ボクには、子どもがいないのだけれど…。
3歳や4歳になると、言葉もしっかりしてきて、理解もちゃんとするようになって、人として一番進歩する頃だし、いろいろなことに影響される頃なんだと思う。五感、あるいは六感によって。
毒米の時に何人かの評論家が言っていたのだけれど、その汚染米を食べたとしても、すぐに中毒症状が出るわけではないのだろうが、何年か後のことや、長期間摂取した場合、胎児に対しての影響なんてことを考えると、決して「人体に影響がない」なんてことはないし、もしあったとしても、因果関係というのは極めて曖昧になってしまうのだろう。
「人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない」
母親たちは、太田元農水省のこの発言に対して、怒りとともに深い悲しみを覚えたのではないかと考えている。
例えば、ボクは、その米を食べたとしても「じたばた」しないと思うし、個人的にはその驚くべき低価格に「“毒米”として、その三笠の卸値キロ10円とかで販売すればオレ買うのにね」なんて思ったぐらいだからね。
また環境問題にしても、例えば、100年後にこの国が滅亡しようと、「オレは生きてないのだから、関係ないっす」なんて思う人も多いのかもしれない。
それは子供がいなかったりして、その100年後に自分と他の人間との関係が断絶してしまうだろう人たちで、その見えない将来というのは事実上無関係の空間になってしまうということなのだろうし、「3億年前に氷河期があって生物が大量絶滅したんだよね」なんてぐらいの話でしかないようにも思う。
ほとんど「安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたら、この辺、全部洪水よ」という思考と同じように思う。
「この子になんかあったらタダじゃおかないからね」
母親というのはそういうものなのだろうと思う。自分の命より、子供の命のほうが大切だと思うのも母なのだろう。自分の分身としての子供、非言語でのコミュニケーションが出来るのはそういう関係だからなのだろう。母になるということは、そういうことが出来るということなのだろうと、思う。そして、それをやろうとすることだと思う。(やらなければならないのだけれど)
「あ~、う~」が「お腹空いたよ」ってことで、「あ~、うぅ~」が「水飲みたいよ」で、「あ~、、う~」が「少しお腹空いたよ」なんてのを、理解する能力が備わるのだろうと、ボクは思っている。
わが子を危めて、悲しまない母はいないと思う。本当は。
子どもだけのために生きている母のなんと多いことか…。
環境問題も、例えば、牛乳パックも洗って回収箱に入れる、食品トレーもそうだし、レジ袋も使わないようにする、節電、節水…。全ては将来のために。それはなにもこの国のため、ということではなくて、「この子のために」と思うのだろう。
「愛は地球を救う」ということはそういうことなのだろうと思う。人が命を捨てられるのは「愛のため」なのだから。
いろいろな事件がおこる。それでも、きっと、何かがとり憑いたのだろうと…。それはどうしても抗うことのできないものなのかもしれない、と思っている。

4件のコメント

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    おはようございます。秋ですね。
    でも、まだ工場は暑いのでしょうね。まだ、10月までは。というか、一年中汗かくのだけれど…。
    >名無しさんへ
    そうですね。言わなくても、ま、話相手になるとか、たまには電話するとか、帰省するとか、なんか買ってあげるとか、外食するとか、いろいろあるのだろうけれど…。
    うちの母は「元気でいればいいよ」なんてのが、口癖で…。
    >肝血管腫?さんへ
    そうですね。ま、きっと、一瞬、なにかが起こったのだろうと思っています。
    男性というか父親も、もちろん理解しているでしょうね。おっしゃられる通り、家族ということを意識しないと、国も地球も人類も成立できないでしょうしね。
    ま、戦争なんてのも、それで起きたりするのですが・・・。
    >名無しさんへ
    豊橋なんかも、床下床上浸水がかなりあったそうですね。
    ま、それでも、多くの人はそういう感覚を持っているということだと思います。例えば、飛行機事故なんてあると「日本人乗客はいない」というアナウンスなんてのも、近い感じがしますし…。
    台風なんかも、東京に近付くとマスコミは大騒ぎだけれど…。
    あの発言が「中国や北朝鮮ならいいけれど、名古屋で…」だったら、ま、そこまで、だったのだろうし…。なんて思っています。

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    >安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたら、この辺、全部洪水よ
    全部といっても広いですから、堤防が決壊しなかったかぎり被害が広がらなかったことはまだ幸いというべき。私が見たかぎり、最も被害がひどかったのは、中村区の黄金通付近で、RV車が水に埋まるほどの水位になっていて、現に浸水の被害を受けた多数の車でごった返していた。

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    いくら学習障害があったからって、殺められなければいけない障害でもないですし。最近かなり増えているし。周りの、てか世間一般の視線に母親が耐えれなかったのではないのでしょうか。学習障害でも仕事も出来れば結婚もできますしね。実際に相方が学習障害で、って方もいます。男性も自分の子供に母親以上に理解している方々がいますよ。離れて暮らしていると母のありがたみがよく解りますね。子供達が居なくなれば、忽ち国は成り立たなくなるのを、どれだけの大人が理解しているのか謎です。家族の巨大化バージョンが国ですから、家族が無ければ国も成り立たなくなるわけで。

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    いくつになっても心から一番心配してくれるのは母親ですよね。亡くなってからじゃ何も出来ないので、生きてる内に「育ててくれてありがとう!」って言いたいですね。なかなか言えませんが(*u_u)

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