デジカメで写真を写して、それをパソコンに取り込む、と、サイズのデカさにびっくりするということを感じる人も多いのだろうと思う。思いっきりズームで写したりすると、毛穴までクッキリ写ったりして、化粧ムラとか、吹き出物とか…。プリントしてハガキサイズあたりにすると消えるのだけれど（えっと、レタッチソフトで消すってこともあるのだろうけれど）、携帯電話についているデジカメの進歩も著しくて、一億総カメラマン時代の現代においては、いつ、その「化粧ムラ」とか「吹き出物」が、ネット上に露出するか分からない、という恐怖と隣合せで、例えばスーパーの特売品を買わなければならないのかと、考えている。
きっと、写真を通して毛穴とか化粧ムラ、吹き出物、なんてことを含めた「肌」を見てきて、その肌色なんてことを一番詳しく知っているのは、実はフイルムメーカーとかカメラメーカーだったのだろうと思った。真実を知っている、のだろう。
いったいどれほどの人がフィルムカメラを使っているのだろうか。ボクも持っているけれど、もう使うことはないだろうと考えている。一部のマニアとか、中型大型カメラを使う人はこれまで通り使うのだろうけれど、カメラメーカーがフィルムカメラから撤退して、そしてフィルムメーカーも事業を大縮小して、たぶん利益にはならないところでフィルムを作っているのだろうと思う。その姿勢は素晴らしいと思う。
「いったいFUJIFILMはどうなるのだろうか」なんて声も聞こえてはいた。デジタルカメラFinePixは確かにいいカメラだし、単三電池を使える機種もあって、そのあたりのありがたさ感はあるのだけれど、フィルムを作らないFUJIFILMってのは、自動車を作らないトヨタ自動車のようなものなのだろうし、なんてこともボクは思っていたのだけれど…。

Warm and Warm に、Orange に染まる日々:♪渚の
びっくりした。
あんなに絶対にテレビでなかったみゆきさんが
松田聖子の歌をバックにコマーシャルに出てる。
しかも
化粧品の。

ボクが「びっくりした」のは、中島みゆきさんがCMに登場した、ことよりも、そして

それにしても、美しいね。
年齢考えたら化けものだ。

ということでもなくて、FUJIFILMが化粧品作ったよ、ということだった。
「FUJI愛」みたいなものは（きっとほとんどの人が「写るんです」を使った経験があるだろうしね｛年齢にもよるだろうけれど｝）「どうなるのだろう」という心配とか不安になっていたのだけれど、このCMを見たときに杞憂に終わったのだ。
というか、女性を美しく映すという世界にこそ、FUJIFILMの住まなければならない場所だとも、感じた。それが松田聖子であり中島みゆきさんのCMへの登用であり、老舗の意地だったのかもしれないと思っている。
あとは、きっと「写るんです」を化粧品で復活させて、「デジカメに良く映えるんです」ファンデーションとか「夜景にぴったりなんです」口紅とか、「ベットじゃとにかく美人に見えるんです」アイシャドーとか、きっときっと、FUJIFILMならやってくれるはずだと、思っている。
てか「アスタリフト サプリメント」を服用すれば「写真が上手く撮れるんです」らしい…。（一部マニアの話だけれどね）
＃てか、アサヒビール（だったっけ？）のCMにみゆきさん、出演してたよ。
＃＃ま、そういうことだから、トヨタ自動車から自動車部門がなくなっても大丈夫、どころか、違う道が広がる、ってのは、なにもFUJIFILMの話だけではなくて、レコードからCDに変わったときだって、音楽市場は活況になったのだしね。だから、もしかしたらトヨタがなくなったほうが、日本経済には吉、なのかもしれないと、本気で思っているんだけれど。
＃＃＃トヨタ化粧品…トヨタ自動車の「カイゼン」で培った技術を化粧品へ…。ちょっとヤダなあ。

やっぱり聖子さんもみゆきさんも、きれいな肌なんだけれど、3歳には勝てない？