そこが格差ということの問題なんだよね

「労働は手段であって、目的ではない」
と少し前のとこさんのコメント。
ですから、その目的なんてのは人それぞれで、幸福感なんてのは人によって、それこそ格差があってしかるべきことだろうと思います。それはもう人類誕生の時からあった格差でしょうし、人と人との比較のみに限定しなければ、食われていた時代には(恐竜とかに襲われていた時代ですけど)けっして人は食物連鎖の頂点にいたわけではなくて、弱肉強食という格差の中で進化していってのでしょうから。
自己実現のためだけに人は労働していたわけではないのですが、なにかを実現させるために人は手段として労働をしてその対価として物や貨幣を獲得してきました。そしてその獲得した物や貨幣と実現したいものを交換したきたと思います。全ては交換の歴史だと思います。(種の保存なんて、ま、そのまま交換でしょう:)
そのなにかを達成するという/したという満足感なんてのも、人それぞれでしょう。なにかさへ、まったく違うものでしょうから。高さや深さ、広さや長さなんて計れるとしたら、それこそ、かなりの差があるものだと思います。その人の能力にもよるのだろうし、求めるものが最初から違ってはしかたない話だったりもしますから。
そこの格差を是正しなければならない、なんて言っているのではなくて、そういう思考に陥るときっと、格差=金って短絡的になるのでしょうが、そうではなくて、今の格差で一番問題なのは、同一労働同一賃金ではないという、労働対価に対する金の問題もあるのだけれど、

Nothig like a sun(太陽と似て非なる物) | 転職と退職と・・・・・・
格差社会を収入の面で捉える人も多いけど、
『やりがい』の格差も歴然と存在しているかもしれませんね。

ということだと思います。
やりがい、とか、生きがい、なんてものを労働を通じてどれほど獲得できるかが、問題のように思うのです。明日という将来がハッキリと見えて、そして甲斐を求められる人生があることが、必要なのかもしれませんね。
働き甲斐があれば、やりがいがあれば、も少しみんなの目も輝いているのだろうけれど、それはどうも少なくて、何の甲斐があるかといえば、思いつかなかったりするから、仕事ってなんなんだろうって、疑問ばかりになってくるのかもしれませんね。

6件のコメント

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    クリスマスは苦手さん、こんにちは。
    裁定労働制度というのもあるのですね。ああ、そうか、営業の人たちは普通の勤務時間で働いていたら、というか、働かせていたら残業がすごいことになってしまうかもしれませんね。休憩も取れなかったりもしますしね。
    研究開発なんかも、ここからここまで、なんて区切ってはできないだろうから、以前からあったものなのだろうと思っています。
    ありがとうございました。

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    調べてみましたら、うちの会社の研究開発部は「フレックスタイム」ではなく、「裁定労働制度」というものらしいです。
    フレックスは何時から何時までは社内にいなければならない、というコアタイムがありますが、裁定労働制度はそういう縛りもないようで、最初から最後まで一人で仕事を任されるような企業内専門職や、直行直帰が多い外回りの営業マンなどがこういう労働時間制度の対象になるようです。

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    ゆうちゃんさん、こんにちは。
    デンソーにお勤めなんですね。
    そうですか、フレックスタイム制にもそういう面があるのですね。良い面ばかりが表に出ているのかもしれないですね。その「フレックス」という字感で。
    とうことは10時10分までに出勤しなければならないって事なのかなあ。コアタイム内の退勤は、ま、よほど早く出勤しなければ無理だろうから、それは何もなければ、それほど問題はないとしても、10時10分に在勤しなければならないということは、フレックスって、それほど…って感じもしますね。
    トヨタにデンソーから応援に来られている人もいましたが、逆もあるのかなあ。
    ありがとうございました。

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    デンソーでもフレックスタイム制してますが時短職場は8時間でなく7時間50分で年間244日で計算すると5日もある。問題なのは時給換算で2%も差があり年額計算で給与決定しているので時間外手当(残業や休日勤務)の時給レートが2%も違う。生産職場は確かにトイレ休憩以外にトイレに行けないが年休5日分多くなり時間外手当の差は納得し難い。当方も長期連休出勤があり夏はクーラーがなく冬はヒータも入らない。保全がらみの仕事や新製品流動の為の設備改造だから広い工場で仕事している。食堂なんか長期連休など開いてません。工場近くのコンビニまで車で弁当を買い込むが会社が休みであると品揃えもよくない。フレックスタイムといってもコアタイムといって10時10分から15時25分までは帰宅出来ない。フレックスで勤務したら午前有休や午後有休がなく定時出勤や定時帰宅になる。数年前の新年初日が大雪で午前5時起きで会社に午前9時30分到着。でもフレックスタイムは午前10時10分までは無償だった。社長の話を聞く為に全社員定時出勤が義務で有休も使えない。会社の横暴さはトヨタだけではないですよ。グループ会社のデンソーも同じ。

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    クリスマスは苦手さん、こんにちは。
    フレックスタイム制っていうのですよね。一番仕事が出来る状態の時に仕事をするのが効率的てもありますものね。
    そうですね「やりがい」好きなことだと、例えば別に家に持って帰ってしても、それは好きなことだから苦にはならないでしょうからね。
    仕事として強制されているような感じとか、しかたなく生活のため、とかいうことのほうが多かったり。ま、生きるってことは、その糧を得なければならないのでしょうが。
    「やりがい」を感じさせるとか、「やりがい」を見つけれれる会社ってのが理想なのかもしれませんね。
    ラインという単純作業にも、それはあるのだろうけれど…。

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    仕事のきつさというのは自分の好きなことをしている場合と
    イヤイヤやらされている場合では意味合いが違うと思うのです。
    数年前、与太期間工を卒業した後、自分は名古屋に残り、愛知のメーカーに正社員として雇われました。
    この会社での私の業務は主に製品の出荷管理をしていますが、所定時間外は超過勤務手当がつき、月の超過勤務時間は25時間ぐらい、金額にすれば25000円ぐらいの手当になります。
    ちなみに、この会社では研究開発部門では超過勤務がつきません。その代わり、出勤時間や帰宅時間の決まりもなく、
    前日深夜2時まで働いたら翌日は午前10時ごろ出勤してきたりとか社員に任されていて、要するにいい商品を開発してくれれば時間管理は完全に社員に任せるシステムです。
    先日忘年会で開発社員と話すチャンスがあり、聞いてみたら
    一ヶ月の所定外労働時間は優に60時間を超えていると笑っていました。
    上司が「サブロク協定に違反するから早く帰れ」と言っても
    いざ実験にのめりこむと時間がたつのを忘れていつしか徹夜
    してしまうのだそうです。
    給料を聞いてみたら、超過勤務手当がつかない分、驚くほどの小額、それでも、仕事の話をする彼はとても楽しそうで、
    羨ましいほどでした。
    研究開発は社内でも憧れのようで、毎年そこへ部署変更を申し出る社員が多いとか。
    給料の額や、労働時間は、「やりがい」という一点で逆転されるようです。

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