タクシーの三大利用客
老人、病人、酔っ払いがタクシーを最も利用する人たちだと思うのだけれど?
今後さらなる高齢化社会の到来で利用者数増える、ということが言えるのではないかと思っている。団塊世代の人たちは、今はまだ元気に自ら車の運転をしているのだけれど、いずれは免許証を返還してしまう。「ファスト風土化」した街は自家用車を運転して買い物をする仕組みになっている。車を運転しなくなった人たちはタクシーを利用するようになる。いや利用しなければ買い物も出来ない。
衰退した中心市街地がこれから活性化するとも思えない。コンビニが徒歩圏内にあるとしても商品に限界がある。マーケットは拡大する。
買い物だけではなくて、医療施設も郊外に移設してしまった。豊橋市が良い例だ。飯村の医療センター、市民病院、ハートセンター、どれも中心市街地から3キロ以上離れてしまっている。駅から歩いて、なんてことはできなくて、「駅で降りてバスかタクシーで」という状況になってしまっている。
中心市街地に住んでいる人たちにとって救急病院が遠くなってしまったということは、死ぬ確率が高くなったということなんだけれど、それでも「駐車場が広くなって」便利になったと喜んだ人も多かったのが一昔前。車を乗ることが出来ない車社会をイメージできる人は少なかったのかもしれない。
人が集まる場所は郊外に移ってしまっているいるのだから…。
今はまだ自力で、例えば自宅からバス停までとか駅まで行っている人も、自宅からタクシーを利用するようになる。きっとタクシーが足らなくなる日が来る、かもしれない。待機なんてしなくて、着発状態が1日中続く、かもしれない。
タクシー業界って、けっこう明るい未来だと思うのだけれど?どうだろう?
ということで、今年度も本日で終了だね。自治体が発行している、タクシー助成券も今日3月31日が使用期限だろうから、最後のかけこみ需要があるかもしれないね。「あまったから海までドライブに行くか」とか「あまったから運転手さんにあげるよ」なんてこともあるかもしれないね。
明日からは使用期限の切れた助成券を受け取らないように注意しないと、なんて自分に言い聞かせているのだけれど。色が変わるらしいから、たぶん、間違わないと思うのだけれど、それでももらってくる人が毎年いるということなので…。
助成券ではなくて、診察通院なんかにはタクシー料金も健康保険が適応されれば良いのにね。そう思った。
豊橋駅タクシープールから広小路方面