TOYOTA 3年分ください~リサイクルよりリユースの時代なのだ~

例えば、
(1)米からご飯を作る
(2)ご飯から米を作る
どちらが簡単かというと、どう考えても(1)だと思うのだけれど…。
再生紙年賀ハガキの問題でずいぶん言われたのだけれど、リサイクルして高水準の品質を保持するということは技術的にもコスト的にもかなり難しいらしい。そんなことはボクたちも薄々感じてはいたのだけれど、「リサイクル」はなにがなんでも素晴らしいことだし「エコ」と言えばなんでも許されるような、今、そんな時代、なのだろうね。
リサイクルの代名詞とも言えるペットボトルなんてのは、回収されたものをペットボトルにリサイクルする(ペットtoペット)割合はなんと1%すぎないそうだ。「リサイクルされたペットボトルのうち94%が焼却処分されているため、たくさんのお金をかけて回収されたペットボトルであっても、そのほとんどが再利用されていない」という武田算出説なんてのを知ってしまうと、ジャスコにあるペットボトル回収箱がなんだか虚しく映るのだけれど…。
結局、国民にはペットボトル回収やレジ袋持参や有料化なんてちまちましたことをするように仕向けておいて、年間数百億の税金が投入される。
そんなことよりも、ペットボトル使用禁止にすれば良いだけの話じゃないのかと思うのだけれど。
それは困る、なんて思っている人も多いのでしょうね。「休憩中に何を飲めばいいんだよ~」なんて考えていたり、「今は2リットルのアクエリアスだって170円ほどだからオレの財布にはエコなんだよ~」なんて人も、ボクも、いるのでしょうが…。
「トヨタ3年分ください」
この発想はとても素晴らしいと思います。
例えば、そのスポーツドリンク。結局ペットボトル入りを買わないで、量り買いすればいいのですからね。昔は醤油や酒、油なんて液体商品、他の商品もですが、量り売りしていたそですね。ビンや壺、皿やカゴを持っていって「醤油5合ください」とか「豆腐一丁ください」とか。
もう一度その時代に戻った方が良いのかもしれませんね。
いえいえ、コンビニは今まで通りで、ジュースやコーヒー、スポーツドリンクも今まで通りに冷蔵庫にあるのですよ。ただ、ペットボトルや缶ではなくて、量り売りする。昔のように人が量るのではなくて、自動で。持参した水筒に入れる。「今日は、アクエリアス3にポカリ3、アミノサプリ3とコントレックス1の割合にするかなあ」なんてことも可能になるので楽しいと思うのですが。
不便ですか?
ボクは粉末を買っているんですよ。そしてペットボトルをリユースしています。3ヶ月ほど同じペットボトルで大丈夫ですよ。洗いますしね。
「トヨタ3年分ください」
発想は「量り売り」だったのかもしれませんが、結局はパッケージ販売になったような…。3年分ならば、やはりトヨタが保証できる走行年数や距離を元に、そこから1日あたりの値段を算出して、それを乗った日数でかけた値段、というのが正しい量り売りのように思います。
も少し踏み込んで、本当にエコとかリサイクルなんて考えているのならば、全ての部品をリユースすることなんじゃないかと思っています。
例えば10年10万キロ乗って廃車にするのではなくて、そのエンジンをリストアして、そしてボデーも再塗装して再生品として販売する。あるいは使える物は全て使うとか、エンジンだけを買い換えるとか…。一生物のクルマを考える時期ではないのかと思っています。
販売台数世界一、なんてことしか頭にないわけじゃないのでしょうが、どうもこの残価設定プランというのはそれが臭ってくるし、エコということとは逆行しているように感じます。
結局は、ペットボトルをリサイクルするのではなくて、そのままダイレクトにリユースするほうが経済的だろうし、そして環境にも優しいのだろろうと思うのです。それよりも各人が水筒や容器をなんども使うほうが良いのでしょうね。
リサイクルよりはリユースの時代なのだろうと考えています。
大量消費とは逆行することなのですが、もうそんなことは言ってられない時期なのだろうと思います。
てかね、粉末勝ったほうが、安上がりだしね。
そんだけのことだったりして>オレ。
<参考>
「えっ!ペットボトルって、リサイクルされていないの!?」 | 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の大反響から考える | 東洋経済オンライン

