派遣が悪い理由

梅の花3月5日
う~んと、派遣社員や期間工の善悪は多くの場合その表面的な問題、例えば雇用、格差、貧困、少子化、企業利益、国際化、価値観、という言葉と関連付けて語られれます。存在自体が量的であるように思います。あるいは経済的な問題として計算される事象と言うか。
国家、企業、個人、という三者間での取引で、だれもが儲かりたいと思うことが国家のありかたなのでしょう。文明化なんていうのは、そういうことでしょうし。国だけが豊かになる、ということは、ほとんどありませんし。(一部独裁国家ではありますが)地球に置き換えても同じです。
その「だれもが儲かりたい」という時代が終わったのだろうと思います。高度成長期に象徴される良い時代はみんなが儲かっていた時代だろうし、そういう時代には共同体意識や家族という意識を多くの人が持っていたのだろうと思います。今ではヤクザ社会にしか残っていないような、オヤジ、ネーサン、兄弟のいる風景というのが、どこにでもあった社会だったのでしょう。だれもが儲かる、というよりも、下のものをいかに豊かにするか、ということだったのでしょう。
そんなことを考えていると、派遣や期間工としての雇用のあり方の最大の問題点は、自分の位置の喪失なのでしょうね。その関係性がなくなってしまった現在においては、自分の目的、存在感というものも見失うのでしょう。「なぜ生きているのか」とか「なぜ働いているのか」とか。
労働=生きるということ、生きるということ=金、労働=金、として考えることしかできなくなると、単純に労働を切り捨てて「生きる=金」ということになるでしょう。非正規労働が悪いというのは、そうした精神構造になってしまうということです。労働の本質を見失って、ただ生きるための金、ということしか考えられなくなったときには、どんな方法でもその金が入ってくれば良いのだから、生活保護の金だろうが労賃としての金だろうが、同一の価値観になってしまいますから。
「お金を儲けることは悪いことですか」という村上さんの名言、どうして多くの人は違和感を感じたのでしょうか?そのお金の種類への拒絶反応があったはずです。ところが一番拒絶反応を示した人たちが、今度はその「お金」を手にしているということ、それが問題だと考えているのです。
セーフティネット、厚い保護政策は必要でしょう。こういう経済状況下ですから、餓死者がでないとも限りませんから。ただ、三者(国、企業、個人)が円滑に関係を保った上で「働く意義」とか「この国の未来のために」とか「家族のために」なんてことを、ヤクザだけではなくて多くの人たちの精神的居処にしないと、盗んだ金でも金は金だろ、なんて人が多くなるのだろうと思っています。
それはモラルハザードなんていうちょい悪な感じではなくて、もう少しエグイ感覚の、例えば「犯罪容認」なんて感じの言葉であてられるような観念になるのだろうと考えています。
そして「強盗することは悪いことなのですか」なんて平気で言う人がかならず出てきますから。というか、もう気分的にはそういう人が多いのだけれど。国にも企業にも恩も義理もないんだから、この国の将来未来なんてどうなっても良いよね?ま、せいぜいオレが生きてる間だけ無事なら、それでおk!

3件のコメント

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    てめえが生きてる間だけよければこの国の将来、未来はどうなってもええだ?この糞が!面接を一件も受けてねえだの気持ちが働こうという方向にならなければ?だぁ?このボケカス野郎が!てめえなんぞ日本から出ていけや!カスみてえな文章、並べやがってよ!お前の糞言い訳コメントに賛同する馬鹿が居ること自体、日本は終わりだわ!頼むからお前みたいな日本人は~よ!ほんと死ねよ!

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    クロさん、おはようございます。
    就職活動は、面接はまだ一件も受けてないんですよ。金額は手取りで14,5万円で良いのですけれど。
    新聞配達とか、郵便局の配達とか、今は考えています。あと、コンビニの深夜とか。1000円×8時間で、15万円にはなりますから。
    気持ちが働こうという方向にならなければ、と思っています。

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    就職活動のほうはどうですか?
    僕は先ず給料の額を見るんですが、その時点で
    働こうと思えるところがない感じなんですが・・・

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