介護の問題
「待ってくれ、洋子」という著書を長門裕之さんが出版されたそうですね。ワイドショーのコメンテーターは「自分は出来るだろうか」と言っています。
出来ますか？
例えばあなたの奥さんが、旦那さんが、恋人が痴呆症になって、あるいは介護を必要とするようになったときに、あなたはその人のオムツを替え、身体を拭き、ご飯をたべさせてあげて、入浴をさせてあげることができるますか。
祖父は脳梗塞で倒れて、最後は気管支炎で亡くなりました。痰の処理がうまく出来なくて、最後のほうはいつも苦しそうにしていました。何日も前から親戚も集まっていた臨終の夜のこと。ボクも枕元にいて祖父の様子を見ていました。その夜は特に痰を切ることが困難のようでした。そのとき父が祖父にくちづけをして、その詰まっているだろう痰を吸い取ろうとしました。それで祖父は少しは楽になったように見えました。
しばらくして医者が来て、そうしてまたしばらくして祖父は亡くなりました。11月の寒い夜のことでした。
出来ますか？
普通は入院させて喉を切開するのでしょうね。父はそうでした。父は肺の病気だったので肺にも穴を開けていました。そうして最後は喉にも穴を開けてしゃべることも困難になっていました。
ボクたちが出来たことは（ボクは臨終に立ち会えなかったのですが）医者に依頼することだけでした。母は泊り込んで介護をしていましたけれど。完全看護の病院だったのですが、そうすることが母の愛だったのでしょう。
祖母は痴呆症になり、最後の数年間は動くことも出来なくなりました。その頃は痴呆症の介護施設もあまりなかったし、それが普通のことでした。老人ホームに入所させるということは「親不孝」なんて言われていました頃ですし。祖父と同じように祖母も自宅介護で、そして自宅で息を引き取りました。父も母もそれが親のためであり、子供の責任だと考えていたのでしょう。
母は祖母の排便排尿の世話も嫌がらずにやっていました。痴呆症が激しくなると、祖母は罵るようになりましたし、身体が動かなくなると物を投げたりもしました。そしてオムツを投げることもあって、部屋からはいつも異臭が漂っていました。それでも母は根気よく片付けていました。
祖母の死を、ボクは、哀しく思いませんでした。というよりも喜んだといったほうが良いでしょう。これで家庭が平和になると思いました。母は嫁いだ先で4人の子育てが終わると、3人の介護をしてそしてひとりになりました。
出来ますか？
ボクは出来ません。嫁いだとして、赤の他人ですから。我が子、我が親ならば出来るかもしれません。あるいは愛する人ならば出来るかもしれません。汚れた下半身を手で拭えるでしょうし、口で汚れを落とすことも出来るかもしれません。
ただね、ボクは父親の祖父へのくちづけを見て以来、あるいは母親の祖母や父への介護する姿を見ていて、愛情というものは子供と母親の関係のようなものなのかもしれないと思いました。子供のウンチを汚いと思う母親はいないでしょうからね。
あるいは性倒錯、パラフィリアというのは、全部ではないですけれど、障害とか精神疾患なんてことではなくて、より高度な愛情表現だと思っています。
というか介護は相手を全て受け入れないと出来ないでしょうからね。それを喜びとするようにならなければと思っています。綺麗とか汚いということを思うようではダメなのでしょうね。エトスはエロスとパトスに支えられて人を動かすってことなのだろうと考えています。
介護というのは、簡単に出来る問題でもないし、まして収入が月に15000円上がったからといってやれる問題でもないのだろうと思っています。
他意なし
がんちさん、こんにちは。
ま、それでも求人票にはその使えることを前提としていたりしますから。それは全ての資格にいえることでしょうしね。持て入ることと使えること、使いこなすこと、なんて別でしょうし。アピールできるか、自信があるか、ってことが肝かなあ、なんて考えています。「役に立つ」という以前に。
ボクが書いたことと似た状況…。なんだったかなあ。ボクは「年上の女性に甘えて」はいませんけれど？否定も肯定もしていないし。ま、本人たちが幸せなことが一番だと思いますが。
こんばんは。
フォトショとイラレに関しては、確かに良いものと思います。ビルダーは安いソフトですから入口にはいいと思いますが、使えてもそんなに役に立つかなぁ、な感じです。
就職が有利とは言っても、結局、求人は経験者募集ばかりですしね。