5件のコメント

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    xan_xanさん、こんにちは。
    3Rですね。
    環境省のサイトとかにも出ていましたね。
    寡聞にして、です。
    そうですよねえ、企業は持続可能な、なんてことを言っているのですが、それは企業であったり、漠然とした地球のことだったりで、製品に関しては使い捨てを奨励しているようなもんだし…。
    ま、それが市場だといえば、それまでなのですが。
    あ、VWは30分で可能なのですかあ。ボクはその数値を聞いて、スゴイなあ、って感動したものです。ま、慣れもあるのでしょうが…。
    でも、今時のクルマでは無理でしょうね。クルマも互換性があると良いのですが…。

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    順番はリデュース・リユース・リサイクルですね。
    一昨年、元石井吉徳先生の講演を聴講しました。
    http://oilpeak.exblog.jp/
    一番大切なことは必要のないモノを買わないことだそうです。
    リサイクルはエネルギーの無駄遣いになる場合もあるので最後の手段とか。
    牛乳パックとかペットボトルとかナンチャッテエコロジーが多すぎるような気がします。
    でも経済界からの広告収入で成り立っているマスコミでは無視されていますね。
    NHKも政府管轄(会長は総理大臣が任命するので)なので経済縮小につながるリデュースは話題に出来ない様です。
    p.s.学生時代、空冷のVWに乗っていました。
    芝浦のヤナセでクラッチ交換をしてもらいましたがエンジンを降ろして交換したそうです。
    何でエンジンを降ろすのと聞いたところエンジンを降ろすには3本のボルトを外すだけとか・・・。(ハーネス脱着を除く)
    ミッションを降ろすにはドライブシャフトを分解しなくてはいけないのでかえって大変とか。
    エンジン脱着工賃は1,800円だったと記憶しているので当時(40年前)のアワーレートでいけば30分は妥当なのでは?

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    >一月後満了の期間従業員さんへ
    社員のかたたちにも多いですよね。一年中魔法瓶っていうのは。ま、ゴミを出さないという工夫でもあるのだろうし。
    あれはメグリアの売上になるんじゃないのかなあ?きっとそうですよ。あ、設置者がメグリアなだけなのかなあ。
    ま、それならそれで、儲けているのなら還元しろよ、って話ですよね。
    最初の高岡工場では夏場はポカリが50円でした。それに食堂無料デーもあったし、ここのメグリアはケチ。
    >さといもさんへ
    いろいろなクルマの部品というか、長く乗る人ってのは地球に優しいかもしれませんね。
    昔、ワーゲンのビートルのエンジンを30分で下ろしてまた積み込むということを自慢していたメカニックがいましたが、それだけ単純な構造だったのでしょうね。
    アフリカでのことだったのですが、部品も作ったり他のクルマの部品を使ったりで…。
    シートとかいろいろ、かなり使えるものも多いですよね。

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    考えようによっては色々なクルマの部品を合わせて一台のクルマを作るようなマニアの方はとても地球に優しいのかもしれません。

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    俺も全く同じ(笑)。夏はペットボトルリユース人間だった。で、今は寒いから、お湯入れた魔法ビン持って行ってる。
    話は変わりますが、自販機の飲み物が一本売れれば、電気代など経費をさっ引いても25円、その設置者が儲ける、という話を本か何かで読んだことがある。
    夏の盛りのトヨタ工場。まともな冷房設備がなく、従業員を熱中症寸前にさせ、自販機のジュースを売りまくってもうける…夏、田原工場全体でだったら、1日5000本くらい余裕で売れてなかったか?25円×5000本=12万5千円!?
    もうけ過ぎ、トヨタ。

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