ごくせん

「人には、大切なものを守る力さえありゃ、それでいいんだよ。」
というヤンクミが矢吹(だったかなあ)に言う台詞をいつまでも憶えていて、ボクにとってのヤンクミはあのシーンだったり…。その国民的ドラマになっている(と思う)「ごくせんTHE MOVIE」が明日から公開ということで、主演の仲間由紀恵さんが先日から日テレ系の番組にずっと出ています。
ボクは、第二部、KAT-TUNのふたりが出たシリーズしか見ていないのですけれど、ヤンクミ語録やいろいろなシーンを憶えているほどとても印象的なドラマでした。ヤンクミを含めて生徒たちの人を受け入れる姿に感動したものです。設定は、どうなんだろう、あり得ないのだろうけれど、出来事は普通にあることだったりで、それにキチンと向き合うD組の生徒たちが良かったですね。
不登校だったとしても、ああいう感じのクラスメートがいたら、きっとどうにかしてくれそうと思ったりもしました。「明日な」という場面が何度もありましたしね。過去でもなく現在でもなく「明日な」ということ、そのことがドラマのテーマだったようにも感じました。
人は出逢いなんだなあ、とも深く思ったことを憶えています。たぶん、そういうことなのでしょうね。出逢いで人生が決まるようにも思います。先生やクラスメート、そして好きな人や本や映画、音楽なんてのもそうでしょうね。そして多くの人はごくせんに励まされたのだろうと思っています。
うまくいかない人生もあります。
強く生きろと言われて強く生きることが出来るのならば、不登校も鬱の人もいないでしょう。ちょっとしたこと、そのヒントがなかったりもします。ヒントも出逢いなのでしょうが…。人の気持ちは人それぞれで、その人にしか分からない部分が多い。それを普遍的に考えると窮屈になるのだろうと思います。ヤンクミのように「それでいいんだ」ハッキリと言ってやれる勇気も必要なのかもしれませんね。
次のような取り組みも行っているようですね。

第5節 労働市場で不利な条件下にある青少年の支援
若年失業者の就職を支援するため,東京,神奈川,愛知,大阪及び兵庫に設置しているヤングワークプラザにおいて,安定した雇用を希望する若年失業者に対し,個別指導方式によるきめ細やかな就職支援を実施している。

具体的には、愛知県の「特定非営利活動法人いまから」という団体が「ふるさと交付金事業求人」で行っている「農業、林業、福祉サービスの体験プログラムを企画・運営し若年不就労者と共に労働体験をしながら、労働の場を開拓していく」というものがあるようです。
特定非営利活動法人いまからの募集要項
既存の職種職業だけではなくて、雇用の創出というのは、いろいろな面から考えなければならないのでしょうね。自然とは共存しなければならないとエコの問題がクローズアップされているのですけれど、どうも人との共存をこの国の社会システムは忘れているのではないかと思うときがあります。企業利益のための政策、それに付属しただけの雇用対策なんてことではなくて、企業が損をしてでも同胞を救い出すという気位がないと、いろいろな問題は解決されないように思いますけど…。
ごくせん卒業スペシャル’09 ヤンクミ最後の卒業式![2枚組・本編+特典ディスク] [DVD]
(7月11日一部訂正加筆しました)

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