実体経済

2ヶ月後、には、なにかが変わっているのだろうか?
株価が下落しているらしい。急落なのだろうね。そして円高、円が高騰しているらしい。

さよならまでの時間。。。 | 戦慄
暗黒の10月
未来の歴史教科書に そう記載されるかも知れない。
スターレスだよ、星の光さえない暗闇。

そうかもしれないと、思っている。
それでも実体がない、というか、実感しない。数字が新聞紙上に「9000円」とか「90円」という単なる記号として並んでいる、その記号の意味することに対して不感症だ、ということなのだ。
不感症というか、実体がないものに対して何を感じればいいのかが分からない、というのが本音。いや、分かっている、基本的な経済の流れは理解しているのだけれど、例えば「バブル」と言われた季節にしても、「いざなぎ景気」と言われた季節にしても、その前後にあったとしても、その最中にいたとしても、実感するということが無かったのだ。
他者を通じて、例えばテレビとかで、この国がいかに景気が良いか、なんてことを朝昼晩、365日説かれても、自分の生活に変化がない限り、それはテレビの中での出来事だし、架空あるいは仮想でしかないもののように感じていた。
今だって、そうなのだ。
その9000円や90円で、ボクの人生にどれほどの影響があるかと、少し真面目に考えたところで、この位置にいては、「就職がないかなあ」というぐらいのことで(それは大切なことなのだけれど)しかない。
逆に、「ガソリン急騰」はどうなったのだろうか。などと考えていると、円高になるとガソリンは安くなるんだろうねえ、という結果にいたる。輸出はダメでも輸入はホクホクじゃないのか、と考えると、食料もほとんど輸入に頼っている国だから、スーパー行くのが楽しくなるかなあ・・・、なんて結論を眠たい頭は導き出す。
デイトレもFXもやってないし、株なんてのも持ってないし、それに貯金なんてのもないから、「株価下落、円急騰、それが何か」と大前春子(懐かしいね)よろしくクールに考えてしまう。
「円高」の何が悪いのか、と思ってしまう。円の価値が上がるのだから、「めでたいことじゃないのなあ」と、隣の奥さんがあくびをしながら話していた。きっと、奥さんも、円高で「輸入バナナが安くなるよね」なんて考えているに違いない、と思っている。ついでに「ブランド品もバーゲンあるかなあ」なんて・・・・・・。
ガソリンも90円台になるかもしれない。小麦粉もオイルも大豆もポテチも、つい数ヶ月前までは困った状態になっていたことが、少し解決されて良い具合に物事が進んでいるのかもしれない。野村なんてのは、円高だからリーマン関連企業を買収しまくって、さらいウハウハなのかもしれないしね。
トヨタにしても、車が売れないのは「ガソリン高」ということも理由にしていたのだから、「ガソリン安」になるのだろうから、きっとウハウハに売れるのだろうと考えている。そうじゃないと、嘘になるだろうから・・・・・・。
実体経済なんて言葉をよく耳にするけれど、だいたいその9000円とか90円とか、経済自体に実体がないだけじゃなくて、なんだかこの国自体に実体がないようで、年金使い込みの社会保険庁にしても、野党だか与党だか分からない政治にしても、いくらピンハネしてんのか分からない派遣会社にしても、デイトレやFXみたいなもんで、右から左へ受け流すだけの差益で儲けている、そこには汗の匂いも、商品の質感も、人の温もりも、満腹感や空腹感、痛みや痒みもなにもなくて、ただ数字だけが蠢いている、不感症国家なのかもしれないと、考えている。

6件のコメント

  • マキタ【6586】、メディセオ・パルタックHD【7459】売りました♪ 本日114,700円の利益です♪

    皆さんこんにちは~
    日本株ダメダメですね
    昨日の下落率も歴史に残るくらいの大暴落で、長期保有している方はかなり資産を目減りされてしまったのではないでしょうか?

  • ぐるりんさん、こんばんは。
    半年から、1年、その後にまた景気が回復したところで、雇用問題が改善されるとも思わないし、せっかく良い局面に来ていたのに、またこの不景気を理由に良くならないように思います。
    そうですね、株価は、目安で、市場に影響されますしね。ま、それを含めて実体というのが分かりにくいと思います。


  • <株価というものはあくまで目安であって、精密に企業の実力を反映しているものとは思う
    株価というものはあくまで目安であって、精密に企業の実力を反映しているものではないと思う。
    の間違いでした。ごめんなさい。

  • 評論家の意見の多くは、米国では3年、日本では、半年から1年不景気が続くとのこと。
    上海万博があるので、私も長く続かず、評論家の意見の通りになると思っている。個人的には、上海万博の後に(緩やかではあるが、)本格的な不景気が来るのでは、と思う。
    オリンピックや大きなイベントの直後に不景気が来るというのは、実際の経済状態が悪くても、オリンピックの明るい雰囲気で株価が維持される。株価は、結局は人間が売り買いするもので、場の雰囲気というか世の中の明るい雰囲気に影響される。
    株価というものはあくまで目安であって、精密に企業の実力を反映しているものとは思う。

  • まことさん、おはようございます。
    そうですねえ、きっと、時間差でやってくるのでしょうね。まだ世の中は3ヶ月前ぐらいの経済状況下での、商品だったり支出だったりですもんね。
    ボクは、ま、捨てる物もないので、こういう感じで書けるのかもしれませんが・・・。
    それでも良いときにも実感しなかったのだから、悪いときも実感しないで終わってしまいたいと願っていたり。
    半年も過ぎれば、どの程度のものかは見えてくるのかもしれないですね。

  • 記事をとりあげて頂いてありがとうございます。
    目先、パニックが起こり
    時間差で事の重大さに気づくのでしょう。
    大恐慌時代は戦争でも起こして
    全部チャラにしてしまったのですが
    何事も静かな足音でやって来て
    振り返ると恐ろしい時代ということに。
    こんな格差社会だったら
    戦争にでもなってリセットされてもいいのですが。
    確かにバブルの頃も数年前から続く好景気も
    まったく実感がありませんでした。
    特に去年あたりまでの好景気は格差を生むだけのものでした。
    自分自身は骨身にしみて痛い目にあってます。
    額に汗して稼いだ金は泡となり消えていくのです。。。

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