NO WOMAN NO CRY
No, woman, no cry
No, woman, no cry
No, woman, no cry
No, woman, no cry
朝、目が覚めると誰かがハッシッシーと煙草をチュラムに詰めていた。
「ボンシャンカール」神に祈る。
まだ昨日の悪夢が少し残っていたのだけれど、そんなことはおかまいなしに、ボクもその祈りの言葉を口にしていた。
いつもボブ・マーリィが流れていた。「LIVE」そして「NO WOMAN NO CRY」。
朝陽を見るために起きていた。淡水イルカが泳いでいた川には、半焼けの死体も流れていた。川岸のガートは沐浴する人が溢れていたし、お香の匂いが早朝の湿った空気をいっそう重いものにしていた。うごめいていた。人も動物も、川も空も、すべてが。
ボクは安宿のドミトリーに連泊していた。雑魚寝の一泊百円もしない宿。
動けないでいた。それはハッシッシーやオピウム、それとか「象の涙」なんて呼ばれていたなんだか分からないドラッグの後遺症だったのだろう。
夕陽が沈む頃、その安宿の屋上にいつもボクはいて、そして川を見ながら泣いていた。身体からそのドラッグの成分が消えることはなかったし、それは高度な単純作業の繰り返しを、例えば「No, woman, no cry」の「No」の音だけを耳の中で再現させるということを半日繰り返すというようなことなんだけれど、それを毎日毎日やっていた。そして次の日は天井にあるシミを空に並べるというような作業を…。
ボクは少し狂っていたのだろうと思う。ある晩歩いていた通りが大分別府間にある通称別大国道だというような幻覚に襲われたり、そのあたりにいた娼婦が姉だったりして何度も何度も声をかけたり、そして夜中中歩いたり…。
背後から刺されるようなことばかりを考えたり、とにかく見知らぬ人が怖かったりした。ガートのサドゥーにピアスを開けてもらったりして、その穴が腐って高熱を出したりもした。
ボンベイセントラル駅で野宿していたこともあって、何度か危ない場面もあって、今思い出すと、思い出せない部分も多いのだけれど、怖かったりする。何度か死んだと思った。「月の砂漠」を歌ったこともあった。それも、実は幻覚だったのかもしれないと、あれからいままでかなりの時間がたったのだけれど、思っている。
No, woman, no cry
No, woman, no cry
No, woman, no cry
No, woman, no cry
という詩をボクは「女のいないし、涙もいらない」みたいに思っていた。その頃。そう訳したほうが当時のボクたちにはピッタリしていたようでもあった。ボクは修行僧のように自分のことを考えていた。旅に出たのもそういった理由だった。何かが見えるかもしれない、なんて思っていた。
実際には見えたものなどはなくて、結局人に話すのも恥ずかしいような思い出ばかり。あの頃の人たちもボクと同じだけ歳をとったのだろうけれど、みんなきっとあの頃の経験という自慢話みたいなものを武器になんとかやって生きているのだろうけれど、ボクはと言えば、あの頃とほとんど同じような位置に止まっていては、こうして過去のことなんかをチビチビと吐き出すことしか出来ないでいる。
「禁女、禁涙」
なんて訳したほうが良いのかもしれない。そんな生活。
要するに精液も涙も出ないってことで、欲求とか感動とか人としての重要な部分を、もう根こそぎ運ばれてしまっているのではないかと思っているんだ。あのラインでね。
疲れて疲れて、そして辿りつく部屋で、ボクがゆいいつボク以外と繋がっているのは、きっとこの画面の中での出来事で、なんて考えていると、あのドミトリーで毎日毎日ハッシッシーを吸いながら天井のシミを空に書き連ねるようなことをボクは今もやっていてるのだろう。
薬物中毒者のように、繰り返し繰り返し。
そして夕陽を見ながら涙を流して、冬枯れた街を彷徨う。
少し、ボクの中の何かが壊れているのかもしれない。きっとそうなんだろうと思う。始業の音楽が鳴ると「ボンシャンカール」と呟いているのだ。
バレンタインデーにチョコをひとつももらえなかったショックでブログを更新しなかったわけではないのだけれど…。ま、女性がいない職場だしね、それはしかたないか。なんてもらえなくても平気だもん。No,woman No,chocolateだに。
長い長い6日勤務でしたね。
期間女子さん、おひさしぶりです。
上司だけに渡すってのも、それはそれで勇気がいるかも。結局渡さないのが一番だと思うのですが…。
来月満了ですよ。
新工場はできる、というニュースをやってましたし、例のDVD問題で株価も上がっているようで。ま、早めの撤退というのが評価されたのでしょうけれど。
そうですね。ま、非正規雇用が拡大するから非正規雇用が更に拡大するという状況ですからね。
おはようございます。6勤お疲れ様でした(*^_^*)
私は今週土曜出勤です。
バレンタイン、私は直属の上司に渡しました。男性が多い職場だと、渡す側も結構悩むんですよ(+_+)できれば班の全員に渡したかったのだけれど…。きりがない(+o+)
今月満了なのですね。
私の地元では東芝の新工場ができるとかできないとか。
DVD撤退で影響はないのかなあ、と思いつつ。
雇用拡大万歳!!!but非正規雇用拡大反対!!!
