雇用対策の一環 ODAも活用

NHKニュース 雇用対策の一環 ODAも活用
政府は、雇用情勢が悪化するなか、職を失った人たちに海外での新たな活躍の場を提供したいとして、ODA・政府開発援助の一環として発展途上国に派遣する日本人ボランティアの募集枠をこの春から拡大する方針を固めました。

介護の次はJICAですか。
今朝この驚くべきニュースを見て、いよいよこの国が重篤状態にあることを考えました。次は雇用対策に軍隊かもしれないですね。

JICA-ボランティア 青年海外協力隊:青年海外協力隊とは?:青年海外協力隊事業について:協力隊事業の概要
青年海外協力隊は、自分の持っている技術・知識や経験を開発途上国の人々のために活かしたいと望む青年を、派遣するJICAの事業です。
派遣期間は原則として2年間。協力分野は農林水産、加工、保守操作、土木建築、保健衛生、教育文化、スポーツ、計画・行政の8部門、約120種と多岐にわたっています。

というJOCV(青年海外協力隊)隊員なのですが、この「多岐にわたって」いる職種において、技術や知識は各国の要請レベルによって違うだろうし、語学力も現地語を使用する場合もあるので、例えば技術知識がなくても良いかもしれません。
それでもこの事業は福祉やタクシー業界への失業者対策と同じように「枠」を作って、そして「仕事がないなら」という感覚で「雇用」していいのだろうかと疑問に感じています。ボランティアスピリッツという、ある意味純粋な部分はその「雇用」という精神によって歪められないのでしょうか。それは福祉業界にも言えることなのですが。
そもそも協力隊のボランティア不足には技術レベルに達していないという理由で不合格になる人が多いのではないのですか。例えば日本語教師やPCインストラクターなどの教育文化部門については競争率が高くて、多くはそのレベルに達していないという話を聞きます。他の部門は、かなりの専門性を必要とするのではないのでしょうか。人に教えるのですから。

自動車の整備や農業、それに医療など、専門的な技能が必要な分野ではボランティアが足りないという指摘が出ています。

自動車整備については2級レベル、農業については技術知識、それに経験が必要とされるでしょう、2年、あるいは3年。医療は看護士や医師、理学療養士や栄養士と言った資格がないと、そして経験がないと出来ないものです。その業種においてそのレベルにある人が、仕事がないからJOCVに応募するのだろうか、と考えています。ボランティアとしてJOCVに応募する人はいるでしょうけれど…。
派遣や期間工という非正規労働者を大量に作り出してしまったこの国は、そういった技術や知識を持った人たちを失うことと引き替えに発展してきたのではないのですか。何の教育もされないまま、どれほどの人たちが製造業にいたのか、その人たちに技術や知識を求めて対策なんてことを言う神経がどうにかしていると思います。
ギャグですか?国は全労働者の40%が非正規労働者として雇用され、技術や知識や経験を獲得出来るどころか、使い捨てにされているということを黙認してきたのではないのですか。それが1999年問題だし2004年問題、そして雇用法が変わった2007年問題なのではないのですか。
それともJICAは、この国家的危機において予算が削減されるのが怖くて、こういう決定をしたのでしょうか。海外の難民と国内の難民とどちらが大事なのか、なんて議論もありますしね。
「失業対策」として行うのではなくて、「事業紹介」ということで募集説明会を多くの会場で、行うことが正しい方法ではないのかと思っています。
ボクが問題にしているのは「ボランティア」とはいったいなんのか、というJOCVの原点についてです。
どう違うのか?
ボランティアとはどういうことか、考えて下さい。

3件のコメント

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    可愛い女の子のオッパイやペロペロ画像等が流出

    浴衣を着てのハメ撮り、フェラとおっぱいの写真まで。服を捲り上げて撮ったおっぱいの写真が。彼女は可愛くて、おっぱいの形もすばらしい。彼の妹もまたそれに劣らず可愛い。

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    combiさん、おはようございます。
    確かに汚職もありますし、援助という名を借りた日本企業への利益還元ということもありますよね。
    1人派遣するのに2000万円の経費がかかるという情報も入っていますが、外務省関係はどうもそのあたりが不透明でいけませんよね。大使公邸にいる料理人とかも…。鈴木宗男さんのご専門ですけれど。
    応募する人は純粋な人も多いのでしょうが。全てではないと言うことも確かですけれど。公務員からの出向(派遣)もあるようですし、そうなると出世のためとかもあるだろうし。
    創設にあたっては、青年育成ということもひとつにあったようですし、今もそれが大きいのかなあ。
    魑魅魍魎ですかねえ。
    確かに、どうも予算獲得と、批評緩和、ということなのだろうと考えると、汚れてしまっているなあ、と思います。
    軍隊もボランティアですもんね。

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    こんにちは。
    私の今まで見てきたJICAという連中の事実の部分を書きましょうか。
    ただ、それが全てはないことを加味してくださいね。
    JICAという組織は税金に巣食う究極の仲良しクラブです。なくても何ら困ることはない組織です。
    国境を越えるボランティアというすばらしく今のバカ者のオツムをくすぐる響きで募集をかけています。
    単純に新聞広告や雑誌広告を考えても、これらの経費はすごいですよね。
    そして、応募して来た連中から、自分達の言うことをききそうな連中を中心に人選します。
    一部の例外は、戦略的に人をどうしても送り込みたいという時などで、該当する人物がいればとりあえず当てがいますが・・・
    日本語教師なんて、スキルなんか要りませんよ。
    どうしても行きたくて日本語教師経験が10年以上ある人なんかも応募していますが、ダメな人はダメなんです。しかし、大卒新卒が日本語教師で派遣されてもいますよ。
    この違いは、選考委員にコネがあるかどうかです。
    選考委員に外部の大学教授なんかがいるのですが、そこの研究室関係者だと一発合格ですワ。
    ま、そういうことです。仲良しクラブということですわな。
    あと、いろいろな形で一般公募をしていますが、結局、行く人間はほとんど出来レースで決まってますもんね。
    世間の批判をかわすために経費を使って募集するフリをして、実は自分達の気に入った仲間内でウマイ汁を吸うということですかね。
    実際、JICAなんて、書類上効果が出ていることを無理やりこじつければいいわけで、儲ける必要がないのですから、書類を作らせたら天下一品ですよ。
    JICAの報告書類が公開されていますが、よく出来ていますから、これらを見た人は、きっとうまく丸め込まれること確実です。
    まぁ、こういったときですから、予算獲得を目論んだ外務ゴロが考えていることは容易に想像がつきますね。
    こんな報道を真に受ける人は、脳内お花畑全開ですね。
    とにかく、体制側が 「ボランティア」 を強調して何かをやろうとするときは裏があると考えましょう、まず当たりますから・・・

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