何のための工業高校だったのかなぁって思ったりしています。そういえば僕が卒業時のクラスの内定者は11人だけだったし。当人の希望もあったでしょうから一概には言えないんですけれど……僕も新卒は不採用だったし。
僕も、アウトルック関係は全くです。オートCADもアルバイトをしながら勉強しましたけれど、今は役に立っているかと考えると「？」です。
ただ、2年近く無職で数十社も不採用になると危機感にも慣れすぎて、じゃあどうしよう、逆玉狙うか……なんて一人で考えては毎日が過ぎていくので、本気でヤバイかもしれませんね。大川興業の総裁は150社近く不採用になったのが切っ掛けで大川興業を設立したらしいですし。
前に田原さんが記事に書かれていた内容に似た事態で、僕も年上の女性に甘えていますし……
内容が関係なくなりましたね。
駄文、失礼しました。
がんちさん、こんばんは。
良いものを持っていますね。ボクはフリーソフトなので。
http://www.w-frontier.com/software/ezhtml.html
なんて良いですよ。
あと、ボクは
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se264071.html
これを使って、前は作っていました。今も使っていますが。
でもそういうソフトを使えることが就職では有利ですよね。ボクはアウトルックエキスプレスも使ったことがほとんどないので、ポリテクの時に「ええ、知らないんですか」なんて言われましたけど。
そうなるとFC2なのかなあ。
教えて頂き、ありがとうございます。
ブログじゃなくてHPです。一応、型遅れのビルダーとフォトショとイラレを持っているので、コツコツ作っているのですが、中々慣れずに……
まぁ、暇つぶしにはなっていますけれど。
プロバイダーを調べてみましたけれど、色々と制約があるみたいで。別にやましいことを使用としてる訳じゃないんですけれど。
色々、検討してみます。
ありがとうございます。
がんちさん、こんにちは。
軍隊、それとかボランティアなんかの経験もアメリカは評価されますよね。軍隊は、ま、日本のとは違いますし。ボランティアも、例えばアメリカのピースコーと日本の協力隊だと全然ちがうみたいですしね。
それでも自衛隊のOBがいるところは優遇されているみたいですよ。トヨタ自動車もOB枠みたいのがあるみたいですし、期間工で入社してもすぐに登用されたりね。ボクの同期にもいましたけれど。
ボクもボランティアを何年もやっていたのですが、キャリアとして認められるというか、変わり者扱いだったり…。
えっと、HPですか。ブログではなくて？
プロバイザーのサービスをお使いになったらいかがでしょうか？それだと広告も出ないのではないですか？
ボクも最初はプロバイダー（ぷららでしたが）で作りましたよ。ただプロバイダーを変える時に引越したりが面倒なので、レンタルサーバーを借りましたけれど。
FC2もいろいろサービスがあって、それに投稿画面も使いやすいのですが、広告がどうもうるさくて…。アメブロもそうですけれど。仲間を増やしたいのならアメブロとかがいいかもしれませんね。ボクは好きじゃないですけれど。
Yahoo！は思いし、なんか見難いし、あとはエキサイトなんてのは老舗ですけれど、使った感じは、いまいちだったかなあ。特にping関係が。
あとninjaは、どうなんですかねえ？
http://blog.seesaa.jp/ とかが良いかなあ。
ということで、
1、プロバイダーブログ
1、seesaa
1、jugem
2、FC2
という感じかなあ。
jugemはいじれるし、携帯サイトも操作できるので…。それにいざとなったら有料にして広告を取り払って。ま、seo的にどうなのよ、ってところもあるのですが…。
えっと、ブログじゃなくてサーバースペースだけだと、
http://xrea.com/
http://www.000webhost.com/
なんてのもありますね。
wreaは最近良く目にするかなあ、アフィリサイトの方が使われているかな。
ということで、プロバイダーのが安心無料で良いかなあと思っていますが。
そうですね。
現在は失業者や貧困者の受け皿的な側面ばかりが報道されている感じもします。
この例えは適切ではないかも知れませんが、僕には自衛隊の方々とかぶって見えたりします。
米国の貧困対策で入隊促進みたいな……もう国家をあげてですしね。それなりに従軍経験が評価されるので、まだ良いのかも知れません。戦争が良いことではないのは明らかですが、除隊後を考えると、やはり社会全体からのリスペクトが必要なのはそうでしょうね。
