが、単一的に「品質」なんて考えると、特に非正社員の比率云々ということよりも、それが短いスパンで雇用されて、その訓練期間などには品質にムラが出るというのはあるでしょうね。
要するに今までのように6ヶ月の期間で雇用が繰り返されると、品質が最良の時期ってのは4ヶ月間とか5ヶ月間だけになって、残りの1~2ヶ月ってのは、許容範囲ではあっても最良ではない時期ということになるとは思います。
ま、それとリコールなどの重大欠陥というのは別問題だと思うし、そういった問題は作業者の問題と言うよりも設計とか工程自体の不具合なんてことも考えられるだろうし、それに非正社員がミスを犯しているとばかりは言えないのも確かですから。
非正社員の比率を下げることは、雇用問題、格差問題などを含めていいことだと思いますが、そのことがそのまま「事業の持続的な発展」に繋がるとは思っていません。てか、トヨタもそれぐらいは考えているのだろうけれど。
「社員になりたい」「延長したい」「再赴任したい」なんて、非正社員にたいする餌をぶら下げていたから、品質が保たれていて、正社員が多くなると逆の効果になったりする、ってこともあったりで、それに期間工の責任にできなくなるので、社員にたいして厳しくなるのだろうけれど、厳しくされるのは中途入社の人たちだったり。
ま、それでも、コストカット至上主義というのが少し見直されて、やっぱり顧客至上主義でないとダメなんだよねえ、と、忘れていたことを思い出しただけだろうけれど。品質とか技術の伝承とかの問題というよりも、どこを向いていたのか、ということなんだろうけどね、トヨタってさ。

3件のコメント

  • 美しい新潟さん、こんばんは。
    ボクのいる組からも受けた人がいたのですが、落ちたようです、一年に1回しか受験できないので、シニアになって再度挑戦するとか。
    筆記試験は、ボクが思うのは、正誤というよりも、回答数というのも関係あるのではないかと思います。回答するスピードや、そのための時間配分、段取りみたいなものを試されたりするのではないかと。
    面接は、おっしゃられる通り、どれだけ利益になるか、それが具体的な意見として表現できたら、トヨタとしても、払う給料よりも利益が大きい場合もありますからね。創意工夫なんかもそうですし、早期発見とかもね。
    ま、それでも、人前で喋るというのは難しいものだと思います。
    またコメントしてください。

  • クダライから暴露します。まず算数は最低でも分数の足し算引き算は出来るように後鶴亀ね。国語は何とかなります。高橋書店のspiを見てください。面接は管理人様のメッセージを見てください。愚直に自分は何の役にたつのか?ここの利益になるか?これを言葉として伝える事ができれば カッタラクなったのでコレデ終わり。

  • 今晩は、いつも楽しく拝見させて頂きます。七月の試験ですけどわざと落ちました。自分の一生の仕事で尚且満了まで40年だと考えると馬鹿らしく、途中の半年のオコヅかい貰えもアホらしいデス。自分は人間です。寄らば大樹の影と言ったてクタラね あーあ面白くないなぁ

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