渡久米さん、おはようございます。
ありがとうございます。
もうすこしなんですね。
ま、ゴールが見えたら、あとは早いかもしれませんね。
管理人さん壊れないでくださいね。俺もあと少し、力尽きそうですが、はいつくばってでも必ずゴールテープを切りますから。
>じゅにあさんへ
三交代だと残業もなくて、時間を有意義に使えるのかな。ま、その時間を2~3万円で買ったと思えば…。
食料自給率はおっしゃる通りで、もう限界というか、危険な状態なのでしょうね。雇用状況も格差は必ずあるのだけれど、機会を与えられていない人や何年やっても被正規社員のままというのは、どう考えても企業のエゴのように思います。
トヨタにしても2兆円もの利益がありながら、10000人もの期間工を使っているということ、ベアアップだと騒いでも、その金がトヨタ圏外に出回らないということ、要するに独り占め状態が続いているということも問題だと考えています。
ま、自動車業界はギョウザみたいになっているようですけれどね。
>kemamiさんへ
渡すのと渡されるのは、売るのと買うのと、企業と消費者というぐらい、ちがうかも。
それとか教祖と信者ぐらい違う。
そうなんだけれど。
貴重な経験ってのは、貴重なムダ使いなのかもしれないのかな。そういうことをネタにして生きている人も多いのだけれど。
うまく立ち回れる人ってのは、うまく生きていけるのですよね。ボクも、もっと利用できることは利用できると良かったのだけれど…。
取りあえず来月から何をするかという差し迫った問題もあったり…。
>フランクさんへ
買いだめですかあ…。
って、すごい大量になんでしょうね。
チョコとブランデーを買ったほうが良いかもしれない…。それはチョット違うのかなあ。
JITというよりも、賞味期限の問題かも…。
買いだめしていたバッカスチョコレートのアルコールが気化して、普通のチョコになってました。
ストックしていたものがサビて、再処理で2度手間だったような感じで、、、
むぅ、これがジャストinタイムか、な?
いいじゃん。
私なんか、チョコ一つも渡さなかったよ。
遠く思い出す昔の記憶が、今とは全く別世界だって
そんな私達はある意味豊かだと思う。
ずっとこの場所で、ずっとこの国で、まるで進歩という
変化も、後退という変化すらないままに、死ぬまでの
時間をやり過ごしている人たちよりも。
20年も同じ相手と暮らしながら、変わらず旦那が
自分の思うとおりにならないと言っては同じ愚痴を
まとい続けている同級生達よりかは、少なくとも。
管理人様、こんばんは。
お疲れのなかの即レスありがとうございます。
当方も今年から12時間4勤2休がワークシェアで3交代になりましたが、
まあ電機メーカーの孫受けなので仕方ないですね。
当初囁かれてた3月末でのリストラも免れましたし。
月手取りが二~三万ほど落ちても仕方ないのかなと俺は思います。
地産地消は、農業は可能な限り原則にしてほしいですね。
マスコミも政府もギョーザ云々ばかりを騒ぐよりも、これを期にもっと食料自給率を上げる方向に向いてほしいです。
さすれば国全体がワークシェアの方向にもつながりそうですし。
幼稚な考えで取り留めなくなりすみません。
じゅにあさん、こんばんは。
1、2、3月は土曜出勤がありますから、まあ、給料は少し良いけれど、疲れるのは疲れるかなあ。
そうですねえ。ワークシェアリングという面からも、雇用拡大して3交替するほうが良いのかもしれないですね。
地産地消という考え方で、海外生産率を上げるというような方針もあるそうだし、隣の国で造るんじゃないんですか。
ギョウザみたいにならなきゃいいけれど…。
管理人さん、お疲れ様でした。m(__)m
一直の土曜出勤は地獄ですね。
一直二直制よりも、みんな3交代にすればいいのに。
若干給料ダウンはしますが、休日面でかなり楽できますし。
まあトヨタ様ですから深夜手当は出来るだけケチリたいのでしょうね。