日本では自衛隊員や除隊された方が、企業に受け入れられやすいとも思えませんし。
介護職も、なんとなく同じ構造に見えてきたり。
まぁ、どちらにしても何某のスキルは身に付くので、その後
の事は本人次第で片づけられてしまうのかな、と。
そもそも、「その後」ありきで就業という時点でどうなんだろう、と失業の身ながら色んな事を漠然と考えて毎日が過ぎていきます。
あと、全く関係ない事で質問なんですが（突然で申し訳ないです）、最近、HPを作ろうと思っているんですが、オススメの鯖、どこかありますか？ 現在はFC2を考えているんですが、どうなんだろう？ という感じで。忍者なんかもイイかなとか思っているんですが、無料でオススメがありましたら教えて頂きたいと思って質問してしまいました……
不快に思いましたら無視して頂いても構いません。
駄文、失礼致しました。
がんちさん、こんばんは。
そうですねえ、入所者の介護度というのもあるでしょうね。痴呆症の方や、寝たきりの人をイメージしてしまいますし。実際そういう人たちも多いのでしょうし。また、高齢者だけではないですし、入所者からの暴力もあるでしょうし。
看護と介護は、確かに格差みたいなものを感じるでしょうね。特に病院施設の場合は。父もそうだったのですが、結局は看護婦の方たちより介護の人にお世話になるんですよね。というか看護婦が嫌がることを介護の人に回している、という感じも受けましたし。
ま、いろいろなことがあるってのは、問題の前提なのですが、やれやれ言う割には現場のことが伝わってこないのも福祉職かなあ、なんて思っています。
自己責任論というか、社会全体がリスペクトするようにならないと、今のように単なる失業者対策として福祉介護士を量産するのは、と思っています。「どうせ失対で介護士になったんだろ」なんて言われるのかなあ、なんてことも思っています。
看護婦が「白衣の天使」と言われるように、と思っていますけれど。
途中で切れて申し訳ないです。↓続き
訓練所の隣が公園で、毎週、炊き出しが行われていて、一緒に訓練を受けていたおばさん方は明らかに特異な世界という感じに見てましたし、僕がヒッチハイクで旅行中に炊き出しに並んだことがある話をしたら、それ以来、からかわれるようになりましたし……よく見れば、炊き出しに通っている独居老人が混じっていることも、すぐに解ると思うのですが。（そのおばさんの息子さんの刺青の話や、旦那さんのやんちゃ話を聞きながらですから、美意識や想像力とは何なのだろうと考えてしまいます。）僕が、俗流若者論のような身なりなのも原因だと思いますが……
まぁ、やはり問題は従事者の意識に帰結するし、そこで、もう聞き飽きた自己責任論のなるのか、なんて思うと今のこの国じゃ無理かな、なんて諦めてしまうのですが。
僕自身、税金で訓練していて、従事してない辺りの自覚の無さも無責任ですね。カルチャースクール感覚になってしまっているのは、やはり国民として恥ずべき事ですよね……
纏まらない駄文、失礼しました。
僕は介護関係の資格を取って、実際に短期間ではあるけれど施設や訪問介護をやったことありますけれど、そんなに思ったほどきつくは無かったですね。
むしろ、色んなことを知ることが出来て面白かったくらいです。
ただ、やっぱり介護職に従事していないのは、給与を含めた「環境」が原因です。
実務的なことは、そう抵抗はありませんでした。よく言われる排泄のことなんかの、ネガティブな側面はやってみると実際にはそんなに抵抗もなく（慣れるというか、こういうモンと思うというか）被介護者も慣れているので、それなりにスムーズに行えました。勿論、資格取得段階でしっかりと知識を植え付けていれば、ですが。
よく言われることですが、被介護者が皆、介護のプロを求めているわけではありませんし。新米ヘルパーじゃないと向かない利用者もいるわけです。料理や洗濯なんかを教えるのが好きな利用者さんだったり。（勿論、痴呆等で本人に自覚がない場合でもアセスメントしてそういう新米を担当にしたりします。）他にも、僕が知る限り、現状は￥/時間で介護の金額は決まっていて厳格なケアプランに乗っ取って介護を行っているので、独居老人なんかは全てをケア出来るわけではない、そこで御本人や御家族に「ヤクルトを取りませんか？」と提案したり。勿論、介護保険適応外にはなりますが、新聞は数日溜まったくらいじゃ特に異常に思われなかったりするので、毎日、必ず飲むヤクルトが効果的ということで。無くなって無ければ、ヤクルトレディーはすぐに「あれ？」と思いますから。
