1Q94

村上春樹さんの「1Q84」ではない。
#ちょっと真似てみたけれど…。
おととい昨日と63歳の派遣社員の男性の自殺について考えていて、なんだかやっぱりこの身の将来のことを考えると気持ちが落ち込む。希望みたいなものはないのだしね。これが20代とか30代前半なんてのならば、まだ何かに繋がる希望もあるのだろうけれど。
48歳の時に工場の街に、その男性がやって来たのが1994年。15年前のことでした。48歳、希望はあったのでしょうか。ひとりで派遣会社の寮に住む、家族もいなければ、知り合いもいない、贅沢するわけでもなければ、車さえ持っていない、彼にとって働くとは一体どういうことだったのでしょうか。
そのあたりに、多くの人が集まっている。非正規という人たち。小さい範囲の中にいて、少しバランスを崩すと転げ落ちる場所。
1993年
4月 「納菜の儀」皇太子・浩宮徳仁さまと雅子さまが婚約
8月 細川護煕 首相内閣。土井たか子が初の女性衆議院議長。九州で集中豪雨が発生
12月 田中角栄が死去
1994年
1月 ロサンゼルス大地震が発生
6月 長野県松本サリン事件。村山富市 首相内閣が始まる
7月 金日成主席が心臓病のため死去
9月 関西国際空港が開港
10月 北海道東方沖地震が発生
12月 三陸はるか沖地震が発生
1995年
1月 阪神淡路大震災が発生
2月 地下鉄サリン事件
Memoroca参照
バブルがはじけて、1994年から、この国が少しずつ軌道修正できない方向に転換していったのでしょうね。そしてそのまた3年後から自殺者が3万人を越えて、今日まで11年連続で減少することがないというもの、1994年という年がひとつのポイントになるのだろうと思っています。
すでに歴史学者や経済学者によって考察されているのでしょうが…。
1987年の横枕さんの絵

7件のコメント

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    悠々さん、こんばんは。
    えっと、その心身が健康であると言うことが分かりにくいのも精神疾患の特徴ですものね。考えられないことを考えてしまうから…。
    捨てたい過去や捨てなければならない過去、戻りたくない場所、会いたくない人、たぶん多くの人はそういうのを抱えて生きているのでしょうね。
    特に哀しい出来事があったとしたら。
    プラスに考えられる人、そしてそれが出来ない人、と、そこもいろいろいますので「考え方ひとつ」ということもまた困難なことだったりすると思います。
    マリア、それもグラナダのマリアなのだろうとボクは思っていますけれど。これを書いた人も、また、心を病んでいましたから…。

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    こんにちは。心身ともに健康であれば自殺は考えないかも。
    家族も誰も知り合いが居ない場所を住処に選んだということ、何か捨てたい過去があったかもしれないですね。
    48歳は自分とさほどかわらない年齢ですが、考え方ひとつで幸せにもなるし、苦痛にもなるわけで。
    しかし不思議な絵ですね。漢字が書いてあったりイタチ?がいたり、マリア様?謎ですね。

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    >御巣鷹さんへ
    体調はどうですか?
    暑くなると、少し外に出るのが億劫になるかな。ボクもですけれど。
    放送大学の入学案内を取り寄せました。少し学びたいことが出来たので。けっこう面白い講座が多いですよ。ご存知だと思いますけど…。今さらなんて言われそうなんですが。
    生きるってことは、生命維持装置で延命されるようなものじゃなくて、やはりなにか目標なり、楽しみなりを持てるようにならないと、と思います。
    いくら働いても、それさえも出来ない仕組みってのも問題ですけれど。
    >hiroさんへ
    いえ、ボクがモデルの絵、でもなくて、知人の画家から頂いたものです。もう20数年前です。知人と言っても、ボクよりかなり年上ですけれど。
    >いるうさんへ
    個人名を出しているので削除しました。
    個人的なご質問はメールでして下さい。

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    トヨタ田原工場にいた田窪さんてご存じですか?

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    この絵は田原さんが書いたのですか?

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    エコカー減税 トヨタ

    花ごころ・トヨタ自動車共同開発!画期的 最高級培養土!花ごころ 最高級培養土 エクセレント 12L商品価格:1,381円レビュー平均:0.0 簿記2級合格にまつわるエトセトラ: 新型トヨタ<プリウス>大人気月販計画1万台の18倍となる驚異的な数字となっています。 ト

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    夢や希望のない状態だと、なんだか毎日の生活が延命治療を受けてるみたいに、ただ単に生命体として維持してるだけの様な存在に感じます。
    その通りです。48歳で華のない工場街で、非正規の身で独りで寮に住み、配偶者も知人もいない状況から暮らした15年間。
    何の為に、誰の為に生きたのか、生きなければならなかったのか、ホントに、この国の在り方が生み出した悲劇です。

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