後は、利用者さんの人生を知ることが出来ることも僕には魅力の一つでした。
秘守の関係で詳しくは書けませんが、痴呆の症状が現れるのが毎月決まって月末で、その方は元自営業の経理の仕事をされていた習慣が、きちんと体に染みこんでいて……
こういう事や、地域における施設数の差や、よく言われる福祉先進国の介護はどういうモノで（日本の国民性と違い、本当に淡々と決められたことを時間こなして帰って行くとか）、それを支えている国家の財政とか（北欧諸国は軍事産業が盛んであったり何かの話をしたがらないのね、と確認したり）、少子化対策（婚外子を認めている国の話とか）、社会における福祉全般の事を知る機会は、とても良い勉強が出来る時間だったと思っています。
ただ、やはり看護職との差（給与ではなく、例えば同じ身体介護を行っていても感染症予防の手袋を配布されるのは看護士だけだったり）や、一部の介護従事者のモラルの低さ、なにより給与の額（つまり僕が最初に言われたことは「18歳独身でも40歳家庭持ちでも、勤続年数が多くても少なくても、この額しか出せないのが現状です。」）が介護従事者が増えない問題の大きな部分だと感じています。
介護を必要としているのは高齢者だけではなくて、身体、精神障害者などもいますし……
やはり、誰もが好むような職業では無いでしょうし、田原さんが以前の記事で書かれていたように「介護スピリッツ」みたいなものも必要だとは思っていますが、個人的には「環境」次第でやれないことは無いと感じています。
その「環境」に上記のような事プラス、利権や差別意識や政策なんかが絡み合っていて、現状になっているのかな、なんて思っています。そして、そういう側面で、どうしてもネガティブな情報ばかりが広まってしまい悪循環になっているのかな、と。まぁ、実際にそうなんですけれど……
後、僕は職業訓練で資格を取りましたので（おそらく普通の職業訓練と別に介護人材養成○○みたいな団体があり、予算の配分も多少関係していると思います。）講師の方にも恵まれていたということもあると思います。
民間の学校で取得された方は、明らかに「最低限これだけやっとこうね。」だけやって取得しましたってケースも多いみたいだったし。プラスαの部分がむしろ大切ってのは、どの資格も同じかも知れませんけれど。
人材を養成する場も、問題の一つかも知れません。介護に対する国民の興味も原因でしょう。
ただ、このままでは悪循環だけで介護が一人歩きしていきそうだ、と思っています。福祉の中の一つとしての介護なんですけれどね。
訓練所の隣が公園で、毎週、炊き出しが行われていて、一緒に訓練を受けていたおばさん方は明らかに特異な世界という感じに見てましたし、僕がヒッチハイクで旅行中に炊き出しに並んだことがある話をしたら、それ以来、からかわれるようになりましたし……よく見れば、炊き出しに通っている独居老人が混じっていることも、すぐに解ると思うのですが。（そのおばさんの息子さんの刺青の話や、旦那さんのやんちゃ話を聞きながらですから、美意識や想像力とは何なのだろうと考えてし
＞ホームレスさんへ
確かにすごいですよね。仕事だと言っても、出来ないかも。元気なうちと、ま、死んでから恩恵を受けるかなあ。昔は当たり前だったのですけれどね。
養子で同居は嫌だなあ。養子で別居なら良いけれど。というかそれがボクにとってはベストかなあ。なんて。
＞負けないさんへ
1億円かあ。そんだけいただけるのなら、なんでもするのに、それこそ養子にしてくれないかなあ。あと20年として年間500万円かあ。そうなると「早く死んでくれ」と思うかもなあ。やっぱり先払いは良くないかも。
このゆずジュース売りの人は、テキヤさんのにおいがしました。ま、仕入れて売るのだから、いいのですが。
夫婦二人で約１億円入居費用かかるという老人マンションに行く機会があったのですが「お金払ってるんだから当然」という考えと「お金もらっているんだからしかたない」という介護状況です。
身内の場合は無償の介護です。だから何かか違うとおもいます。
馬路村はこのゆずジュースで村おこししたんですよね。
他人の親の介護できる人ってほんとすごいですよね。
尊敬します。
元気なうちは誰でも同居して恩恵を受けますが
病気したりすると逃げますからね。
まあ理想は養子に行って奥さんの親と同居が
ベストです。現代社会では。